関係代名詞の所有格とは?初心者でも9分で学べる関係代名詞の基礎
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、関係代名詞の所有格について説明します。
関係代名詞は中学3年で習う単元で、受験やTOEICのような筆記試験でも英会話でも、日本人にとっては難しい単元と考えられています。
でも、ネイティブにとっては難しい表現ではなくて、日常会話でごく普通に使われます。
だから、関係代名詞を理解できなければ、ネイティブの日常英会話を理解するのは困難です。
「何となく意味は分かるけれど、はっきりとは理解できない」という状態になってしまいます。
だから、自分で使いこなせるかどうかは別として、少なくとも会話の相手が関係代名詞を使ったときに理解できるようにしておきたいものです。
この記事では、関係代名詞の所有格について説明しますので、いざというときに困らないように、しっかり読んでください。
関係代名詞の所有格とは?
関係代名詞の所有格とは、関係代名詞以下の節の中で、関係代名詞が所有格(~の)の働きをするものを指します。
言葉で説明しても分かりにくいので例をあげると、以下の英文では、所有格の関係代名詞「whose」は「~の(父親)」という所有格の役割を果たしています。
このため、関係代名詞の所有格では、「先行詞 + whose + 名詞 + 動詞」の順に言葉が並びます。
所有格の関係代名詞は、先行詞が人でも人以外でも「whose」を使います。
なお、先行詞とは、関係代名詞によって修飾される名詞のことです。
多くの場合、先行詞は関係代名詞の前にあります。
関係代名詞の所有格では、先行詞が「人」でも「人以外」でも「whose」を使いますが、ここでは分かりやすくするために「先行詞が人の場合」と「人以外の場合」に分けて説明します。
先行詞が人の場合
先行詞が人の場合、所有格の関係代名詞は「whose」を使います。
例文を見てみましょう。
I want you to meet a girl.
私は、あなたに少女に会ってほしい。
Her dream is to study in the United States.
彼女の夢はアメリカで勉強することです。
上の英文では、「a girl」と「Her」が同じ人を指しています。
同じ人を指す言葉がある2文は、関係代名詞を使うと1文にまとめることができます。
上の2つの英文を1つにまとめるには、「Her」を関係代名詞の「whose」に置き換えて、先行詞「a girl」の後ろに続けます。
I want you to meet a girl whose dream is to study in the United States.
私はあなたに、アメリカで勉強したいという夢を持っている少女に会ってほしい。
先行詞が人以外の場合
先行詞が人以外(物・動物)の場合も、所有格の関係代名詞は「whose」を使います。
例文を見てみましょう。
My son talked about a book.
息子は本について話しました。
Its table of contents is a poem.
その目次は詩です。
(目次が詩の形式で書かれているという意味)
※「table of contents」=目次
上の英文では、「a book」と「Its」は同じ物を指しています。
同じ物を指す言葉がある2文は、関係代名詞を使うと1文にまとめることができます。
上の2つの英文を1つにまとめるには、「Its」を関係代名詞の「whose」に置き換えて、先行詞「a book」の後ろに続けます。
My son talked about a book whose table contents is a poem.
息子は、その目次が詩になっている本について話しました。
シンプルな3ステップで英作文する方法
関係代名詞の英文は、以下の1~3の手順で作ることができます。
- 2つの英文で同じ物・人を指している言葉を見つけます。
- 代名詞 を「whose」に置き換えます。
- 関係代名詞の節を先行詞の後ろに置きます。
ここでは、関係代名詞を使って以下の2つの英文を1つにします。
My brother married a woman.
兄は女性と結婚しました。
Her father is a professor.
彼女の父親は教授です。
この英文では「a woman」と「Her」は同じ人を指しています。
My brother married a woman.
Her father is a professor.
ここでは、代名詞「Her」を「whose」に置き換えます。
My brother married a woman.
whose father is a professor.
関係代名詞から始まる節「whose father is a professor」を先行詞「a woman 」の後ろにつなげます。
My brother married a woman whose father is a professor.
兄は、父親が教授である女性と結婚しました。
カンタンやろ。
「a woman whose father is a professor」だったら、「その父親が教授である女性」というように訳す。
ただし、リスニングのときは、こんなふうに後ろから前に戻りながら理解しているとスピードに追いつけへんやろ。
そやから、
My brother married a woman
兄は女性と結婚したんだよ
whose father is a professor
そのお父さんは教授なんだよ
というように、左から右に頭の中で処理したらええで。
その方が簡単やな。
英語を話せるようになる勉強法
この記事では、関係代名詞の所有格について説明しました。
英会話で関係代名詞を使いこなすのはなかなか難しいので、あなたが英語初心者の場合は、関係代名詞の所有格を使いこなすのは少し先のことになるかもしれません。
でも、相手が使ったときに確実に理解できるように、この記事でしっかりと理解しておいてください。
ただし、文法を理解しただけでは英語を話せるようにはなりません。
英語を話せるようになるには、英語を話すための特別な勉強が必要です。
英語を自由に話せるようになる勉強法については、メール講座で説明しています。
以下のページから無料で参加して、不要になればいつでも解除できます。
気軽に参加してください。