えっ?これも和製英語なの?ネイティブに通じない和製英語20選
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、英会話のときに間違って使いやすい和製英語を紹介します。
日本語の中にはたくさんの外国語が取り入れられています。
たとえば、帽子付きの服のことを「パーカー」と呼びますが、英語では「hoodie」(フーディー)と言います。
こうした和製英語は、外国人には理解してもらえないので、英語での言い方を知っておく必要があります。
この記事では、日本人が日常的に使っている和製英語を20個紹介します。
一読するだけで、今後間違える心配がなくなるので、最後まで読んでください。
間違えやすい和製英語20選
テイクアウトの英語
マクドナルドなどのファーストフード店や持ち帰りのできるレストランで料理を注文すると、店内で食べるか持ち帰るかを聞かれます。
アメリカでは、以下のように聞かれます。
For here or to go?
ここで食べますか、それともお持ち帰りですか?
この質問には、「テイクアウト」ではなく以下のように答えましょう。
For here, please.
ここで食べます。
To go, please.
持ち帰ります。
なお、イギリスでは以下のように言い方が違います。
Eat in or take away?
ここで食べますか、それともお持ち帰りですか?
Eat in, please.
ここで食べます。
Take away, please.
持ち帰ります。
トランプの英語
「トランプ」は和製英語なので外国人には通じません。
アメリカのトランプ大統領のことを話していると勘違いされるかもしれません。
「トランプ」は英語で「cards」と言います。
「トランプをする」なら「play cards」です。
トレーナーの英語
服のトレーナーは英語では「sweatshirt」と言います。
「sweat」は「汗」で、「shirt」は「シャツ」という意味です。
「trainer」(トレーナー)は、スポーツ選手や動物などを訓練する人を指しています。
パーマの英語
「パーマ」は英語では「permanent wave」と言います。
「permanent」は「永久の」「持続的な」という意味があり、「wave」は「波」という意味があります。
なお、「permanent wave」を略して「perm」と言います。
「perm」には「パーマ」という名詞の意味と、「パーマをかける」という動詞の意味があります。
ですので、以下のように使うことができます。
I'm going to get my hair permed tomorrow.
明日、パーマをかける予定です。
I'm going to get a perm tomorrow.
明日、パーマをかける予定です。
バイキングの英語
レストランで、食べたい料理を自由に取って食べる形式のことを日本では「バイキング」と言います。
でも、このような形式のことを英語では「buffet」(バフェ)と言います。
(ビュッフェではありません)
ちなみに、「バイキング」(Viking)は、800年~1050年ごろに西ヨーロッパで暴れた海賊のことで、料理とは何の関係もありません。
パンの英語
「パン」は英語で「bread」と言います。
英語で「pan」(パン)は、フライパンなど料理に使う道具を指します。
ピーマンの英語
「ピーマン」は和製英語なので外国時には通じません。
「ピーマン」は英語で「green pepper」と言います。
フライドポテトの英語
マクドナルドやモスバーガーなどで食べる「フライドポテト」は、アメリカ英語では「french fries」と言い、イギリス英語では「chips」と言います。
英語の「fried potatoes」(フライドポテト)は、油で揚げたり炒めたりしたイモという意味なので、細長い形は期待できません。
以下の画像のように、輪切りだったり角切りだったりする可能性があります。
詳しくは、『フライドポテトは英語で?アメリカとイギリスの違いは?』を読んでください。
フライパンの英語
「フライパン」は英語で「frying pan」と言います。
「fry」には、「炒める」「(油で)揚げる」という意味があります。
なお、日本人が「frying pan」と言うと、「R」と「L」の発音を間違えて「flying pan」(飛んでいるナベ)と言ってしまうことがあります。
舌を口の奥の方に引くようにして「ラ」と発音すると正しく言うことができます。
プリンの英語
プリンは英語で「custard pudding」と言います。
「pudding」だけだと、「小麦粉、米、ラード、肉、卵、牛乳、バター、果物などの材料を混ぜて、砂糖、塩などの調味料や香辛料で味付けし、煮たり蒸したり焼いたりして固めた料理の総称(Wikipedia)」という意味があります。
ペットボトルの英語
「ペットボトル」は英語で「plastic bottle」と言います。
