オーストラリアのワーキングホリデーにかかる費用の目安を徹底解説!
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今日は、オーストラリアでモナッシュ大学院を卒業し、オーストラリア在住のYuiさんが、ワーキングホリデーにかかる費用の目安を教えてくれます。
どれくらいの費用がかかるのか心配な場合は、チェックしておいてください。
近年、円安の影響で「出稼ぎ留学」が流行していますが、あなたは興味がありますか?
出稼ぎ留学にはワーキングホリデー(ワーホリ)が1番です。
そして、オーストラリアは世界で最も賃金が高い国であるため行き先としておすすめします。
この記事ではオーストラリアにワーホリに行くメリット、オーストラリアのワーキングホリデービザに関する情報、ワーホリにかかる費用などについてご説明します。
オーストラリアに留学することや、オーストラリアで働くことに興味がある方はぜひ読んでみてください。
オーストラリアにワーキングホリデーに行くメリット3つ
オーストラリアにワーキングホリデーに行くメリットは下記の3つです。
- 賃金が高い
- 最大で3年ワーキングホリデービザで滞在できる
- 日本と時差が少ない
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
賃金が高い
上記にもありますが、オーストラリアは世界で最も賃金が高い国の1つです。
最低時給は21.38ドルとなっており、これは日本円に換算するとおよそ2,160円で、日本の最低賃金の約2倍あります(2023年2月現在)。
そのため、オーストラリアのワーキングホリデーでしっかりとお金を稼ぎ、貯金をして日本に帰国すると、かなり貯金することが可能です。
このような理由から、オーストラリアは出稼ぎ留学の行き先として非常に人気があります。
最大で3年ワーキングホリデービザで滞在できる
ワーキングホリデーは日本と提携関係にある22カ国のいずれかに行くことができます。
ほとんどの国が1年間です。
しかし、オーストラリアの場合は、オーストラリア政府が指定する業種や地域で指定された期間以上労働することで、セカンドさらにはサード・ワーキングホリデー・ビザに申請することができます。
つまり、ワーキングホリデービザでオーストラリアに最大3年間滞在することができるのです。
ワーキングホリデーでここまで長期滞在できる国は、現段階ではオーストラリアだけです。
日本と時差が少ない
オーストラリアは広大な国です。
また、州によってはサマータイムを導入している州もあります。
つまり、都市や時期によって時差が異なります。
しかし、それでもオーストラリアと日本の時差は-1から+2時間程度となっており、時差が少ないです。
時差が少ないことでいつでも日本の家族や友人と連絡が取ることができるので安心であると共に、時差ボケになり滞在期間を無駄にしてしまうこともありません。
オーストラリアのワーキングホリデービザの申請条件と種類
オーストラリアのワーキングホリデービザは3種類あります。
それぞれの種類と特徴についてここでは解説します。
オーストラリアのワーキングホリデーの対象年齢
オーストラリアのワーキングホリデービザの対象年齢は18-30歳です。
この年齢は「ビザ申請日」の段階での年齢になるので気をつけてください。
オーストラリアのワーキングホリデービザを申請するための条件
下記がオーストラリアのワーキングホリデービザに申請するための条件です。
- 年齢が18-30歳であること
- ワーキングホリデービザが発給されてから1年以内に入国すること。そしてビザは入国後1年間有効。
- 子供を同伴しないこと
- 語学学校や専門学校への就学は最大4ヶ月までとすること
- 1つの就業先で最大6ヶ月までフルタイムで就業できること
- 十分な資金があることを証明できること
それぞれのワーキングホリデービザ申請にかかる費用
ワーキングホリデービザはそれぞれ510ドルであり、これは日本円に換算するとおよそ47,000円です。
セカンドまたはサード・ワーキングホリデー・ビザを申請するための条件
セカンド・ワーキングホリデー・ビザを申請するためには、オーストラリア政府が指定する業種 (漁業、林業、農業、建設作業など)と場所で88日以上就労し、それを証明する必要があります。
そして、サード・ワーキングホリデー・ビザを申請するためには、上記の業種と場所で6ヶ月以上就労し、証明しなくてはなりません。
オーストラリアのワーキングホリデーにかかる費用の目安とその内訳
オーストラリアのワーキングホリデーにかかる費用は、人によって異なるため一概には言えませんが、年間で100-200万円ほどかかるでしょう。
この費用の内訳を渡航前にかかる費用と、渡航後にかかる費用に分けてご紹介します。
渡航前までにかかる費用
下記の表は渡航までにかかる費用の内訳と費用の目安についてまとめたものです。
内訳 | 費用の目安 |
渡航費(往復) | 120,000-300,000円 |
語学学校への入学金 | 約15,000円 |
語学学校への授業料 | 120,000-150,000円/月 |
教材費 | 約1,000円/週 |
ワーキングホリデービザ申請費用 | 約47,000円 |
海外旅行保険への加入 | 約20,000円/月 |
ワーキングホリデーにかかる費用の半分以上が渡航前に支払う必要があることから、オーストラリアにワーキングホリデーに行くことを検討している人は、早めにお金の準備を始めることがおすすめです。
渡航後にかかる費用
下記の表は渡航後にかかる費用の内訳と費用の目安についてまとめたものです。
内訳 | 費用の目安 |
食費 | 40,000-60,000円/月 |
滞在費 | 9,000-32,000円/週 |
通信費 | 4,000-5,000円/月 |
交通費 | 9,000-12,000円/月 |
現地で早く仕事を見つけられるほど、これらの渡航後にかかる費用の負担を抑えることができます。
英語力が高いほど時給が良い仕事が見つかりやすいです。
出発前からしっかりと英語の勉強をしておきましょう。
オーストラリアのワーキングホリデーにおすすめの都市BEST3
オーストラリアのワーキングホリデーにおすすめの都市トップ3は下記の3都市です。
第1位:シドニー
第2位:メルボルン
第3位:ゴールドコースト
それぞれの都市の特徴についてご紹介します。
第1位:シドニー
多くの人がオーストラリアの首都をシドニーだと勘違いしてしまうほど、シドニーはオーストラリアの経済、金融、文化、そしてファッションの中心地です。
大都市であるため、英語力に自信がなくても比較的仕事が見つけやすいでしょう。
日本からワーキングホリデーにくる人のほとんどがシドニーからスタートしています。
第2位:メルボルン
メルボルンは「カフェの街」であることを知っていますか?
