関係代名詞とは?英会話に必須の3パターンと使い方を15分で解説します
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このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、関係代名詞について説明します。
関係代名詞とは代名詞の一種のことで、関係代名詞を使うと「私が昨日買ったパン」の「私が昨日買った」のように名詞(パン)を修飾することができます。
つまり、より複雑な英文を使えるようになります。
英語学習では難しい単元の1つと考えられていますが、ネイティブは日常会話で普通に使っています。
ですので、関係代名詞を理解できなければネイティブの英語を理解できません。
とても大切な単元です。
この記事では、関係代名詞とは何か、どのような種類があるのか、関係代名詞の使い方を説明します。
関係代名詞には覚えることが多いですが、この記事を読んでマスターしてください。
目次
関係代名詞とは
関係代名詞とは何かについて説明します。
たとえば、あなたの友達に、すごく英語が上手な人がいるとします。
そのことを家族に話すときに、どんなふうに言いますか?
I have a friend.
私には友達がいます。
She speaks English very well.
彼女は、英語をとても上手に話します。
こんなふうに言うでしょうか?
もちろん、これでもかまいませんが、短い文ばかりだとブチブチ切れた感じがしますよね。
それよりも、「私には、英語をとても上手に話す友達がいます」と一度に言いたくありませんか?
私には、英語をとても上手に話す友達がいます。
上の英文で使われている「who」が関係代名詞です。
関係代名詞を使うと、このように2つの英文を1つにまとめることができます。
関係代名詞を使うと、名詞について詳しく説明することができます。
以下の英文を見ると分かるように、関係代名詞以降の部分「who speaks English very well」は、すぐ前にある名詞「a friend」について説明しています。
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関係代名詞のときは「誰」という使い方は忘れた方がええ。
覚えておくと役に立つ文法用語
関係代名詞について理解するには、よく使われる文法用語を理解しておく必要があります。
ここでは、特に重要な言葉である「先行詞」「句」「節」について、以下に説明します。
「文法用語は完璧に知ってる!」という方は、『必須の3パターン』から読み進めてください。
「先行詞」とは
先行詞とは、関係代名詞によって修飾される名詞のことです。
上の英文では、「a friend」(友達)は「who speaks English very well」(英語を上手に話す)によって修飾されているので「a friend」が先行詞です。
「句」とは
句とは、2語以上が集まり、全体で1つの品詞として働くもののことを意味します。
句には、名詞句、形容詞句、副詞句の3つがあります。
以下に例を挙げます。
My son likes to play soccer.
息子はサッカーをすることが好きです。
上の英文では、「to play soccer」(サッカーをすること)という部分が1つのまとまりとなって、名詞の役割を果たしているので名詞句と呼びます。
Look at the cat under the chair.
椅子の下の猫を見てください。
上の英文では、「under the chair」(椅子の下の)という部分が1つのまとまりとなって、「the cat」(猫)という名詞を修飾しています。
名詞を修飾するのは形容詞の役割なので、このような言葉のまとまりを形容詞句と呼びます。
My son went to the library to borrow a book.
息子は、本を借りるために図書館に行きました。
上の英文では、「to borrow a book」(本を借りるために)という部分が1つのまとまりとなって、「went」(行きました)という動詞を修飾しています。
動詞を修飾するのは副詞の役割なので、このような言葉のまとまりを副詞句と呼びます。
「節」とは
節とは、2語以上が集まって文の一部となる要素のことで、主語と述語が含まれています。
節には、名詞節、形容詞節、副詞節の3種類があります。
以下に例を挙げます。
I think that Ichiro is right.
私は、イチローが正しいと思います。
上の英文では、「that Ichiro is right」(イチローが正しいということ)の部分が名詞の役割を果たしているので名詞節と呼びます。
This is the car that I talked about yesterday.
これは私が昨日話した自動車です。
上の英文では、「that I talked about yesterday」(私が昨日話した)の部分が「the car」(自動車)という名詞を修飾しています。
名詞を修飾するのは形容詞の役目なので、このような語句のまとまりを形容詞節と呼びます。
When I came home, my husband was watching TV.
私が家に帰ってきたとき、夫はテレビを見ていました。
上の英文では、「When I came home」(私が家に帰ってきたとき)の部分が「was watching」(見ていました)という動詞を修飾しています。
動詞を修飾するのは副詞の役目なので、このような語句のまとまりを副詞節と呼びます。
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先行詞:関係代名詞で修飾される言葉(名詞)
句:主語と述語がない言葉のまとまり(「under the table」(机の下)など)
節:主語と述語がある言葉のまとまり
必須の3パターン
関係代名詞には、主格、目的格、所有格の3種類があります。
関係代名詞の主格
関係代名詞が、それに続く節の中で主語として機能するものを主格の関係代名詞と言います。
つまり、関係代名詞の主格を使う英文では、「先行詞 + 関係代名詞 + 動詞」の順に言葉が並びます。
主格の関係代名詞には、「who」「that」「which」の3種類があり、以下のように使い分けます。
who:先行詞が人のときに使う
以下の英文では、先行詞「a girl」は人間なので関係代名詞は「who」を使います。
which:先行詞が物・動物のときに使う
以下の英文では、先行詞「a cat」は動物なので関係代名詞は「which」を使います。
that:先行詞が人・物・動物のいずれでも使える
以下の英文では、先行詞「a friend」は人間なので関係代名詞は「who」でも「that」でもかまいません。
ここでは「that」を使っています。
関係代名詞の主格について詳しくは、「関係代名詞の主格|シンプルな3ステップで英作文する方法とは?」で説明しています。
関係代名詞の目的格
関係代名詞が、それに続く節の中で目的語の役割を果たすものを関係代名詞の目的格と呼びます。
関係代名詞の目的格を使う英文では、「先行詞 + 関係代名詞 + 主語 + 動詞」の順に言葉が並びます。
目的格の関係代名詞には、「which」「that」「whom」の3種類があり、以下のように使い分けます。
which:先行詞が物・動物のときに使う
以下の英文では、先行詞「the book」は物なので関係代名詞は「which」を使います。
that:先行詞が人・物・動物のいずれでも使える
以下の英文では、先行詞「the man」は人間なので関係代名詞は「whom」でも「that」でもかまいません。
ここでは「that」を使っています。
whom:先行詞が人のときに使える
以下の英文では、先行詞「a girl friend」は人間なので関係代名詞は「whom」でも「that」でもかまいません。
ここでは「whom」を使います。
日常英会話では、「whom」の代わりに「who」が使われることがありますが、文法的には「whom」が正解です。
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This is the book which I bought yesterday.
