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翻訳の仕事|専門分野のない人が翻訳者になる方法

 2019/05/02 翻訳 この記事は約 11 分で読めます。
翻訳の仕事

このコンテンツは、10年以上の経験を持つプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。


こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。

笑顔のアキラ

今日は、専門分野のない人が翻訳者になる方法について説明します。

翻訳の仕事というと、たいていの人が「英語が得意ならできる」と考えているようです。

中には「TOEIC 500点~700点くらいあれば翻訳の仕事ができる」と勘違いしている人や、そのように書いているウェブサイトもあります。

でも現実はそんなに甘くはなくて、その程度の英語力では翻訳の仕事はできないし、翻訳者になるには、英語とは別に専門分野が必要です。

そこで、

  1. 翻訳者になるにはどれくらいの英語力が必要か?
  2. どうして専門分野が必要なのか?
  3. 専門分野の知識がない場合はどうすればいいか?

について説明します。

前置きは飛ばして読みたい場合は、「専門分野の知識がない場合はどうすればいいか?」から読み始めてください。

翻訳者になるにはどれくらいの英語力が必要か?

「翻訳者になるにはどれくらいの英語力が必要か?」というのは、翻訳者を志す人なら誰でも気になることだと思います。

ネットで検索すると、「TOEIC 500点で大丈夫」と言う人もいれば「TOEIC 700点で大丈夫」という人もいます。

でも、そういうのは信じてはいけません。

ナオ
えっ?でも、「TOEIC 500点で翻訳の仕事ができる!」って断言している人がいるし、副業を紹介するサイトを見ていたら「TOEIC 700点で翻訳はできる!」って書いてあったで!
アキラ
そういうのは裏に何かカラクリがあるから信じない方がいい。

そもそも、TOEIC 500点や700点くらいの英語力で翻訳者になれるなら、翻訳の仕事が必要なくなってしまう。

ナオ
えっ、何で?
アキラ
それくらいの英語力は、しばらく真剣に勉強すれば誰でも身につけることができるから、翻訳者に高いお金を払って仕事を依頼する必要がないでしょ。
ナオ
げっ、確かに。

普通の会社員でもTOEIC 700点くらいの人は大勢おるな!

私が過去に翻訳を学んだ翻訳スクールでは、TOEIC 700点以上の英語力がなければ入学が許可されませんでした。

また、私が運営する翻訳講座では、TOEIC 600点以上の英語力がなければ講座に付いて行くのは難しいと思います。

そして、翻訳の勉強をしながら、実際に翻訳の仕事を始めるときにはTOEIC 900点を取れるくらいに英語力が伸びているのが理想です。

翻訳の仕事にリスニングは必要ないので、リスニングのテストがあるTOEICを目安にするのは適切ではありませんが、あくまで目安としては、それくらいの英語力がほしいところです。

どうして専門分野が必要なのか?

多くの人は、英語が得意なら翻訳の仕事ができると考えがちですが、翻訳の仕事を続けていきたいと真剣に考えているなら、英語とは別に専門分野が必要です。

英語が専門分野じゃないの?」と思うかもしれませんが、プロ翻訳者になるなら英語はできて当たり前で、英語に加えて専門知識が必要です。

たとえば、私の場合は、IT、無線通信技術、半導体製造工程、3Dグラフィック、機械、特許明細書などの知識があるので、これらの分野の翻訳をすることができます。

こうした専門分野の知識を持っていると、以下のようなメリットがあります。

<専門分野があるメリット>

  1. ライバルが少ないので仕事の依頼が途切れることがない。
  2. 難しい分野であるほど高い料金を取れる。
  3. 自分の得意な仕事だけ引き受ければいいので効率よく仕事ができる。

一方、専門知識がない場合は、継続的に仕事を受注することが難しいし、高い料金を取ることができません。

英語が得意な人は大勢いるので、他の翻訳者と仕事の奪い合いになるからです。

当然、安売り合戦になるので、高い料金を取ることは難しくなります。

ですので、たまに翻訳の仕事をして小遣いを稼ぐ程度なら専門分野の知識がなくても大丈夫ですが、ガッチリ翻訳の仕事をしてお金を稼ぎたいなら、専門知識は必須であると言えます。

専門分野の知識がない場合はどうすればいいか?

翻訳の仕事をするには専門分野の知識が必要です。

では、専門分野を持っていない場合はどうすればいいでしょうか?

