関係代名詞「which」の使い方、会話が楽しくなる必須4パターンとは?
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こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、関係代名詞の「which」について説明します。
関係代名詞「which」は、先行詞が物や事柄のときに使われます。
たとえば、以下の英文では「the watch」が先行詞です。
This is the watch which I bought yesterday.
これが私が昨日買った時計です。
関係代名詞の「which」は、「制限用法」と「非制限用法」に分けられ、見た目は似ていますが意味がまったく違います。
正しく使い分けると日常英会話でも、とても役に立つので、この記事でマスターしてください。
目次
関係代名詞の「which」とは
関係代名詞の「which」は、先行詞が動物や物、事の場合に使います。
関係代名詞の「which」には、以下のように先行詞を詳しく説明する節(主語と動詞を含むかたまり)を加える働きがあります。
主格の「which」
関係代名詞が、それに続く節の中で主語として機能するものを主格の関係代名詞と言います。
主格の「which」は、先行詞が動物や物、事の場合に使います。
先ほどの例では、先行詞は「a cat」という動物でした。
関係代名詞の主格では、「先行詞 + 関係代名詞(which) + 動詞」の順に言葉が並びます。
目的格の「which」
関係代名詞が、それに続く節の中で目的語の役割を果たすものを関係代名詞の目的格と呼びます。
目的格の「which」は、先行詞が動物や物、事の場合に使います。
関係代名詞の目的格を使う英文では、「先行詞 + 関係代名詞(which) + 主語 + 動詞」の順に言葉が並びます。
2種類の使い方
関係代名詞の「which」には、「制限用法(限定用法)」と「非制限用法(継続用法)」の2種類があります。
制限用法と非制限用法の見た目の違いは、「which」の前にコンマ「,」があるかどうかだけですが、意味的には大きな違いがあります。
以下に、制限用法と非制限用法について説明します。
制限用法とは?
関係代名詞「which」の制限用法(限定用法)は、以下のような特徴を持っています。
- 先行詞と関係代名詞の間にコンマ「 , 」を置きません。
- 先行詞は不特定の物であり、関係代名詞節に修飾されることで何を指しているか特定されます(されることが多い)。
I want a house which has a large bathroom.
私は、大きな浴室がある家がほしいです。
上の英文では、関係代名詞節「which has a large bathroom」(大きな浴室がある)は、先行詞「a house」がどのような家なのかを説明しています。
この関係代名詞節がなければ、先行詞「a house」がどんな家なのか聞き手に伝わらないので、関係代名詞節は必須の要素と言えます。
どんな家でもええんか?
非制限用法とは?
関係代名詞「which」の非制限用法(継続用法)は、以下のような特徴を持っています。
- 先行詞と関係代名詞の間にコンマ「 , 」を置きます。
- 先行詞は特定の物(固有名詞や1つしかないもの、文脈から特定できるものなど)であることが多く、関係代名詞節は、補足的な説明を付け加える役割を果たします。
Yesterday, I saw Star Wars, which was very interesting.
先週、私はスターウォーズを見ました。それはとても面白かったです。
この英文では、関係代名詞節「which was very interesting」は、先行詞「Star Wars」を補足的に説明する役割を果たしています。
この関係代名詞節がなくても、先行詞の「Star Wars」が何なのか聞き手に伝わります。
面白かった?
ところで、英文を見たときはコンマがあるから分かるけど、会話のときはどうやって制限用法と非制限用法を区別するん?
聞いたら分かるはずやで。
I went skiing in Shiga, which was a lot of fun.
滋賀県でスキーに行きました。それはとても楽しかったです。
上の英文では、「which」の先行詞は「Shiga」ではなくて、「I went skiing in Shiga」(滋賀県でスキーに行ったこと)や。
この非制限用法は、日常英会話でもかなり役に立つから、しっかり覚えといてな。
「whose」と「the~of which」
関係代名詞の「which」は、書き言葉では所有格の「whose」の代わりに使われることもあります。
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この記事では、関係代名詞の「which」について説明しました。
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