↓
This is the book I bought yesterday.
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意味はどっちも同じや。
関係代名詞の目的格について詳しくは、『関係代名詞の目的格とは?10分で学ぶ関係代名詞の使い方』を読んでください。
関係代名詞の所有格
所有格の関係代名詞では、関係代名詞の節で所有格の役割を果たします。
所有格の関係代名詞には、「whose」を使います。
関係代名詞の所有格について詳しくは、『関係代名詞の所有格とは?初心者でも9分で学べる関係代名詞の基礎』を読んでください。
関係代名詞の使い方
関係代名詞の英文は、以下の手順で作ることができます。
- 2つの英文で同じ物・人を指している言葉を見つけます。
- 先行詞と代名詞に応じて代名詞を関係代名詞に置き換え、文頭に移動します。
- 関係代名詞の節を先行詞の後ろに置きます。
ここでは、関係代名詞を使って以下の2つの英文を1つにします。
I know a girl. She dances very well.
私は少女を知っています。彼女は上手に踊ります。
↓ ↓ ↓
1. 2つの英文で同じ物・人を指している言葉を見つけます。
この英文では「a girl」と「she」は同じ人を指しています。
I know a girl. She dances very well.
↓
2. 先行詞と代名詞に応じて代名詞を関係代名詞に置き換え、文頭に移動します。
ここでは、先行詞「a girl」は人で、「She」は主語です。
だから、代名詞の「She」を人を指すときの主格の関係代名詞である「who」に置き換えます。
「who」は最初から文頭にあるので、移動する必要はありません。
I know a girl. who dances very well.
↓
3. 関係代名詞の節を先行詞の後ろに置きます。
関係代名詞から始まる節「who dances very well」を先行詞「a girl」の後ろにつなげます。
I know a girl who dances very well.
私は、とても上手に踊る少女を知っています。
もう1つ練習してみましょう。
関係代名詞を使って以下の英文を1つにします。
This is the video game. I bought it yesterday.
これはテレビゲームです。私はそれを昨日買いました。
↓ ↓ ↓
1. 2つの英文で同じ物・人を指している言葉を見つけます。
この英文では「the video game」と「it」は同じ物を指しています。
This is the video game. I bought it yesterday.
↓
2. 先行詞と代名詞に応じて代名詞を関係代名詞に置き換え、文頭に移動します。
ここでは、先行詞「the video game」は物で、代名詞「it」は目的語です。
だから、「it」を物を指すときの関係代名詞である「which」に置き換え、文頭に移動します。
This is the video game. which I bought yesterday.
↓
3. 関係代名詞の節を先行詞の後ろに置きます。
関係代名詞から始まる節「which I bought yesterday」を先行詞「the video game」の後ろにつなげます。
This is the video game which I bought yesterday.
これは、私が昨日買ったテレビゲームです。
もう1つ練習してみましょう。
関係代名詞を使って以下の英文を1つにします。
I have a friend. Her father is a comedian.
私には友達がいます。彼女のお父さんはお笑い芸人です。
↓ ↓ ↓
1. 2つの英文で同じ物・人を指している言葉を見つけます。
この英文では「a friend」と「Her」は同じ物を指しています。
I have a friend. Her father is a comedian.
↓
2. 先行詞と代名詞に応じて代名詞を関係代名詞に置き換え、文頭に移動します。
ここでは、先行詞「a friend」は人で、代名詞は「her」(彼女の)です。
代名詞「her」は所有格なので、所有格の関係代名詞「whose」に置き換え、文頭に移動します。
I have a friend. whose father is a comedian.
↓
3. 関係代名詞の節を先行詞の後ろに置きます。
関係代名詞から始まる節「whose father is a comedian」を先行詞「a friend」の後ろにつなげます。
I have a friend whose father is a comedian.
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そんなことしてたら時間がかかって仕方がないがな。
英会話で関係代名詞を使うときの思考の流れは、「I have a friend」(友達がおるんやけどね)、「whose father is a doctor」(そのお父さんが医者なんやけどな)‥‥という感じになる。
こういうことをパッと言えるようになる勉強法があるから心配でんでもええで。
英語を自由に話せるようになる勉強法
この記事では、関係代名詞とは何か、どのような種類があるのか、関係代名詞の使い方について説明しました。
日常的に英語を話す環境にない人が英会話を身に付けるには、このような文法から始めるのが効率的です。
でも、文法を勉強するだけでは英語を話せるようにはなりません。
英語を話せるようになるには、そのための勉強があります。
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なんでこんな意味になるんかぜんぜん分からへん。