ナオ
英語が得意で専門知識を持っていて、さらに翻訳者を目指している人なんか、めったにおらんやろ。
アキラ
翻訳者を目指す人は文系の人が多いし、語学以外の専門知識のない人が多い。

でも、専門分野は独学でも大丈夫。

実は私は、外国語大学で英語を専攻していたため、もともと専門分野を持っていませんでした。

先ほど言った、IT、無線通信技術、半導体製造工程、3Dグラフィック、機械、特許明細書というのは、すべて翻訳の仕事をするために、大学を卒業してから独学したものです。

翻訳の仕事をする上では、もともとメーカーで開発の仕事をしていたなど、実務経験があると有利です。

でも、実務経験がなくても、自分で勉強しても翻訳の仕事に必要な知識は身につけることはできます。

その方法をこれから説明します。

どんな専門分野があるか調べる

そのためには、まず、専門分野を決めてください。

「翻訳会社 取り扱い分野」などと検索します。

google

すると、たくさんの翻訳会社がヒットします。

google検索結果

検索結果の中から、翻訳会社の取り扱い分野のページを開いてみましょう。

下の画像のように、具体的な専門分野の一覧を見ることができます。

翻訳会社の取り扱い分野
参考)http://www.1st-trans.jp/

こうした情報を参考に、どの分野の翻訳をするのがいいかを決めます。

専門分野を選ぶ

専門分野を選ぶと言っても、どのジャンルを選べばいいのかさっぱり分からない」ということもあると思います。

「好きだから」という理由だけで選んだら、仕事がぜんぜんないかもしれません。

また、「間違いなく需要がある」と思って選んだものの、どうしても興味を持てなくて挫折することもあると思います。

そこで、専門分野を選ぶときは、以下の2点を基準にすることをおすすめします。

<翻訳の専門分野を選ぶときの基準>

  1. 興味を持てそうなジャンルを選ぶ。
  2. 10年後も存在していそうなジャンルを選ぶ。

上のどちらか1つではなく2つとも当てはまるジャンルを選んでください。

「10年後も存在していそうなジャンルなんて分からない」という場合は、複数の翻訳会社の取り扱い分野を調べてみて、どの翻訳会社でも取り扱っているジャンルで、あまりマニアックすぎないジャンルを選ぶのがいいと思います。

専門分野を選んだら勉強を始める

専門分野を選んだら、翻訳講座を受けます。

「講座を受けるお金がもったいないから独学で勉強したい」という人もいると思いますが、独学ではプロ翻訳者になるのは難しいでしょう。

(趣味で翻訳をする素人翻訳者ならなれるかもしれませんが)

プロスポーツ選手、プロの音楽家など、どの分野でもプロとして仕事をするレベルまで達するには、独学ではムリがありますよね。

翻訳でも同じで、独学でプロのレベルまで達するのは、かなり難しいと思います。

翻訳講座の選び方

さて、翻訳講座には、IT翻訳講座や医療翻訳講座のようなジャンルに特化した講座と、翻訳入門のようにジャンルに特化しない講座がありますが、どちらでもいいと思います。

いずれにしても、自分で専門書を読んで勉強する必要があるからです。

ナオ
えっ、IT翻訳講座を受けたらITの知識も身につくんじゃないの?

と思うかもしれませんね。

でも、よく考えてみてください。

翻訳講座で勉強しただけでITの専門知識が身につくほど、ITの知識って浅いでしょうか?

ましてや医療の知識はどうでしょう?

翻訳講座を受けたら医療の知識も身につくほど、医療って簡単でしょうか?

そんなことはないですよね。

専門分野の知識はそんなに浅くないので、いずれにしても自分で本を読んで勉強する必要があります。

ただし、今はまったく知識のない分野でも、基礎から勉強すれば翻訳の仕事ができるだけの知識を身につけることができます。

実際に、私はすべて独学して、IT、無線通信技術、半導体製造工程、3Dグラフィック、機械などの分野で翻訳の仕事ができるようになったので間違いありません。

専門分野のない人が翻訳者になる方法のまとめ

専門分野の知識を持っていない人でも、以下の基準で専門分野を選んで勉強すれば、翻訳の仕事に必要な知識を身につけることができます。

  1. 興味を持てそうなジャンルを選ぶ。
  2. 10年後も存在していそうなジャンルを選ぶ。

「専門知識がないから」とか「実務経験がないから」などの理由で諦める必要はありません。

なお、翻訳者になる方法について詳しくは、以下の記事も読んでください。

⇒翻訳者になるには|コネなし経験ゼロから独立開業までの3ステップ

⇒翻訳者になるための英語の勉強法|ムダなく目標を達成する6つの要素

⇒翻訳の未経験者が経験を積んで仕事を始める2つの方法

⇒翻訳トライアルに合格する6つの秘訣

また、以下のページに参考になる記事の一覧を紹介しています。

⇒翻訳の仕事に関連する記事の一覧

私が運営する翻訳専門のウェブサイト『翻訳講座.com』も読んでください。

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