仮定法未来の使い方、実現する可能性ごとに3つに分けて説明します。
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このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、仮定法未来の使い方について説明します。
仮定法未来とは、「万が一宝くじで1億円当たったら~」のように、実現する可能性が低いことを仮定する表現です。
難易度の高い単元と考えられているので、高校生のときに英語を熱心に勉強した人でなければ覚えていないかもしれませんね。
でも実際は、パターンに当てはめるだけで、いろいろなことを表現できるようになります。
この記事では、仮定法未来について、実現する可能性の高さごとに3つに分けて説明します。
パターンを覚えてしまえば簡単に使えるので、この記事を読んでマスターしてください。
仮定法未来とは?
仮定法未来とは、「万が一、私が遅刻したら、晩ご飯は私のおごりよ」など、まだ起きていない未来のことを示す表現です。
特に、実現する可能性が低いことによく使われます。
「もし~なら」という形で未来のことを仮定する表現としては、実現する可能性の高さによって以下の3種類があります。
実現する可能性 | If節の動詞 | 主節の助動詞 |
1)可能性がある | 現在形の動詞 | 現在形(will) |
2)可能性が低い | should+動詞の原形 | 現在形・過去形 |
3)可能性がさまざま | were to+動詞の原形 | 過去形(would) |
上記の2と3で仮定法が使われます。
以下に、上記のそれぞれについて説明します。
実現の可能性がある場合
実現する可能性がある場合は、仮定法未来を使う必要はありません。
以下のように現在形で表現します。
If you give me enough time, I will get the job done.
十分な時間をくれたら、仕事を終わらせてみせますよ。
※「get~done」=~を終わらせる
上の英文では、「もし時間をくれたら」という実現する可能性があることを仮定しているので、仮定法は使いません。
実現の可能性が低い場合
実現する可能性が低いことを仮定する場合、以下のように「should」を使って仮定法未来で表現します。
(万が一~なら、・・・だろう)
If it should rain tomorrow, the barbecue party would be cancelled.
明日、万が一雨が降ったら、バーベキューパーティーは中止になるでしょう。
主節の助動詞は現在形でも過去形でもかまいません。
「主節」=if節ではない方。この例文では「the barbecue party~」のこと。
また、以下のように主節が命令文になることもあります。
If Mr. Anderson should call me, tell him that I will call him back.
万が一アンダーソンさんが電話をかけてきたら、折り返し電話すると伝えてください。
実現の可能性がさまざまな場合
実現する可能性が極めて低いことから、十分に実現する可能性があることまで、さまざまな段階の仮定を表すには「were to~」を使います。
「were to~」は以下の形で使います。
(万が一~なら、・・・だろう)
If I were to win the lottery, I would buy you a new house.
もし宝くじに当たったら、君に新しい家を買ってあげるよ。
なお、主語が「you」以外の単数のときは「were」の代わりに「was」を使うこともあります。
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だから、「宝くじに当選する可能性がある」と信じている人だったら、
If I win the lottery, I will buy you a new house.
宝くじに当たったら、あなたに家を買ってあげるよ。
と言うかもしれへんな。
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たとえば、以下のようになる。
Were he to see you in London (If he were to see you in London), he would be surprised.
もしロンドンで君に会うようなことがあれば、彼は驚くだろう。
自由に英語を話すための勉強法
この記事では、仮定法未来の使い方について説明しました。
この記事で紹介した3種類の表現を使い分けるだけで、英会話の幅が大きく広がります。
パターンに当てはめれば、いろいろな場面で活用できるので、この記事をしっかり読んで覚えてください。
しかし、文法を覚えただけでは英語を話せるようにはなりません。
英語を自由に話せるようになるには、そのための専用の勉強が必要です。
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