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関係代名詞「what」、英会話が楽しくなるシンプル3パターン

 2017/05/08 文法
この記事は約 18 分で読めます。
考える少年

このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。


こんにちは。英会話ハイウェイ運営者のアキラです。

今日は、関係代名詞の「what」の使い方について説明します

学校で習う英語では、関係代名詞の「what」は難しい文法単元のように思われがちですが、ネイティブの英会話では誰でも気軽に使う簡単な表現です。

大人も子供も気軽にポンポン使います。

だから、もし関係代名詞の「what」を理解できなければ、相手の言っていることを理解できなくて日常英会話で不自由することになります

頭をかく女性

でも、安心してください!

関係代名詞の「what」が難しく感じるのは、学校の英語の授業で難しく教えるからです。

実際は、3つのパターンを覚えてしまえば、少し単語を入れ替えるだけで英会話で簡単に使うことができます

今日は、関係代名詞の「what」の簡単な3パターンをできるだけ分かりやすく説明します。

3つのパターンを覚えて、英会話のときに気軽に使えるようになってもらえればうれしく思います。

そもそも関係代名詞とは何?

関係代名詞の「what」について説明する前に、まずは関係代名詞について簡単に復習しましょう。

「復習は必要ない!」という方は、この段落は飛ばして『関係代名詞「what」の用法』から読んでください。

さて、関係代名詞とは、「接続詞」と「代名詞」の役割を持っている代名詞のことで、関係代名詞を使うと2つの英文を1つにまとめることができます

たとえば、あなたが新しい自動車を買ったとします。
自動車にはカーナビが付いています。

青い自動車

その自動車のことを友達に使えるには、どんなふうに説明すればいいでしょうか?

ナオ
I bought a new car.
私は新しい自動車を買いました。

It has a car navigation system.
それはカーナビを備えています。

アキラ

確かに、そんなふうに2つの英文を使って説明することもできるな。

でも、短い英文ばかり並べるのは少しぎこちない感じがするやろ。

それよりも、「カーナビを備えた新しい自動車を買いました」というふうに1つの英文で言った方がスマートな感じがすると思わんか?

ナオ

そうやけど、どう言えばいいか分からんわ。

アキラ
下の英文みたいに関係代名詞を使えば1つの英文にまとめることができる。

I bought a new car that has a car navigation system.
私は、カーナビを備えた新しい自動車を買いました。

ナオ
おおっ、これは便利!
アキラ

この英文では、関係代名詞の「that」は2つの英文をつなぐ接続詞の役割と、代名詞「it」の役割を兼ねているわけや。

こんなふうに、「接続詞」と「代名詞」の役割を兼ねた言葉を「関係代名詞」と呼ぶ。

さらに、「a new car」みたいに関係代名詞によって修飾(説明)される言葉を「先行詞」と呼ぶわけや。

「先行詞」という言葉は関係代名詞の説明でよく出てくるから覚えといてな。

関係代名詞「what」の用法

親指を立てる外国人たち

関係代名詞の「what」は、以下の形で使うと「~こと」「~もの」という意味を表すことができます。

what + 主語 + 動詞
what + be動詞 + 動詞の過去分詞形
what + be動詞 + 形容詞

ただし、「走ることは気持ちいい」や「昼寝をすることは健康によい」というような形式名詞の「~こと」という意味では使えません。

具体的にどのように使うのか、以下に例文を紹介します。

what I want:私がほしい物(what + 主語 + 動詞)
what she said:彼女が言ったこと(what + 主語 + 動詞)
what is said:言われたこと(what + be動詞 + 動詞の過去分詞形)
what is important:重要なこと(what + be動詞 + 形容詞)

上記のように「what」の後ろに続ける言葉を入れ替えるだけで、いろんな意味の言葉を作ることができます。

そして、以下のように3つのパターンに当てはめれば英会話で大いに活躍してくれます。

What is important is love.
重要なことは愛です。

This is what I bought yesterday.
これは、私が昨日買ったものです。

Did you believe what was said to you?
あなたに言われたことを信じましたか。

アキラ

関係代名詞の「what」の説明はこれでお終い!

ナオ

えっ、説明が簡単すぎて、まだ頭に入ってないわ。

アキラ

それじゃあ、少し練習してみよか。

「私が必要なもの」は?

ナオ

え~っと、「what + 主語 + 動詞」の形やから「what I need」かな?

アキラ

正解!

それじゃあ、「私が必要なものは、東京行きの切符です」は?

ナオ

えっと・・・「What I need is a ticket to Tokyo.」かな?

アキラ

正解。もう1つ練習しよか。

「話し手によって言われたこと」は?

ナオ

これも例文に出たパターンやな。

「What was said by the speaker」やろ!

アキラ

正解!