メルボルンには至る所にカフェがあります。
多くのオーストラリアの都市では、2年以上のカフェでの勤務経験が求められますが、メルボルンでは未経験でも雇ってもらえるカフェが多いです。
また、メルボルンは新型コロナの影響で世界で最もロックダウンをしていた街でもあります。
ロックダウン中に多くのホスピタリティ産業やサービス産業がダメージを受けました。
ロックダウンを終えて、国境封鎖を終えた今でも人材不足に悩んでいます。
そのため仕事は見つけやすいでしょう。
第3位:ゴールドコースト
シドニーやメルボルンといった大都市と比較すると、ゴールドコーストの求人数は少ないです。
しかし、観光地かつリゾート地であるため、ホスピタリティ産業やサービス業であれば仕事が見つかりやすいでしょう。
また、ゴールドコーストはこぢんまりとした都市である割に日本人の数も多いです。
そのため、和食レストランや日本人向けのお店も多いことから、日本語が話せる日本人は労働者として重宝されるでしょう。
オーストラリアのワーキングホリデーの費用を抑えるポイント4つ
語学留学や大学・大学院留学と比較するとコストを抑えることができるワーキングホリデーではありますが、工夫と努力次第でさらにコストを抑えることが可能です。
ここではそのポイントを解説します。
大都市ではなく郊外や田舎に住む
オーストラリアは日本と比較すると物価が非常に高いです。
しかし、シドニーやメルボルンといった大都市ではなく、ブリスベン、ゴールドコースト、パース、そしてアデレードといった規模の小さい都市を選ぶことで、家賃などの固定費を大きく下げることにつながります。
しかし、あまりにも都会から離れている田舎を選んでしまうと、生活費を浮かすことができますが、交通費がかかってしまうので注意してください。
オーストラリアは車社会です。
日本ほど電車やバスといった公共の交通機関が発達しておらず、それが不便でストレスに感じてしまうこともあるので、留学先の都市や地域を選ぶときはよくリサーチしてから考えましょう。
出発前に英語力を高めておく
留学してからでも英語力を向上させることができますが、出発前からしっかりと英語の勉強をしておきましょう。
英語力が高いほど時給の良い仕事に就くことができるからです。
お金を稼ぐことができれば、留学費用の節約にもつながります。
観光オフシーズンに渡航する
観光オフシーズン、つまりオーストラリアが冬の時期である6-8月に渡航することでフライト代を浮かせることができるでしょう。
新型コロナで多くの国が国境を長期間に渡り閉鎖してきました。
その影響で国境再開後需要が高まり、フライトチケット代が高騰しています。
そしてその傾向はしばらく続くようです。
そのため、観光オフシーズンに渡航するだけでなく、チケットを早めに予約したり、直行便ではなく乗り継ぎ便を活用するなどしてオーストラリアに渡航することでフライトチケットを大きく節約することができるでしょう。
外食ではなく自炊する
上記にもありますが、オーストラリアは世界で最も最低賃金が高い国の1つです。
人件費がかかっているがゆえに外食費は非常に高いです。
1回の食事で20ドル以上(およそ1,800円)かかることが一般的だと考えてください。
しかし、スーパーで販売されている食材は日本と同じくらいの価格です。
外食を控え、自炊を心がけることで月々の食費を大きく抑えることにつながるでしょう。
賢く節約してオーストラリアのワーキングホリデー費用を抑えよう!
オーストラリアのワーキングホリデーにかかる費用は100-200万円ほどです。
渡航前の時点で50万円以上の金額が必要になることから、早めにお金の準備を始めることが大切だと言えます。
また、この記事で紹介した節約術を活用することで、費用を節約し、貯金することにもつながるはずです。
ぜひワーキングホリデーに行った際に実践してみてください。
ワーホリで困らない英語力を身につけよう!
「ワーホリに行ってから英語を勉強しよう」と考えていたら、英会話が上達せずにつらい経験をすることになります。
また、「現地の人と英語で話せば英会話が上達する」というのも甘い考えです。
そもそも英語を話せなければ、英会話ができないので英語は上達しません。
さらに、文法を知らなければ語学学校で文法の授業を受けることになり、無駄な時間とお金を使うことになります。
でも、留学前にしっかり勉強しておくと、留学してすぐに現地の友達を作り、英語を話す毎日を送ることができます。
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