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目的と手段が入れ替わる?英語学習が行き詰まる原因はココにあった

勉強法
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壁に図を書く会社員

このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。


こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。

笑顔のアキラ

今日は、英語学習の目的と手段についてお話します。

というのも、今まで大勢の英語学習者さんを見てきましたが、その中の多くの人は「目的」と「手段」が入れ替わってしまい、英語が身に付かない状態になっているからです。

目的と手段を混同してしまうと、いくら頑張っても英語を身につけることはできません。

あなたも英語学習の目的と手段が入れ替わっていないか、一度確認してみてください。

目的と手段が入れ替わる?

どういうわけか、英語を熱心に勉強している人ほど、真面目な性格の人ほど、英語学習の目的と手段が入れ替わっているように思います。

「目的と手段が入れ替わってる?」

「何それ?」

って思いました?

悩む女性と矢印

目的と手段が入れ替わるとはどういう意味なのか?

その疑問に答える前に、まずは以下の質問に答えてください。

「あなたは、どのような目的で英語を勉強していますか?」

考えましたか?

「海外旅行に自由に行きたい」
「英語を使ってキャリアアップしたい」
「外国人の友達を作りたい」
「日本を訪れる外国人に日本のいいところを説明したい」
「洋画を英語で楽しみたい」

などなど、人それぞれ何かしらの目的があると思います。

でも、簡単にまとめてしまうと、外国人とコミュニケーションをとることが英語学習の「目的」ですよね

洋画を英語で楽しむというのは、向こうからこちらへの一方的なコミュニケーションですが、これもコミュニケーションの一つです。

会話する二人の女性

では、「手段」とは何かと言うと、コミュニケーションに必要な「英語」です。

ここを間違えると変なことになってしまうので、簡単にまとめておくと、以下のようになります。

目的:外国人とコミュニケーションをとること
手段:英語

のようになります。

さらに言えば、英語を身につけるための手段として文法や単語などの勉強があります。

でも、残念なことに熱心な人ほど、本来の目的であるコミュニケーションを忘れて、文法ばかり勉強したり、単語をひたすら覚えたり、といったことに のめり込みがちです。

TOEICや英検に夢中になる人も同じですね。

もともとの目的は、英語でコミュニケーションをとることなのに、「試験でいい点数を取ること」が目的になっている。

勉強する女性

「でも、それで英語力アップするなら、それでもいいんじゃないの?」

と思うかもしれませんが、目的を見失ってしまった状態では、本来の目的であるコミュニケーション能力を身につけることはできないのです。

なぜなら、試験で点数を取ることや文法を勉強することで満足してしまって、コミュニケーション能力を伸ばす練習を十分にしなくなるからです。

考えてみてください。

あなたは過去半年に、コミュニケーション能力を高めるための勉強をどれくらいしましたか?

「オンライン英会話を毎日している!」という方は、コミュニケーション能力を高める練習をかなりしていることになります。

オンライン英会話は、正しく活用すれば大きな成果を出すことができます。
誤った使い方をしていなければ、近いうちに英語を話せるようになるはずです。

誤った使い方になっていないかどうかは、以下の記事を読んで確認してください。

英会話教室の効果を10倍引き出す勉強法!失敗しない11テクニック

「まだ私は英会話をするほどの知識はないから、文法や単語を勉強している」という場合は注意が必要です。

文法や単語の勉強は、英語学習の最初の段階で必ず必要です。

でも、文法や単語を覚えることが目標になっていませんか?

「この単語教材を全部覚える!」のような目標設定をしている場合は、単語を覚えることが目標になっている可能性がありますよ。

日常会話でよく出てくる基礎単語を覚えることは重要ですが、教材に載っている単語をぜんぶ覚える必要はありません。

なぜなら、これから先の人生で使うかどうか分からない単語を覚えても無駄ですし、使わなければ忘れるので意味がないからです。

だから、TOEIC対策の単語教材などで難しい単語を覚えても無駄になることが多いのです。

空を指さす手

それでは、どうすれば目的と手段を間違えることなく、本来の目的を達成できるかというと、目的を明確にしてから、今するべきことを逆算することです

たとえば、海外旅行を楽しむのが目的なら、どんな英語が必要でしょうか?

簡単なやり取りができればいいので、高度な文法ルールや難しい単語は必要ありませんね。

旅行先でよく使うフレーズを覚えておけば、ほとんど問題なく対応できます。

実際に、ワーキングホリデーで旅行している人たちは、カタコトの英語だけで1年間、どこでも自由に旅行しています。

でも、ビジネスで英語を使いたいなら、もう少し柔軟に英語を話せる必要があります。

文法のレベルで言うなら、中学で習うレベルの文法くらいは使える必要があります。

ビジネス関連の言葉も必要ですね。

でも、TOEICで高得点を取るような高度な文法は必要ありません。

単語にしても、意味が分からなければ辞書で調べるか、「それはどういう意味ですか?」と質問すればいいだけです。

プロの通訳者がそんな英語力では困りますが、ビジネスをする人が英語を使う場合、それくらいの英語力があれば十分です。

こんなふうに逆算して考えていくと「目的を達成するためにするべきことは何か」が明確になってきます。

「文法はどこまで勉強するべきか」
「単語はどれくらい知っている必要があるのか」

などですね。

するべきことが明確になれば、必要なことだけに集中できるので、無駄な時間と労力を使わずに、本来の目的を達成することができます。

ちなみに、無駄な時間と労力を使わずに英語を身につける独学3ステップ勉強法を以下のページで紹介しています。

英会話が独学で身に付く!最短で英語が話せる3ステップ勉強法とは?

英語学習で伸び悩んでいる場合は参考にしてください。

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ライター紹介 ライター一覧

アキラ

アキラ

株式会社トランス・ダイナミック代表取締役。原田メソッド認定パートナー。
ニュージーランドとアメリカで留学・就職を経験。中学生・高校生・社会人に英語指導をしたあと翻訳者として独立。TOEICは、試験勉強を一切せずに一発で940点。

現在は、翻訳事務所を運営しながら、英語学習者向けの情報配信、英会話教材の開発・販売、翻訳通信講座の運営を行っています。

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