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「後悔」を表す英語表現5選|意味と使い方を例文つきで詳しく解説!

 2024/08/21 英会話
この記事は約 17 分で読めます。
後悔
Yui
こんにちは。英語ライターのYuiです。
今回は「後悔」の英語について説明します。

よく使う表現なので、最後まで読んで正しい使い方をマスターしてください。

あなたは「後悔」を表す英語表現を知っていますか?

“regret”を思い浮かべる人が多いでしょう。

”regret”は最も一般的な表現であることは確かなのですが、他にも「後悔する」を意味する英語表現は4つあります。

しかし、それぞれの表現で細かなニュアンスや使用すべき場面が異なるので、使い方には注意が必要です。

この記事では、”regret”を含めた「後悔する」「後悔」を意味する英語表現5つの意味と使い方について例文付きで紹介します。

他にも、日常会話で「後悔」していることを伝える表現や、偉人や有名人による「後悔」に関する名言も紹介しています。

興味がある方はぜひ読んでください。

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「後悔」を表す英語表現

「後悔」を表す英語表現は5つあり、下記の通りです。

  • regret
  • remorse
  • repent
  • rue
  • lament

しかし、それぞれの単語で細かいニュアンスや使い方が異なるため、正しく使い分ける必要があります。

ここでは、それぞれの表現の意味と使い方について例文付きで詳しく解説します。

regret「後悔する」「後悔」

「後悔」を意味する代表的な英語表現が、”regret”です。

カジュアルな場面だけでなく、フォーマルな場面でも使えるため、汎用性の高いです。

名詞も動詞も同じ形になり、過去形は”regretted”です。

動詞の場合は、下記のように後ろに伴う語句で意味が変わるので注意しましょう。

  • regret + 動詞のing形「〜したことを後悔する」
  • regret + to + 動詞の原形「〜するのは残念である」
  • regret not + 動詞のing形「〜しなかったことを後悔している」

それぞれの意味と使い方を確認します。

regretの使い方1: regret + 動詞のing形「〜したことを後悔する」

やってしまったことに対して後悔するときに使用するのが、” regret + 動詞のing形”です。

「動詞のing形」と聞くと、「進行形」をイメージする人も多いかもしれませんが、”regret”の後に伴った場合は「過去」のニュアンスを持つことになるため注意してください。

Megan regrets buying the bag.
メーガンはそのカバンを買ったことを後悔しています。

regretの使い方2: regret + to + 動詞の原形「〜するのは残念である」

つづいて、”regret”の後に不定詞”to + 動詞の原形”を伴うことで、「〜するのは残念である」という表現になります。

定期試験や、英検・TOEICなどの資格試験で、”regret+ 動詞のing形”と”regret + to + 動詞の原形”を使い分ける問題は頻出なので、ぜひ覚えておきましょう。

I regret to say that your dog has a cancer and he can live one more month.
残念ですが、あなたの犬は癌を患っており余命はおよそ1ヶ月です。

regretの使い方3: regret not + 動詞のing形「〜しなかったことを後悔している」

次に、過去にしたことではなく、「しなかった」ことに対して後悔の念を表す際には” regret not + 動詞のing形”というフレーズを使います。

“not”は”regret”の前に置かないように気をつけましょう。

“regret”の前に置いてしまうと「後悔しなかった」という意味になり、伝えたい意味と異なる意味になってしまいます。

I regret not studying abroad when I was a university student.
大学のときに海外留学に行かなかったことを後悔しています。

remorse「自責の念」「良心の呵責」

“remorse”は「自責の念」や「良心の呵責」を意味する英語表現です。

日本語の意味からも想像できると思いますが、日常生活で「自責の念」や「良心の呵責」といった言葉はなかなか使わないと思います。

英語でも同じで、”remorse”は日常英会話ではあまり使われず、裁判や警察などフォーマルな場面で使われることが多いです。

“remorse”の前に”feel”や”express”、または”be full of”を伴います。

Angela feels deep remorse for the harsh words she had said in anger.
アンジェラは怒っていたときに勢いで言ってしまった暴言に深い自責の念を感じています。

repent「(罪を)悔いる」

“repent”は「(罪を)悔いる」という意味からも想像できるかもしれませんが、宗教的な場面で神様に自分の罪を懺悔するときに使う表現です。

そのため、日常会話で耳にしたり口にしたりする表現はあまりないかもしれません。

I deeply repent for the mistakes I made.
私が犯した過ちを深く悔いています。

rue「深い悲しみと後悔を感じる」

“rue”も”regret”と同様に「後悔する」という意味を持ちますが、非常にフォーマルな表現で文学や詩など書き言葉として使われることが多いです。

深い悲しみや後悔を感じる状況で使います。

Tom will rue the day he betrayed his best friend.
トムは友達を裏切った日を深く後悔するでしょう。

日常会話で後悔したことを伝えるときに役立つ英語表現

「後悔」や「後悔している」といった言葉は、日常生活で使ったり耳にしたりする機会もあるとは思いますが、実際には「やっちゃった!」「〜しなければよかった」と異なるフレーズや言葉を使うことが多いでしょう。

