フライトアテンダントの英語勉強法:私が英語を話せるようになった理由
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
あなたは、英語を自由自在に話している人を見て、うらやましく思ったことはありませんか?
「あの人は帰国子女らしい・・・」
「あの人は海外留学をしたらしい・・・」
「それに比べて私は、生まれも育ちも日本で、いくら英語を勉強しても話せるようになる気配はいっこうに見られない・・・」
なんて思っていないでしょうか?
今日は、外資系のフライトアテンダント(客室乗務員)であるシノブさんに、彼女が「英語を話せるようになった理由」についてお話を聞きました。
シノブさんも、私たちと同じように生まれも育ちも日本で、私たちと同じように受験勉強を経験し、その後、独自に勉強してフライトアテンダントになるほどの英語力を身に付けられました。
私たちと同じような環境から英語を身に付けた彼女の話ですので、きっとあなたの参考になると思います。
目次
学生時代の英語の勉強法
中学、高校と多くの人がそうであったと思うのですが、私は英語を学校の試験のためだけに勉強していました。
そのため、学校の英語の成績は比較的良く、大学も英語のレベルが高いところに自然と進学をしました。
中学、高校では受験のために英単語帳をひたすら暗記し、英単語の意味から日本語の意味をただ繰り返す一問一答を毎日通学の時間にしていました。
文法に関しても授業で習ったこと以外に、当時の受験生の間で人気のあった「フォレスト」を使ってみたり、センター試験の過去問や英文法の問題をただひたすら解くような学生時代を送っていました。
中学・高校は普通の学校でしたので、授業ではリスニングやスピーキングの授業はなく、ただテキストを読む、文法を習うといった通常の教育を受けていました。
そのため、日本人によくある「読むことはできる」、でも「書けない」「話せない」「聞き取れない」状態ができあがってしまっていました。
英語を真剣に勉強するようになった理由
なぜ私が英語を真剣に勉強するようになったか?
一番の理由は、周りの人に対する劣等感でした。
大学時代、英語のレベルが高いことでも知られている大学なだけあり、帰国子女や留学経験のある人が多く、本当にストレスでした。
大学に入って初めて受けたTOEICはなんと400点台。
クラスの平均が800点台だったので、私の英語のできなさが浮き彫りになりました。
当然、大学の英語の授業のクラス分けも下の方でした。
上のクラスですと、ディベートやディスカッションなどを英語で行うものだったのですが、なにしろ下のクラスだったため再度文法コース。
しかも古典をじっくり読み解くクラスでしたので、ここで一気に英語がつまらなく感じ、不安感に襲われました。
「高校までは、比較的英語が得意と思っていたけれども、実際はそうではない」、「自分は英語ができないんだ」、ということに、このとき打ちのめされたのです。
また就職時に、大学名を言うと「あ、じゃあ英語話せるんだね!」ですとか「TOEICは満点近いんでしょ?」と言われ、すごくプレッシャーに感じていたのも英語を勉強する原動力となりました。
どんなふうに英語を日本で勉強したか
英語を話せるようになるために、本当に色々な方法を試しました。
英会話カフェや英会話スクールに行ってみたり、英語の本に挑戦してみたり。
色々試してみて一番自分に効果があったのは、主に次の二つです。
- 話したい文を瞬間英作文。
- 外国の友人と英会話アウトプット。
「(外国の)友人と話したかったけれど、単語や言い回しが思いつかなくてうまく言えなかった」、という悔しい思いをしたとき、その文を友人に確認してもらい、覚えておいて瞬間英作文リストに追加。
さらに、それを使うチャンスがあったときに意識的に使う、ということをしていました。
他にも、楽しまないと勉強が続かない性格でしたので、TEDでお気に入りの人のスピーチを聞いてシャドゥイングしてみたり、好きな映画をひたすら何回も見るなどして耳を鍛えていました。
少し話せるようになってからは、1分間スピーチというものもしていました。
何かお題を与えてもらい、それに対してひたすら1分間英語でスピーチするというものです。
自分が興味のある話題に関してはスラスラ言えるのですが、知らない分野ですと単語すら出てこない、ということもあるので、新たな単語を覚えるのにも役立ちました。
日本で英語を勉強する社会人におすすめの勉強法は何か
私の場合は、大学受験という英文法の基礎があったため、文法や単語そのものの勉強は社会人になってからはほとんどしませんでした。
しかし、もし自分に文法力が足りないと感じているのであれば、一度、基本的な参考書や問題集で勉強することをお勧めします。
大人になってから外国語として英語を学ぶのであれば、文法を理解していたほうが、後々、瞬間英作文をする場合にも役立ちます。
ただし、文法にばっかり固執してしまうと、主語や動詞、と考えすぎてしまい逆効果なので、参考程度にとどめておくくらいが良いのではないでしょうか。
瞬間英作文に関しては、覚えたいフレーズを見つけたら、その都度書き留めておいて、いつでも読み返せるようにしていました。
小さいノートに書き写し、移動時間などに読み返すことで、記憶に定着させることができます。
その際、「こういう風に言いたい場合は」などと、分からないことをメモしておけば、外国人に会ったときも、すぐ質問することができるので便利です。
そうして出来上がった自分の「瞬間英作文リスト」を英会話カフェやオンライン英会話でアウトプットします。
そして、間違えを指摘してもらったり、覚えたと思っていることをアウトプットすることで身につけるのが良いでしょう。
他にも、慣れてきたら「TEDなど興味のある分野を聞く」&「シャドゥイングする」などしていくうちに、耳も口も慣れてくると思います。
勉強するのに疲れてしまったときは、英語字幕・音声でDVDを繰り返し見るのも良いと思います。
アクションやSFは、難しかったり使わない単語が多いと感じたので、簡単なディズニー映画や興味のあるドキュメンタリーをセリフが覚えられるくらい見ていました。
「こう言いたかったのに言えなかった」
その思いが現在も私の英語勉強法の根底にはあります。
瞬間英作文して、アウトプット、というのを繰り返すことが、結局は英語を話せる最短距離のように思います。
これを続けることで、気づいたときには英語が話せるようになっていると思いますので、自分を飽きさせないようにコツコツ英語に触れていってみてください。
英会話を独学で身に付ける勉強法とは?
この記事では、フライトアテンダントのシノブさんに、彼女がどのように英語を勉強してきたか、日本で英語を身につけるにはどのように勉強するべきかについて説明してもらいました。
帰国子女だったり留学経験があったりしなくても、英語は話せるようになるので、これからも自信をもって勉強を続けていただきたいと思います。
ただし、シノブさんも言っているように、受験生のときのような勉強法を続けても、英語を話せるようにはなりません。
英語を話せるようになるためには、そのための勉強が必要です。
具体的な勉強法については、メール講座で説明しています。
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それでは、私がどのように英語を勉強してフライトアテンダントになれたのか、学生時代からの英語の勉強法をお話しますね。