それじゃあ、「これが話し手によって言われたことです」は?

ナオ

これもさっきのパターンに当てはめるだけやな!

「This is what was said by the speaker.」やろ。

アキラ

正解!もう1問だけ練習しよか。

「必要なもの」は?

ナオ

「what is important」が「重要なもの」やから、「必要なもの」は「what is necessary」かな?

アキラ

正解!

じゃあ、「私は必要なものを買う必要があります」は?

ナオ

分かった!

「I have to buy what is necessary.」

アキラ

正解!

だいたい同じようなパターンが使われるから、覚えておいたら英会話でそのまま使えるで。

英会話で役に立つ3つのパターン

上の説明では、文法用語を使わずに3つのパターンについて説明しました。

文法用語を使うと、関係代名詞の「what」は、英文の中で「主語」、「補語」、または「目的語」として使うことができます。

主語として使う場合

What is important is to be honest.
重要なことは正直であることです。

主語:what is important
動詞:is
補語:to be honest

補語として使う場合

補語とは、主語とイコール関係にある要素を指します。

This is what I wanted to buy.
これは私が買いたかったものです。

主語:this
動詞:is
補語:what I wanted to buy

目的語として使う場合

目的語とは、一般動詞の後ろにくる名詞のことです。

I don't believe what he said.
私は彼の言ったことを信じません。

主語:I
動詞:believe
目的語:what he said

ナオ

関係代名詞の「what」は、この3パターンだけ?

アキラ

この3パターンだけ覚えたら英会話で困ることはないで!

「what」と「the thing(s) which」の置き換え

5w1h

関係代名詞の「what」は、すでに説明したように以下の3パターンを覚えておけば、英会話や英作文で困ることはありません。

what + 主語 + 動詞
what + be動詞 + 動詞の過去分詞形
what + be動詞 + 形容詞

この関係代名詞の「what」は、「the thing(s) which」に置き換えることができます。

以下の例文を見てください。
「what」と「the thing(s) which」のどちらを使っても同じ意味の英文を作ることができます。

What I want is freedom.
私がほしいものは自由です。

The thing which I want is freedom.
私がほしいものは自由です。

This is the thing which I like.
これは私が好きな物です。

This is what I want.
これは私が好きな物です。

関係代名詞「what」を使う慣用表現

バスで会話する女性たち

関係代名詞「what」には慣用表現がたくさんあります。

ただし、関係代名詞として覚えるよりも、お決まりフレーズとしてそのまま覚えた方が簡単だし英会話のときに役に立ちます。

He is what you call a bookworm.
彼はいわゆる本の虫だ。

※「what you call」=いわゆる

「what you call」は「He is a bookworm」の途中に挿入されている挿入句です。

「He is(what you call)a bookworm.」のようにカッコに囲まれていると考えると分かりやすいですね。

同じ意味で「what is called」、「what we call」、「what they call」も使うことができます。


The woman is very beautiful, and what is more, she is smart.
その女の人はとても美しい。さらに、頭もいい。

※「what is more」=さらに

「what is + 比較級」を使う表現としては、「what is worse」(さらに悪いことに)もよく使われます。

It was raining, and what is worse, it was blowing very hard.
雨が降っていました。さらに悪いことに、強い風が吹いていました。


I owe what I am today to my mother.
現在の私があるのは母のおかげです。

※「what I am」=現在の私
※「owe…to~」=・・・は~のおかげ

「what + 人 + be動詞」の表現は、以下のように主語を変えることもできます。

what he is=現在の彼
what she is=現在の彼女

また、以下のように過去を表すこともできます。

what I was (used to be)=以前の私

I am no longer what I was.
今の私はもはや以前の私ではありません。

※「no longer」=もはや~ない(否定の副詞)

この表現も以下のように主語を変えることができます。

what he was=以前の彼
what she was=以前の彼女

自由に英語を話せるようになるには

右手と電球の絵

この記事では、関係代名詞の「what」について説明しました。

関係代名詞の「what」は難しく考えられがちですが、日常英会話では誰でも使う表現なので知らなければ英会話で苦労することになります。

でも、パターンを覚えたら簡単に使えるので、この記事で紹介した3パターンを覚えておいて英会話で使ってみてください。

きっと、今までよりずっと英会話が活き活きしてくるはずです。

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ライター紹介 ライター一覧

アキラ

アキラ

株式会社トランス・ダイナミック代表取締役。原田メソッド認定パートナー。
ニュージーランドとアメリカで留学・就職を経験。中学生・高校生・社会人に英語指導をしたあと翻訳者として独立。TOEICは、試験勉強を一切せずに一発で940点。

現在は、翻訳事務所を運営しながら、英語学習者向けの情報配信、英会話教材の開発・販売、翻訳通信講座の運営を行っています。

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