仮定法過去完了の使い方、英会話でよく使う5パターンを6分で学ぼう
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、仮定法過去完了の使い方について説明します。
仮定法過去完了とは、過去の事実に反することを仮定する英文のことです。
たとえば、「あのとき、もっと勇気があったら、あの人をデートに誘うことができたのに」(実際には勇気がなくて、デートに誘わなかった)のような表現です。
過去のことを振り返る表現なので、日常会話でよく使う人もいれば、ほとんど使わない人もいるかもしれませんね。
いずれにしても、相手が仮定法過去完了を使ったときに理解できなければ困ります。
この記事では、日常的によく使われる仮定方過去完了のパターンを5つ紹介するので、しっかり読んでパターンを覚えてしまってください。
仮定法過去完了とは
仮定法過去完了とは、過去の事実に反することを仮定する手法のことです。
たとえば、「もしあのとき彼女をデートに誘っていたら、今頃は結婚していたかもしれない」のような表現です。
仮定法過去完了の基本的な形は以下のとおりです。
もし(あのとき)~だったら、・・・しただろうに。
If + 主語 + had + 動詞の過去分詞~, 主語 + 助動詞の過去形 + 動詞の原形
もし(あのとき)~だったら、(今は)・・・だろうに。
仮定法過去完了では、過去のことを思い出して、「ああ、あのとき~をしていたらなあ」という気持ちを表すことができます。
以下に例をあげます。
If I had asked her out, she would have said yes.
もし彼女をデートに誘っていたら、彼女は「はい」と答えていただろうに。
(実際にはデートに誘わなかった)
※「ask 人 out」=~をデートに誘う
If you had caught the bus, you would be home by now.
バスに乗っていたら、今頃は家にいるでしょうに。
※「catch a bus」=バスに乗る、catch-caught-caught
仮定法を使う慣用表現
ここでは、日常会話でよく使われる慣用表現を紹介します。
~だったらいいのに(I wish~ )
「~だったらいいのになあ」と事実に反することを願望するときは、「I wish~」を使います。
「I wish~」の英文は、以下の形で使います。
I wish + 主語 + 助動詞の過去形 + have + 動詞の過去分詞形
以下に例をあげます。
I wish I had met you earlier in my life.
人生でもっと早くあなたに会っていたらよかったのに。
(実際には会わなかった)
I wish I could have spent more time in London.
ロンドンでもっと長い時間を過ごせたらよかったのに。
(実際には過ごせなかった)
※「spend time」=時間を過ごす、spend-spent-spent
~してさえいればなあ(If only~)
「~してさえいればなあ」という願望を言いたいときは、「if only~」を使います。
「if only~」の英文は、以下の形で使います。
以下に例文をあげます。
If only I had known it.
そのことを知ってさえいればなあ。
(実際は知らなかった)
まるで~したかのように(as if~)
「まるで~したかのように」と言いたいときは、「as if~」を使います。
「as if~」の英文は、以下の形で使います。
as if + 主語 + had been~
「as if~」の英文は、「本当はそうでないのだけれど、あたかも~したかのように」という意味を表すことができます。
以下に例文を紹介します。
My wife talked as if she had seen it.
妻は、それを見たかのように話しました。
(実際には見ていない)
She talks as if she had been my girl friend.
彼女は、彼女が(過去に)私の彼女であったかのように話します。
(「話す」のは今で、「彼女であった」のは昔)
もし~がなければ(If it had not been for~)
「もし~がなければ(実際はある)」と言うには、「If it had not been for~」を使います。
以下のように「~」の部分には名詞が入ります。
If it had not been for + 名詞, 主語 + 助動詞の過去形 + have + 動詞の過去分詞形
以下に例をあげます。
If it had not been for the traffic jam, I would be home by now.
もし交通渋滞がなかったなら、今頃は家にいるだろうに。
If it had not been for your help, I would have failed the entrance exam.
あなたの助けがなかったら、私は入試で失敗していただろう。
英語を自由に話せるようになる勉強法
この記事では、仮定法過去完了の使い方について説明しました。
仮定法は日常会話でよく使われるので、この記事を読んでしっかり覚えてください。
ただし、このような文法を覚えただけでは英語を話せるようにはなりません。
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