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過去進行形の意味と使い方|過去形との違いを10分で学ぼう!

 2017/08/25 文法
この記事は約 13 分で読めます。
テレビゲームをする親子

このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。


こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。

笑顔のアキラ

今日は、過去進行形について説明します

過去進行形は、「私が家に帰ったとき、息子ったらテレビゲームをしていたんですよ」みたいに、過去のある時点に行われていたことを表す表現です。

文法的には、現在進行形で使われるbe動詞(is/am/are)を過去形(was/were)に変えるだけなので、現在進行形を知っていれば難しいところはありません。

アキラ
現在進行形が分からない場合は、まずは以下の記事で現在進行形について勉強しよう!

⇒現在進行形の使い方と、進行形で未来を表す方法

この記事では、過去進行形の肯定文、否定文、疑問文の作り方、過去形や過去完了進行形との違いに加えて、日常会話でよく使われる特殊な表現を紹介します。

過去進行形は必須の基礎表現なので、この記事を読んで確実に覚えてください。

過去進行形の意味

過去進行形は、「(~のとき)~していました」のように過去のある時点で進行中だった動作を表します。

たとえば、「私が家に帰ったとき、夫はテレビを見ていました」や「そのとき、私は食事をしていました」のような動作です。

これらの文は「私が家に帰ったとき、夫はテレビを見た」や「そのとき、私は食事をした」では、どこか変ですよね?

こうした文は、過去形ではなく過去進行形で表現する必要があります。

過去進行形は、「when~」(~のとき)、「then」(そのとき)、「at that time」(そのとき)など、時を表す言葉とともによく使われます。

過去進行形の肯定文

「肯定文」とは、「~します/~する/~しています」など「否定(not)」の意味を含まない文のことです。

肯定文と否定文の例

肯定文:私は音楽を聴いています。
否定文:私は音楽を聴いていません。

過去進行形の肯定文は、以下の形で表現します。

主語 + be動詞の過去形(was/were) + 動詞のing形~.

(主語)は、~をしていました。

以下に過去進行形の例文を紹介します。

I was cooking dinner while my son was watching TV.

息子がテレビを見ている間、私は夕食を料理していました。

My son was eating lunch at that time.

そのとき、息子は昼ご飯を食べていました。

ナオ
「then」と「at that time」は、どっちも「そのとき」やけど、何が違うん?
アキラ
「at that time」は、「まさにそのとき」というイメージで一時的な時を表す。

「then」は、「あの頃」のようなイメージでより長い期間を表す。
「back then」という言い方もあって、意味は「then」と同じや。

否定文の作り方

過去進行形の否定文は、以下の形で作ります。

主語 + be動詞の過去形(was/were)not + 動詞のing形~.

(主語)は、~をしていませんでした。

be動詞(was/were)の後ろに「not」を入れるだけなので簡単です。

My daughter was studying when I went into her room.

私が娘の部屋に入ったとき、娘は勉強していました。

My daughter was not studying when I went to her room.

私が娘の部屋に行ったとき、娘は勉強をしていませんでした。

疑問文の作り方

過去進行形の疑問文を作るには、be動詞(was/were)を主語の前に移動します。

be動詞の過去形(was/were) + 主語 + 動詞のing形~?

(主語)は、~していましたか。

My son was eating lunch then.

そのとき、息子は昼ご飯を食べていました。

Was my son eating lunch then?

そのとき、息子は昼ご飯を食べていましたか。

ナオ
簡単やな!
アキラ
そうやろ。
今日から英会話で使いこなせそうか?
ナオ
それはどうかな~?

過去進行形の受動態

過去進行形の受動態とは、「(~のとき)~されていることろだった」のように、過去のある時点で「~されているところだった」ことを表す表現です。

たとえば、「私がキッチンに入ったとき、夕食は夫によって料理されているところだった」だと、部屋に入ったとき料理中だったことを表すことができます。

過去進行形の受動態は、以下の形で作ります。

主語 + be動詞の過去形(was/were) + being + 動詞の過去分詞形~.
(主語)は、~をされているところでした。

When I entered the kitchen, the dinner was being prepared by my husband.

私がキッチンに入ったとき、夕食は夫によって料理されているところでした。

※「prepare」=準備する

過去進行形と過去形の違い

過去進行形と過去形には、大きな違いがあります。

過去形は、過去の動作や状態、事実などを表します。

これに対して、過去進行形は「~したときに・・・していた」のように、過去のある時点に進行中だった動作を表します。

以下に例文を紹介します。
まずは過去形の英文を見てください。

I watched a movie yesterday.