ここでは、日常会話の中で「後悔」したことを伝える時に役立つ英語表現を10個紹介します。

いずれの表現もよく耳にするフレーズなのでぜひ覚えて、英会話で使えるようにしてみてください。

I messed up. / I screwed up. 「やっちゃった」「やらかした」

「やっちゃった!」や「やらかした!」と表現したいときによく使われるのが、”I messed up.”または”I screwed up.”です。

“I screwed up.”はアメリカでよく耳にするスラングで、”screw”は「ねじる」という意味を持ちます。

それに対して、” I messed up.”の”mess”は「混乱」を意味する語です。

そのため、” I screwed up.”と同じように「失敗した」というニュアンスを持ちますが、「メチャクチャになった」「台無しになった」という気持ちや状況を伝えたい時は、”I messed up.”の方が適切です。

I messed up! I broke up with my boyfriend.
やらかした。昨日彼氏と別れちゃった。
I screwed up. The important presentation was a failure.
最悪! 大切なプレゼン失敗しちゃった。

I shouldn’t have + 動詞の過去分詞〜「〜すべきではなかった」

”should”は「〜すべき」という当然や義務を表す助動詞です。

助動詞の直後には、動詞の原形しか伴うことができません。

そのため、過去を表現するために完了形”have + 動詞の過去分詞”を伴う必要があるのです。

I shouldn’t have + 動詞の過去分詞〜で「〜すべきではなかった」、I should + have + 動詞の過去分詞〜で「〜すべきだった」という意味で使われます。

I shouldn’t have stayed up so late last night. I’m too sleepy to concentrate on my work.
昨晩は夜遅くまで起きているべきではありませんでした。今、眠すぎて仕事に集中できません。

I wish + 主語 + 仮定法過去完了「〜であったらなぁ」

過去の事実に反する願望や、過去に実現しなかったことに対する後悔を表すときに、“I wish + 主語 + had  + 過去分詞”「〜であったらなぁ」という表現を使います。

仮定法過去完了についてさらに詳しく知りたい人は、『仮定法過去完了の使い方、英会話でよく使う5パターンを6分で学ぼう』もあわせてお読みください。

I wish I had taken the opportunity to travel abroad more when I was younger.
若い頃もっと海外旅行に行くべきだったなぁ。

if only + 主語 + 仮定法過去完了「〜してさえいればなぁ」

“if only + 主語 + 仮定法過去完了”で「〜してさえいればなぁ」という意味を持つ英語表現です。

過去の事実に反する願望について言及する点では、前項の”I wish〜”と同じですが、こちらの表現の方がより強い願望を表す際に使います。

I wish I had listened more carefully to what my coach said.
コーチが言っていたことをもっと注意深く聞いていればなぁ。

I’m ashamed. 「恥ずかしい」

“I’m ashamed.”で「恥ずかしい」を意味する英語表現です。

世間的に非常識だったり、非道徳的な言動をしてしまった自分を後悔するときに使われ、「罪の意識」として恥ずかしく感じているという意味合いもあります。

I’m ashamed. I lost my temper with my coworker during a meeting and I said something I shouldn’t have.
自分が恥ずかしいよ。会議中に我を忘れて、不適切なことを同僚に言ってしまったんだ。

I’m such an idiot!「私のバカ!」

“such a(an) + 名詞”で「そんな〜」という意味を持つ英語表現で、”I’m such an idiot!”で「こんなことをしたなんで私は何てバカなんだ!」=「私のバカ!」となります。

自分の言動に対して後悔や反省しているときに使われる表現です。

A: I’m such an idiot!
A: 私のバカ!

B: What’s going on?
B: どうしたの?
A: I deleted all the data for the report by mistake.
A: 間違えてレポートに必要なデータを全部消しちゃった。
B: That’s too bad.
B: あー、それはお気の毒に…

I did it again. 「またやってしまった」

“I did it again.”は、同じ失敗を繰り返してしまって後悔したときに使えるフレーズです。

“again”を強めに発音することで、強く後悔していることが伝わります。

A: I did it again…
A: またやってしまった…

B: What did you do?
B: どうしたの?
A: I missed the deadline for the assignment.
A: 課題の締め切りを忘れてしまって、期限までに提出できなかったよ。
B: Again?
B: また?

That sucks! 「最悪!やってしまった!」

“That sucks!”は「最悪だ!」「やってしまった!」という後悔の気持ちを強く表現するのに効果的なフレーズです。

しかし、スラングであるため、使用する場面や相手には注意する必要があります。

本来の”suck”には、「吸う」「しゃぶる」という意味があり、こちらの意味の方が一般的です。

“suck”の意味や使い方、関連フレーズについてさらに詳しく知りたい人は、『suck(sucks)の意味・使い方・イディオムについて例文を用いて徹底解説!』もあわせてお読みください。

That sucks! My vacation got cancelled.
最悪! 僕の休暇が取りやめになったよ。

Damn it!「しまった!」「ちくしょう!」

“Damn it!”は「しまった!」や「ちくしょう!」という意味を表す英語表現です。

もともと”damn”には、「けなす」や「ひどい」といった意味があります。

海外ドラマや洋画で耳にしたことがある人もいるでしょう。

強いトーンのフレーズに聞こえるため、”Damn it!”と聞くと怒っているように感じられるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。

物を落としてしまったときや、日常生活のちょっとした失敗に対して使うことも多いです。

しかし、“That sucks.”と同様にスラングであるため、使用する場面と相手には気をつけてください。

A: Damn it!
A: しまった!

