「探す」は英語で?search/look for/find など13の表現の意味と使い分けを徹底解説!

このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、「探す」の英語について説明します。
「探す」の英語と言えば、おそらくほとんどの人は「look for」を真っ先に思い浮かべるのではないでしょうか?
中学で習いますし、日常英会話でもよく出てくるので、英語を勉強していたらお馴染みになってしまうと思います。
でも、「探す」という意味では「search」など他の言葉もあります。
この記事では、「探す」の英語をニュアンスごとに6つに分けて説明します。
日常英会話で頻繁に使う言葉なので、覚えておいて今日から活用してください。
「探す」を意味する英語表現6選
「探す」を意味する英語表現は6つあり、下記のとおりです。
- search
- seek
- hunt
- explore
- find
- uncover
本章では、それぞれの表現の意味や使い方について例文を用いて詳しく解説します。
search「(苦労しながら)探す」
紛失物や行方不明者などを探す、場所を調査する、ファイルなどの検索をする、というときは”search”を使います。
気をつけなければいけないのは、”search A”と言う場合、「Aを探す」という意味ではなく「Aの中を探す」という意味になることです。
例えば、「My mother is searching my bedroom.」と言った場合、ベッドルームを探しているのではなく、「ベッドルームで何かを探している」という意味になります。
一体どうしたの?警察が彼の家を家宅捜査していたわ。
Why don’t you search using Google?
Googleで検索したら?
The security searched everywhere for my missing item but couldn’t find it.
保安係が私の落とし物を求めて、あちこち探してくれたけど見つかりませんでした。
※「security」=警備員、「missing」=行方不明の、「everywhere」=どこもかしこも
seek「(形がないものを)探す」
形のないものを探す、得ようとする、求めようとする、という意味では「seek」を使います。
形のあるものを探すときは使いません。
また、少し格式ばったイメージがあります。
なお、「seek」の活用形は「seek-sought-sought」です。
ありとあらゆることに対して完璧を望む彼には、ほとほと疲れ果てたわ。
(私は、すべてにおいて完璧を求める彼にはうんざりしました。)
※「get tired of〜」=〜にうんざりする、「perfection」=完璧、「just about」=ほとんど
All he wants to do is to seek the truth.
彼が求めているのは、真実を探し求めることのみです。
(彼は、この訴訟を通じてお金を求めているのではありません。)
※「lawsuit」=訴訟
I sought my doctor’s advice yesterday, and I am pretty much satisfied with it.
昨日、担当医に意見を求めました。そして、それに関してはかなり満足しています。
※「pretty much」=ほとんど
hunt「探し回る」「熱心に探す」
「何を狩るのか目的を持って狩猟に行く」というイメージで「目的のものを探す」という意味の英語は「hunt」です。
新宿で良いお食事処を探してみたけれど、見つからなかったわ。
I have a need to hunt for a job.
私は職を探す必要があります。
I hunted all over my room for my missing glasses.
メガネが見当たらないので部屋中を探しました。
(行方がわからない眼鏡を求めて、部屋中を探しました。)
異性や仕事を探すときにも、「hunt」を名詞形で使います。
(イイ)男を探しに行くわ。
Do you need to go on a job hunt?
仕事を探す必要があるの?
explore「探索する」
exploreは「探す」「探索する」「調査する」といった意味を持つ英語表現で、新しい場所や道の分野を詳しく調べたり、可能性を深く掘り下げたりする際に使用されます。
そのため、「探す」というよりも、より深く詳細に、そして広範囲に調べるというニュアンスがあるため、使用する際には注意してください。
私たちは隠れた滝を見つけるために森を探索しました。
※「waterfall」=滝
Jane is exploring different career options before making a decision.
ジェーンは決断を下す前にさまざまなキャリアの選択肢を探っています。
The company is exploring new ways to improve productivity.