「プラスティックボトル」なので、見た目そのままですね。
日本語で「ペットボトル」と呼んでいるのは、ボトルの材質が「PET」(polyethylene terephthalate:ポリエチレンテレフタレート)だからです。
ボールペンの英語
「ボールペン」は英語で「ball-point pen」と言います。
ペンの先端に小さな鉄のボールが入っていて、それがクルクル回ることでインクを出しているから「ball-point」なんですね。
ただし、「pen」と言うだけでも通じます。
なお、万年筆は「fountain pen」と言います。
泉(fountain)のようにインクが湧き出ることから名前が付けられたそうです。
ホッチキスの英語
「ホッチキス」は英語で「stapler」と言います。
そしてホッチキスの針は「staple」です。
ホッチキスと言っても通じないので注意しましょう。
マスターの英語
飲み屋などでお酒を提供する人を英語で「bartender」(バーテンダー)と言います。
「バーテンダー」(バーテン)なら日本語でも使いますよね。
なお、お店を運営している人は「manager」と呼びます。
マンションの英語
日本では「マンション」は集合住宅のことを意味しています。
でも、英語の「mansion」は「大邸宅」という意味があります。
英語では、「マンション」は以下のように使い分けます。
分譲マンションの建物または一室:condominium(condo)
分譲マンションの建物:condominium building
アパート/賃貸マンションの一室:apartment(アメリカ)、flat(イギリス)
アパート/賃貸マンションの建物:apartment building(アメリカ)、flats/block of flats(イギリス)
メイクの英語
化粧という意味の「メイク」の英語は「make-up」です。
日本語でも「メイキャップ」や「メイキャップアーティスト」のような言葉が使われるので、馴染みのある言葉ですね。
「make-up」は、以下のように使います。
I am putting on make up.
今、化粧をしているところです。
I am wearing make up.
化粧をしています(「スッピンではない」ということ)。
「put on~」は、身に付ける動作を表し、「wear」は、身に付けている状態を表します。
ちなみに、「化粧直しをする」と言いたいときは「fix one's make-up」を使います。
I need to fix my make-up.
化粧直しをしなきゃ。
レジの英語
コンビニやスーパーなどの「レジ」は英語で「cashier」か「cash register」と言います。
レジがどこにあるか分からないときなどは、以下のように聞くことができます。
Could you tell me where the cashier is?
レジはどこか教えてもらえますか。
ワンピースの英語
日本語の「ワンピース」は、上下がつながっているドレスを指しています。
1つの生地でできているから「one piece」(一切れ)なんですね。
英語では「ワンピース」は、単に「dress」と言います。
日本では「ドレス」と言うと、パーティーや結婚式で着るような豪華なドレスを想像すると思います。
でも英語では、カジュアルな普段着もドレスと言います。
英語では、パーティーで着るようなゴージャスなドレスは「party dress」、結婚式で着るドレスは「wedding dress」と呼びます。
段ボールの英語
「段ボール」は英語で「cardboard」と言います。
ですので「段ボール箱」は英語で「cardboard box」です。
なお、段ボール箱を閉めるときに使う「ガムテープ」は「duct tape」や「packing tape」と言います。
「duct tape」は、エアコンなどの通風管(ダクト)のつなぎめを密閉するためのテープのことで、「packing tape」は、引っ越しなどで使う段ボール箱を閉じるための透明なテープのことです。
一般的に「ガムテープ」と言いたいときは「a duct tape」で問題ありません。
電子レンジの英語
電子レンジは英語で「microwave」と言います。
「microwave」には「電子レンジで温める」という動詞としても使えます。
Could you microwave it?
電子レンジで温めてもらえますか。
英語を話せるようになる勉強法
この記事では、日本人が日常的に使っている和製英語と正しい英語を紹介しました。
よく使う表現ばかりなので、覚えておくと必ず役に立ちます。
ただし、こうした言葉を覚えただけでは、英語を話せるようにはなりません。
英語を話せるようになるには、そのための勉強をする必要があります。
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