英語のbe動詞、10分でやり直したい人のためのbe動詞の使い方
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こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、be動詞の使い方を説明します。
be動詞とは「is / am / are」のことで、中学の英語の授業で最初に習う単元です。
もし、このときに「英語って簡単だなあ」と思って油断していたら、be動詞に加えて一般動詞が登場したときに混乱することになります。
そして悲しいことに、be動詞の使い方が分からなければ、その後の英語人生はすべて失敗に終わります。
つまり、中学と高校の英語の成績はすべてダメダメになります。
そして、社会人になったときに、TOEICや英検のような試験でだけでなく、英会話も上達しなくて苦戦することになります。
be動詞を理解せずに英語の勉強を続けるのは、足し算・引き算ができないのに数学の勉強をするようなものと言っても過言ではありません。
この記事では、中学生のときに英語のbe動詞でつまずいてしまった人でも分かるように、be動詞とは何か、be動詞と一般動詞の違い、be動詞の使い方などについて説明します。
約10分でbe動詞の使い方を一通り理解できるようにまとめましたので、この記事を読んで、be動詞の使い方をマスターしてください。
英語のbe動詞とは?
英語の動詞には、大きく分けて「be動詞」と「一般動詞」の2種類があります。
一般動詞とは、例えば、「run」(走る)、「write」(書く)、「eat」(食べる)など主に動作を表す動詞です。
これに対してbe動詞は、物事の存在や状態を表す動詞です。
be動詞の原形は「be」で、主語や時制によって「is」「am」「are」「was」「were」の5つを使い分けます。
be動詞は、日本語では「~です」や「~があります」と訳されることが多くありますが、be動詞の意味は文脈によって変わるので、決まり切った定訳はありません。
be動詞は、「存在」や「状態」を表すものと覚えておきましょう。
以下に例を挙げます。
My son is a college student.
私の息子は大学生です。
上の例文では、「私の息子」が「学生」という状態であることが分かります。
He is happy when he is studying math.
彼女は、数学を勉強しているときは幸せです。
上の英文では、「彼」が「幸せ」という状態であることが分かります。
be動詞の種類と使い分け
現在形の英文では、be動詞は、主語に合わせて「is」「am」「are」のいずれかを使います。
また、過去形の英文を作るときは「was」「were」を使います。
主語が単数のとき
以下の表に、英文の主語が単数(1人、1つ)のときのbe動詞の使い分けを載せています。
主語が単数のときのbe動詞の使い分け
主語 | 現在形 | 過去形 |
I(私) | am | was |
you(あなた) | are | were |
he(彼) she(彼女) it(それ) Tom(人名)など my mother(私の母)など |
is | was |
以下に、主語が単数のときのbe動詞の例文を紹介します。
現在形と過去形の違いを確認してください。
I am a college student.
私は大学生です。
↓
I was a college student 10 years ago.
10年前、私は大学生でした。
You are kind.
あなたは親切ですね。
↓
You were kind.
あなたは親切でした。
Mr. Anderson is a government officer.
アンダーソンさんは政府の職員です。
↓
Mr. Anderson was a government officer.
アンダーソンさんは政府の職員でした。
なお、「単数」や「三人称」という言葉が分からない場合は、『三人称とは?挫折組でも5分で分かる三人称単数の意味と使い方』も参考に読んでください。
主語が複数のとき
主語が複数(2人、2つ以上)のとき、現在形ではbe動詞は「are」、過去形ではbe動詞は「were」を使います。
主語が複数のときのbe動詞の使い分け
主語 | 現在形 | 過去形 |
we(私たち) | are | were |
you(あなたたち) | are | were |
they(彼ら、それら) | are | were |
We are hungry.
私たちはお腹がへっています。
↓
We were hungry.
私たちはお腹がへっていました。
They are friends.
彼ら友達です。
↓
They were friends.
彼ら友達でした。
主語が複数形のときに使うbe動詞は、常に「are」か「were」なので簡単ですね。
be動詞を使う未来形の文
未来のことを表したいときには、助動詞「will」または「be動詞 + going to」を使います。
助動詞や「to」の後ろは動詞の原形を使うというルールがあるので、未来形では「will be」または「be動詞 + going to be」を使います。
以下に例を挙げます。
I am busy now.
私は今、忙しいです。
↓
I will be busy next week.
私は来週忙しいでしょう。
I am in Tokyo now.