B: What happened?
B: どうしたの?
A: I spilled coffee over my computer.
A: パソコンにコーヒーこぼしちゃった!
B: Oh no! Is it OK?
B: えー! 大丈夫?
A: I hope so…
A: 大丈夫だといいんだけど…

It’s over for me. 「もうダメだ。」「終わった。」

“It’s over for me.”で「もうダメだ。」「終わった」と諦めに近い後悔を表す表現です。

“be 動詞+ over”で「終わる」という意味で、人間関係や試合、休みなどさまざまな物事の終わりを表現するときに使えます。

A: It’s over for me.
A: あー、もうダメだ。

B: What do you mean? What happened?
B: どういう意味? どうしたの?
A: I failed my final exam. I don’t think I can get the credit and be promoted.
A: 期末試験でやらかした。単位取れないし進級できないと思う。
B: Don’t give up! Talk to your professor first and ask what you should do!
B: 諦めないで!まずは教授に何かできることがないか相談してみなよ!
A: OK.
A: うん、わかった。

「後悔」関連の英語表現・ことわざ

下記の表は、「後悔」関連の英語表現やことわざをまとめたものです。

いずれも表現も日常会話でよく耳にしたり口にしたりするでしょう。

ぜひ覚えておいてください。

日本語

英語

重要単語・熟語・文法事項

後悔はない。

I have no regrets.

–        

後悔するよ。

You will regret it.

–        

後悔しないようにね。

Be careful not to regret it.

not to + 動詞の原形「〜しないように」

覆水盆に返らず

It is no use crying over the split milk.

・no use + 動詞のIng形「〜するのは無駄である」

後悔先に立たず。

Repentance comes too late.

・repentance「悔い」

「後悔」に関する名言

下記は、偉人や有名人による「後悔」に関する英語の名言をまとめた物です。

ぜひ自分のモットーやポリシーとして覚えておいてください。

日本語

英語

何も後悔することがなければ、人生はとても空虚なものになるだろう。(ヴァン・ゴッホ)

Your life would be very empty if you had nothing to regret.

決断しないことは、しばしば間違った行動よりもたちが悪いものだ。(ヘンリー・フォード)

Indecision is often worse than the wrong action. 

人生は短すぎて無駄にできない。後悔のないように生きなさい。

Life is too short to waste. Live with no regrets.


自分を笑顔にしてくれたことを後悔してはいけません。(マーク・トウェイン)

Never regret anything that made you smile.

人生に後悔などというものは存在しません。あるのは教訓だけです。(ジェニファー・アニンストン)

There are no regrets in life—just lessons.

恐怖なんてくだらないわ。後悔も同じ。(マリリン・モンロー)

Fear is stupid. So are regrets.

ベストを尽くしたことを後悔する人間はいない。(ジョージ・ハラス)

Nobody who ever gave his best regretted it.

やらなかったことを後悔するより、やったことを後悔したい。(ルシル・ボール)

I’d rather regret things I’ve done than regret the things I haven’t done.

「後悔」は日常生活でよく使う!表現やフレーズを覚えて使いこなそう!

「後悔」や「後悔する」を意味する英語表現は、下記の5つです。

  • regret
  • remorse
  • repent
  • rue
  • lament

しかし、日常会話では下記のような「やってしまった」「最悪!」といった間接的に「後悔」を表す表現の方がよく使うでしょう。

  • I messed up. / I screwed up. 「やっちゃった」「やらかした」
  • I shouldn’t have + 動詞の過去分詞「〜すべきでなかった」
  • I wish + 主語 + 仮定法過去完了「〜であったらなぁ」
  • If only + 主語 + 仮定法過去完了「〜してさえいればなぁ」
  • I’m ashamed. 「恥ずかしい」
  • I’m such an idiot.「私のバカ!」
  • I did it again. 「またやってしまった」
  • That sucks!「最悪!」
  • Damn it. 「しまった!」「ちくしょう!」
  • It’s over for me. 「もうダメだ」「終わった」

この記事を参考にしながら、「後悔」に関する英語表現の幅を広げて英会話で実際に使ってみてください。 なお、お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 “ある練習” が必要です。

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ライター紹介 ライター一覧

Yui

Yui

高校で英語教員として8年勤めた後、オーストラリアに留学し、モナッシュ大学院観光学部に入学。2021年に卒業した後、現地企業でマーケターとして勤務しました。現在はライターとしてオーストラリアで活動しています。

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