外国人がびっくりする!日本の奇妙な文化10選
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、通訳案内士の西村さんに「外国人がびっくりする奇妙な日本の文化」について話してもらいます。
日本で生まれ育っていると、「当たり前」のこととして受け入れている文化がたくさんあります。
たとえば、日本では家に入るときにクツを脱ぐのは当たり前ですが、欧米人は「なんでわざわざクツを脱ぐの?」と思うようです。
そして、家の中では室内専用のスリッパをはいて、さらにトイレに入るときはトイレ用のスリッパにはき替えるのを見るに至っては、「もう訳が分からない!」となるようですね。
こうしたことは、外国人に「何で?」と指摘されなければ、なかなか気づきません。
それでは、通訳案内士の仕事を通じて、日々、外国人に接している西村さんに、外国人がびっくりした日本の奇妙な文化について話していただきますね。
10位:電車の中で寝る。
あなたは、通勤や通学で電車に乗っているときに何をしますか?
- スマートフォンを触る。
- マンガを読む。
- ボンヤリする。
- 寝る。
こんな感じでしょうか。
スマートフォンやマンガを見ているのはともかく、電車の中で日本人が寝ることに外国人はかなりびっくりするようです。
「こんなところで寝られるなんて、日本人は度胸があるなあ!」と思うのでしょう。
というのも、もし外国で電車の中で寝てしまったら、金目の物を取られてしまうかもしれないからです。
日本と比べると、どこの国も治安が良くないので、盗まれないように常に自分の身の回りの物を見張っている必要があります。
電車で寝るなんて言語道断。
そう考えると、寝ていてもバッグや財布が無事という日本は、本当に治安がよくて住みやすいということですね。
9位:やたらにマスクをしている
冬になると、マスクをして歩いている日本人をよく見かけます。
マスクをする理由は、風邪を他人にうつさないため、または風邪をうつされるのを防ぐためです。
またマスクをしていると温かいということもあります。
でも、欧米では一般の人は、たとえ風邪をひいているときでもマスクをしないのが普通です。
マスクをしていると、強盗などと間違えられることもあるそうです。
そのため、マスクをして平気で歩き回っている日本人は、とても奇妙に見えるみたいですよ。
8位:花見と言うけれど実は宴会
3月末から4月にかけて、日本列島の大部分では桜が咲き、人々は「花見」に出かけます。
この「花見」は、英語では「cherry-blossom viewing」(桜の花の観賞)と訳されています。
でも、実際にこの「花見」の様子を見た外国人は「これのどこが花見なの?」とびっくりします。
というのも、花見と言いながら、桜の下で飲んだり食べたり歌ったりと、宴会をしているだけだからです。
花を観賞している人はほとんどいません。
花見を「桜の花の観賞」と思っていた外国人にとっては、桜を口実にして飲んだり食べたりする奇妙な文化に見えるようです。
7位:学校が終わった後にまた学校に行く
夕方以降の街中で、かばんを持って塾に行く小・中学生、高校生を見かけることがよくあります。
そんな子供たちを見た外国人はびっくりして、「こんな時間に、彼らはどこに行くの?」と質問してきます。
塾を英語で「a cram school」と言います。
直訳すると「詰め込み式の学校」です。
欧米では子供たちをそのような塾に通わせることはほとんどありません。
学校の授業だけで十分だからです。
日本では、「良い学校に入学することが、将来的に良い人生を送るためのパスポートになる」という考え方を持っている親が多いので、小さいうちから塾に通わせる家庭が多くあります。
でもこれは、塾というものがない外国人にとっては、びっくりする文化の1つのようですね。
6位:仏教のお寺なのに神道の施設がある
外国人を案内するときには、決まって寺院と神社を案内することになります。
寺院は「仏教」の施設であり、神社は「神道」の施設ですよね。
もちろん通訳案内士は、日本古来の神道と、インドから伝わった仏教の違いを外国人に説明します。
すると外国人は、「なるほど。日本には『神道の神社』と『仏教の寺院』があるんだな」と納得します。
でも、寺院の境内を歩いていると、どういうわけか神道の神をまつる「ほこら」が目に入ってきます。
日本人なら、何も考えずに通り過ぎてしまうところですよね。
でも外国人は、「どうして仏教の寺院に、神道の神社のようなものがあるの?」とびっくりします。