昨日、映画を見ました。

上の過去形の英文は、「昨日映画を見た」という事実を述べていますが、昨日のいつ映画を見たかは分かりません。

次に、過去進行形の英文を見てみましょう。

I was watching a movie when you called me yesterday.

昨日、あなたが電話をかけてきたとき、私は映画を見ていました。

この過去進行形の英文からは、「電話がかかってきたときに、ちょうど映画を見ているところだった」ということが分かります。

つまり、「電話がかかってきた時点で映画を見ていた」ということを示すことができます。

過去進行形

もし、この文を過去形を使って表現すると、「昨日、あなたが電話をかけてきたとき、私は映画を見ました」だから、意味が変ってしまいますよね。

ナオ
つまり、過去進行形は、「~のとき、・・・していた」っていう英文なんか?
アキラ
そういうことや!

「~のとき」の部分は省略されることもあれば、いろいろな「時を表す表現」が使われることもある。

たとえば、

A:What were you doing when I called you last night.

昨日、私が電話したとき何をしていたの?

B:I was taking a bath.

風呂に入っていたんだよ。

のように、過去進行形だけでも使えるし

My son was studying English at 9 o'clock yesterday.

息子は、昨日の9時には英語を勉強していました。

のように、特定の時点を指して使うこともできる。

過去進行形と過去完了進行形の違い

過去進行形と過去完了進行形の違いについて説明します。

過去完了進行形が何か分からない場合は、ここは読み流して『日常会話でよく使われる特殊な表現』を読んでください。

日常英会話では、過去完了進行形を使えなくてもあまり不自由することはありません。

過去進行形とは

過去進行形とは、「主語 + be動詞の過去形 + 現在分詞(動詞のing形)」の形で表され、過去のある時点で何かが継続的に行われていたことを意味します。

過去進行形

以下に過去進行形の例文を紹介します。

I was watching TV when my son came home.

息子が帰ってきたとき、私はテレビを見ていました。

上の英文では、息子が帰ってきたときに、私が「テレビを見る」という継続的な動作をしていたことが分かります。

過去完了進行形とは

過去完了進行形とは、過去のある時点Aから過去のある時点Bまで続いていた動作や出来事を表す表現です。

過去完了進行形

上の図を見れば分かるように、時点Aから時点Bの間に行われていたけれど、現在は行われていないことを意味します。

過去完了進行形は、以下の形で作ります。

主語 + had been + 現在分詞(動詞のing形)
(主語)は、~していました。

以下に過去完了進行形の例文を紹介します。

My brother had been living in Christchurch for three years when the earthquake struck the city.

地震が街を襲ったとき、弟はクライストチャーチに3年間住んでいました。

※「strike」=一撃を与える、strike-struck-struck

過去完了進行形

過去完了進行形について詳しくは、以下の記事を読んでください。

⇒過去完了進行形とは?難しい英語の時制を図で解説

日常会話でよく使われる特殊な表現

過去進行形は、以下の形で丁寧に依頼するときにも使うことができます。

I was wondering if + 主語 + 動詞~?

この文は過去進行形ですが、過去ではなく現在のことを表しています。

以下に例文を紹介します。

I was wondering if I could stay with you tonight.

今夜、君と一緒にいてもいいかな?
(今夜、私が君と一緒にいることができるかなと思っています)

I was wondering if you could help me with my homework.

僕の宿題を手伝ってもらってもいいかな?
(あなたが僕の宿題を手伝うことができるかなと思っています)

「wonder」には「~かしらと思う」という意味があります。

「I was wondering if~」の形で使うと、「~かなあと思っているんだけど・・・」というように、やや遠回しな依頼の意味になります。

親しい人との間で使うカジュアルで丁寧な表現ですので、家族や友達との英会話で使いましょう。

自由に英語を話せるようになる勉強法

この記事では、過去進行形について説明しました。

過去進行形は日常会話でも英文でもよく出てくるので、自由に使いこなせるようにしっかりと覚えてください。

ただし、過去進行形の文法を覚えるだけでは、英会話で使いこなせるようにはなりません

自由に英語を話せるようになるには、そのための専用の勉強をする必要があります。

詳しい勉強法については、以下のページから無料で参加できるメール講座で説明しています。

⇒独学で英語を話せるようになる3ステップ勉強法を学ぶ!

アキラ
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ライター紹介 ライター一覧

アキラ

アキラ

株式会社トランス・ダイナミック代表取締役。原田メソッド認定パートナー。
ニュージーランドとアメリカで留学・就職を経験。中学生・高校生・社会人に英語指導をしたあと翻訳者として独立。TOEICは、試験勉強を一切せずに一発で940点。

現在は、翻訳事務所を運営しながら、英語学習者向けの情報配信、英会話教材の開発・販売、翻訳通信講座の運営を行っています。

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