その会社は生産性を向上させる新しい方法を模索しています。
※「productivity」=生産性
find 「探して見つかる」
findは「探して見つける」「発見する」「気づく」と言った意味を持つ動詞で、具体的なモノから抽象的な概念まで幅広く使われます。
また、偶然見つける場合にも、意識的に探して見つける場合にも使えるため汎用性の高い便利な表現です。
私はようやくソファの下で失くした鍵を見つけました。
Anne found an interesting article about language learning.
アンは語学学習に関する興味深い記事を見つけました。
I found it difficult to understand his explanation.
私は彼の説明を理解するのが難しいと感じました。
※「explanation」=説明
uncover「(隠された事実や情報を)探す」「明らかにする」
uncoverは、「隠されたものを見つける」「秘密や事実を明らかにする」といった意味を持つ動詞です。
努力や調査によって真実や事実が明らかにされるというニュアンスが込められています。
ニュースや研究などの場面でよく使われます。
“find”よりも、意図的に調査して見つけるニュアンスが強いのが特徴です。
また、”discover”「発見する」に似ていますが、”uncover”はすでに存在しているものの在処や事実を明らかにすることに対して使うのに対し、”discover”は新しいものを見つける際に使います。
場面や状況に応じて、正しく使い分けられるようにしましょう。
考古学者たちは、砂に埋もれた古代の寺院を発見しました。
※「archaeologist」=考古学者、「ancient」=古代の、「bury」=埋める
The journalist uncovered evidence of corruption in the government.
そのジャーナリストは、政府の汚職の証拠を明らかにしました。
※「evidence」=証拠、「corruption」=汚職、「government」=政府
Scientists are trying to uncover the mystery of black holes.
科学者たちはブラックホールの謎を解明しようとしています。
「探す」「調査」を意味する英語のイディオム7選
「探す」や「調査」を意味する英語のイディオムは7つあり、それぞれ下記のとおりです。
- look for 〜
- search for 〜
- try to find
- hunt for 〜
- prove for 〜
- scout for 〜
- track down
本章では、それぞれの英語表現の意味と使い方について例文を用いて詳しく解説します。
look for 〜「〜を探す」
単純に「探す」と言う意味で、比較的簡単に探せるものが対象の場合によく使われるのは「look for」です。
「look for」は、見えるものに使われることが多く、お店で商品を探しているときなどは「I am looking for 〜」(〜を探しているのですが)とよく言います。
会話では、ほとんどの場合、「look for」を使えば事足ります。
カギを探しています。見かけましたか?
Are you looking for me?
私に用事ですか?
(私を探しているのですか?)
Nowadays, you have to look for a quiet place to read in the library. So many things are going on in the place.
最近の図書館内では、本を読むための静かな場所を探さなくてはならないのよ。施設内でいろんなことがおこなわれているからね。
(この場所では、とてもたくさんのことがおこなわれています。)
※「nowadays」=最近、「so」=とても
search for〜「(時間をかけてじっくりと)探す」
「search」だけでは、何を探しているのか伝えることができません。
でも、「search + 場所 + for 〜」という形で使えば、何を探しているのかを伝えることができます。
近くの公園で犬を探しました。そして、幸運にも犬を見つけることができました。
※「nearby」=近くの
I searched the living room for my wallet, but no luck so far.
財布が見つからないかと居間中を探したけれど、まだ見つかりません。
(財布を探して居間を調べましたが、今のところ運がありません。)
※「wallet」=財布、「no luck」=運がない、「so far」=「今のところ」
I want to write a paper, but I am not good at searching for information. It would be so nice if you could help me with it.
論文を書きたいのだけれど、情報を探すのが苦手です。手を貸してもらえると助かるわ。
※「it would be nice if 〜」=〜なら嬉しく思う
try to find 「見つけようと努力する」
“try to find”は「何かを見つけようと努力する」あるいは「探しているものの、まだ見つかっていない」ことを言いたいときに最適な表現です。
“find”とは異なり成功するかどうかは分からず、努力している過程を強調しています。
日常会話でよく使われる表現です。
スマートフォンを見つけようとしているんだけど、どこに置いたか思い出せない。
Tom is trying to find more details about the job offer.