日本人にはあまり気にならないことですが、外国人にとっては「キリスト教の教会の中に、イスラム教のモスクがある」というくらい奇妙に思えるのかもしれませんね。
そこで、神道と仏教はうまく融合して、神と仏は一体と考えられているという「神仏習合」について説明すると何とか納得してもらえます。
キリスト教の教会の中に、他の宗教の施設があるなんてことは絶対にありえません。
だから、キリスト教文化で生まれ育った外国人にとっては、仏教と神道の関係はびっくりなのかもしれませんね。
5位:靴を脱ぐ
欧米人は、家の中でもクツをはいて生活します。
でも、日本に来るとクツを脱がなければならない場所がたくさんあるので、外国人から「めんどうくさい。なぜ?」という疑問が上がります。
私たちにとっては、家に入るときに靴を脱ぐのは普通のことだから、「どうしてクツを脱がなきゃいけないの?」と聞かれても理由なんか分からないですよね。
「家の中を汚したくないから」くらいしか言いようがありません。
家の中を清潔にしておきたいので、家の外から泥を持ち込みたくないわけです。
結論としては、「日本人はきれい好きだから」ということになるのでしょうか。
4位:やたらにお辞儀する
日本人は頻繁にお辞儀をします。
初めて会ったとき、お礼を言うとき、謝るときなど、1日に何度お辞儀をする機会がありますよね。
では、お辞儀をする習慣のない欧米では、お辞儀をする代わりにどんな動作をするのでしょう。
初めて会ったときは、まずは握手をします。
そして、握手をしながら「Nice to meet you.」と言いますよね。
お礼を言うときや謝るときも、お辞儀はせずに言葉で表現するだけです。
やたらとお辞儀をするのは、欧米人にとっては卑屈なしぐさに見えるようですよ。
3位:電車でアナウンスがある
停車駅の案内や乗り換え案内などの電車内のアナウンスは、外国人の耳にはうるさく聞こえるようです。
日本人にとっては、電車内でのアナウンスは当たり前で、耳障りにはなりませんよね。
それに、知らない場所に行ったときなどはとても便利です。
しかし外国では、日本のような車内放送を流してくれることはほとんどありません。
外国では、自分の目的地が何番目の駅かを電車内の地図で確認して降りるのが普通です。
外国人にとって、日本の電車内のアナウンスは、実は過剰なサービスだったのですね。
2位:大人がマンガを読んでいる
近頃の電車内は、もっぱらスマートフォンを触っている人が多いですが、以前は大人がマンガを読んでいる光景をよく目にしたものです。
欧米人は「マンガは子供が読むもの」と考えています。
だから、大人がマンガを読んでいるのを見た外国人は、言葉に出して言わないまでも「幼稚な人」と思っているのかもしれません。
本当のところは、日本のマンガは、小さな子供向け、少年少女向け、青年向けなど、実に色々な年齢層が楽しめるように作られています。
だから、大人がマンガを読んでいるからといって、幼稚なマンガを読んでいるとは限りません。
でも、そのことを知らない外国人にとっては、大人が堂々とマンガを読んでいるというのはびっくりなんでしょうね。
1位:知らない人と一緒に風呂に入る
日本では、温泉地で大浴場に行って、他の人たちと一緒に景色を眺めながらゆったりとした気分で入浴するのは楽しみの1つですよね。
でも、欧米人にとっては、知らない人たちと一緒に入浴するということは、恥ずかしくて到底ガマンできないことのようです。
というのも、欧米人は体が日本人より大きいので、日本人の中ではひときわ目立ってしまいます。
それに、外国人の裸をあまり見たことがない日本人に、ジロジロ見られることがあるのかもしれません。
このため、温泉の大浴場で入浴するということは、なかなか受け入れられないようです。
外国人がびっくりする奇妙な文化まとめ
この記事では、外国人がびっくりする日本の奇妙な文化を10個紹介しました。
どれも日本人にとっては、意識することすらない当たり前のことばかりです。
でも、違う文化からやってきた外国人にとっては、びっくりすることが多いのでしょうね。
そんなふうに「日本って奇妙な国だなあ」と思っている外国人には、「いや、こういう理由があるんですよ」としっかりと英語で説明してあげたいものです。
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今日は、実際に日本に来た外国人がびっくりした「欧米人にとって奇妙な日本文化」を10個紹介しますね。