私は今、東京にいます。
I am going to be in New York next week.
私は来週、ニューヨークにいる予定です。
be動詞の疑問文と答え方
be動詞を使う英文を疑問文にするには、主語の前にbe動詞を移動します。
You are a student.
あなたは学生です。
↓
Are you a student?
あなたは学生ですか。
そして、be動詞で質問をされたときは、be動詞を使って返事をします。
Are you a sales man?
あなたは営業マンですか。
Yes, I am.
はい、そうです。
No, I am not.またはNo, I’m not.
いいえ、違います。
「Are you~?(あなたは~ですか)」と聞かれたときに答えるのは「私」なので、答えの主語は「Yes, I am. / No, I am not.」のように「I」を使います。
疑問詞を使う疑問文
疑問詞とは、「what」(なに)、「when」(いつ)、「where」(どこ)、「how」(どのように)などのことです。
疑問詞を使って疑問文を作るには、英文の最初に疑問詞を付けます。
疑問詞の後ろは、先ほど説明したbe動詞の疑問文と同じように、be動詞が先頭の英文を続けるだけです。
Mr. Miyagi is in Okinawa.
ミヤギさんは沖縄にいます。
↓
Is Mr. Miyagi in Okinawa?
ミヤギさんは沖縄にいますか。
↓
Where is Mr. Miyagi?
ミヤギさんはどこにいますすか。
Agent Johnson is playing the piano.
ジョンソン捜査官はピアノを弾いています。
↓
Is Agent Johnson playing the piano?
ジョンソン捜査官はピアノを弾いていますか。
↓
What is Agent Johnson playing?
ジョンソン捜査官は何を弾いていますか。
※「agent」=工作員、諜報員
僕が好きな映画の登場人物やで。
興味があったら「ミヤギさん」と「エージェントジョンソン」を検索してみてな!
be動詞の否定文
be動詞の英文を否定文にするには、be動詞の後ろに「not」を入れます。
My husband is a doctor.
私の夫は医者です。
↓
My husband is not a doctor.
私の夫は医者ではありません。
be動詞の否定形は、以下のように短縮することができます。
are not=aren’t
was not=wasn’t
were not=weren’t
「am not」には短縮形はありません。
be動詞に続ける言葉
be動詞の後ろは、主に以下のような言葉が続きます。
- 名詞
- 形容詞
- 前置詞 + 場所を表す名詞
それぞれについて以下に説明します。
名詞
be動詞の後に名詞を続けると、be動詞は、主語と名詞がイコールの関係であることを表します。
My son is a college student.
私の息子は大学生です。
※my son=a college student
That woman is my friend.
あの女性は私の友人です。
※that woman=my friend
形容詞
be動詞の後に形容詞を続けると、主語の状態や感情を表すことができます。
I am happy.
私は幸せです。
George is tired.
ジョージは疲れているのよ。
前置詞+場所を表す名詞
be動詞の後に「前置詞 + 場所を表す名詞」を続けると、主語がどこに存在しているかを表すことができます。
I was in the US last week.
私は先週アメリカにいました。
「in」以外で場所を表す前置詞を以下に紹介します。
on ~:~の上に、~に接して
near ~:~の近くに
under~:~の下に
I bought this book at the store over there.
私は、この本をあそこの店で買いました。
The cat was on the table when I came home.
私が家に帰ってきたとき、猫はテーブルの上にいました。
The bookstore is near here.
その本屋はこの近くにあります。
The key was under the bed.
鍵はベッドの下にありました。
出身地を伝える言い方
また、be動詞の後ろに「from」を使うと出身を表すことができます。
Hi, I'm Hiroshi. I’m from Japan.
こんにちは。ヒロシです。私は日本出身です。
自由に英語を話せるようになるには
この記事では、be動詞の使い方について説明しました。
be動詞は英語の基本なので、be動詞の使い方を覚えなければ英語はすべてダメと言っても過言ではありません。
そうならないように、この記事を読んで、be動詞の使い方をマスターしてください。
英語を自由に話せるようになる勉強法
この記事では、英語の文法について説明しました。
大人になってから英語をマスターするには、面倒なようでも文法から始めるのが近道なのです。
でも、文法を覚えただけでは英語を話せるようにはなりません。
英語を話せるようになるには、そのための専用の勉強が必要です。
自由に英語を話せるようになる勉強法は、メール講座で説明しています。
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