トムはその仕事のオファーについて詳細を知ろうとしています。
We are trying to find a good restaurant for dinner.
私たちは夕食のために良いレストランを探そうとしています。
hunt for 〜「見つけようとどこまでも〜を探す」
“hunt for 〜”は、「見つけようとどこまでも〜を探す」という意味を持つ表現です。
“search for 〜”や”look for 〜”よりも強い意味を持ち、より積極的で執着した探索を示します。
また、この表現は、探す対象が見つかりにくい、あるいは重要である際に使われることが一般的です。
ジョージは家のなかをくまなく探し回り、失くした腕時計を探しています。
The detective is hunting for clues to solve the mystery.
その探偵は謎を解くために手掛かりを探しています。
※「detective」=探偵、「clue」=手掛かり、「solve」=解決する
We are hunting for a perfect venue for the wedding.
私たちは結婚式にぴったりの会場を探し回っています。
※「venue」=会場
probe for 〜「〜の徹底的に調査する」
“prove for 〜”は、「〜を徹底的に調査する」や「慎重かつ深く探る」という意味を持つ表現です。
“find”「見つける」や”hunt for 〜”「〜を探し回る」よりも、詳細な調査や真相の解明に重点を置いていることが特徴です。
医療や科学、ジャーナリズム、捜査などの分野における公式な調査や分析でよく使われ、隠された事実や手掛かりを突き止めようとするニュアンスを持ちます。
そのジャーナリストは、政治スキャンダルについて徹底的に追及しました。
※「political」=政治的な
Scientists are probing for evidence of life on Mars.
科学者たちは火星に生命の痕跡があるかどうかを調査しています。
※「evidence」=証拠
Katie probed for details about his past experience.
ケイティーは彼の過去の経験について詳しく探りを入れました。
※「details」=詳細、「past」=過去の
scout for 〜「(場所や機会の)調査」
“scout for 〜”は、「何かを見つけるために調査する」や「適したものを探し回る」という意味を持つ英語表現です。
単なる「探す」というよりも、意図的で体系的な調査を示唆しています。
特に、新しい場所や機会を見つけるために情報を集めたり、下見をしたりするというニュアンスがあり、スポーツやビジネス、エンターテインメントなどを中心にさまざまな分野で使われます。
映画クルーは撮影のためのロケ地を探しています。
※「crew」=チーム、「location」=場所、「shoot」=撮影する
The soccer team is scouting for young talented players.
そのサッカーチームは、才能ある若手の選手を探しています。
※「talented」=才能がある
The company is scouting for new business opportunities in Asia.
その会社はアジアで新たなビジネスチャンスを探っています。
※「opportunity=機会
track down「見つけ出す」
“track down”は「探し出す」「見つけ出す」「突き止める」といった意味を持つフレーズで、手掛かりをたどりながら時間をかけて見つけ出すというニュアンスがあります。
“find”「見つける」よりも、努力や調査を伴う点が特徴です。
捜査や情報収集、紛失物の発見など、目的のものを粘り強く探し続ける場面でよく使われます。
警察は数週間の捜査の末、容疑者を突き止めました。
※「suspect」=容疑者、「investigation」=捜査、調査
I finally tracked down my missing book at the library.
私はようやく図書館で失くした本を見つけ出しました。
The reporter managed to track down the source of the leaked documents.
その記者は流出した文書の情報源を突き止めることができました。
※「manage to 〜」=かろうじて〜する、「source」=源、「leak」=流出する、「document」=文書
「探す」や「調査」を意味する英語表現はたくさんある!状況に応じて正しく使い分けよう!
この記事では「探す」の英語について例文を使って説明しました。
「探す」は、日常的によく使う表現なので、この記事で使い方をしっかりマスターしてください。
ただし、よく使うフレーズを覚えただけでは英会話ができるようにはなりません。
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