英語が覚えられない人、すぐ忘れる人に効果てきめんの勉強
このコンテンツは、10年以上の経験を持つプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、英語が覚えられない人、すぐ忘れる人に共通する特徴と、どうすれば覚えられるか?についてお話しします。
私が英語を指導する人から届く相談の1つに
「以前に勉強したところをもう1度やってみたら、あまり覚えていなかった(怒)」
「覚えたはずなのに、すぐに忘れてしまう(涙)」
というのがあります。
人間は必ず忘れる生き物ので、覚えたことを忘れるのは当たり前なのですが、中には
「せっかく勉強したのに、ほとんど忘れているじゃないか。どうしてくれるんだ!!」
という怒り口調の人もいます。
どうして忘れてしまうのでしょうね?
覚えられない理由
「英語が覚えられない」「覚えたのにすぐ忘れる」と嘆いている人は、大きな誤解をしています。
1つ目の誤解は、教材が覚えさせてくれるわけではないということです。
どんな教材を使おうと、英会話アプリだろうとネイティブの英会話講師だろうと、あなたに「覚えさせる」ことはできません。
覚えるのはあくまで、あなたの頭であり、覚えるためにあなたが努力する必要があります。
当たり前の話ですが、お金を払っても英会話プログラムを頭にインストールしてもらえるわけではありません。
2つ目の誤解は、「一度勉強したことはすべて身につく」と考えていることです。
実際には、人間の脳はコンピュータとは違い、完璧に覚えたつもりでも、しばらくすると忘れてしまします。
エビングハウスの忘却曲線によると、6日後には75%を忘れて、31日後には79%も忘れているそうです。
つまり、英単語や例文を頑張って覚えても、1か月ほど過ぎたらほとんど勉強していないのと同じ。
残念な事実ですが、生まれつき特殊な記憶能力を持っている人以外は、この事実を受け入れるしかありません。
英語が覚えられない人、すぐ忘れる人がするべき勉強
英語が覚えられない人、すぐ忘れる人がするべきことは「復習」です。
エビングハウスの忘却曲線によると、無意味な音節を記憶した場合、以下の割合で忘れてしまいます。
20分後には42%忘れる
1時間後には56%忘れる
9時間後には64%忘れる
1日後には67%忘れる
2日後には72%忘れる
6日後には75%忘れる
31日後には79%忘れる
英語は無意味な音節ではありませんが、英語初心者の方にとっては無意味な音節に近いので、ほとんど忘れてしまって当然です。
だから、どんなに頭のいい人でも、必ず復習をする必要があります。
私の英会話講座の受講生でも翻訳講座の受講生でも、上達する人は例外なく念入りに復習をしています。
逆に、上達しない人は、次々と新しいことを学ぶことに気を取られて復習をしません。
まるで、復習する時間はムダと考えているかのようです。
でも、勉強しても復習しなければ忘れてしまうので、せっかく勉強したことがムダになってしまいます。
また、過去に学んだことが身についていなければ、新しいことは身につかないので、しばらくすると行き詰ってしまいます。
基礎を身に付けていなければ、応用は身に付かないからです。
だから、もし、勉強しているのに伸びないと感じたり、勉強に行き詰まりを感じているなら、過去に学んだことを復習すると突破口が開けるかもしれません。
効果的な復習のタイミング
ある大学の研究によると、以下のタイミングで合計3回復習すると、ほとんど記憶に残るそうです。
学習した翌日に1回
学習した1週間後に1回
学習した1か月後に1回
ただ、これは若くて優秀な学生を使った実験結果だと思います。
私自身の経験から言えば、以下のように4回くらいは最低でも必要なように思います。
学習した翌日に1回
学習した1週間後に1回
学習した2週間後に1回
学習した1か月後に1回
私などは、これだけ復習しても忘れてしまいます。
また、人によってはもっと復習した方がいいかもしれません。
「こんなに復習に時間を使っていては、新しことを勉強できなくなるのでは?」という心配は無用です。
復習にかかる時間は、繰り返すほど短くなっていきます。
それに、そもそも、前に勉強したことが身に付いていなければ、新しいことを勉強しても身に付かないので、しっかり復習してから次に進む必要があるのです。
ちなみに、学んだことを記憶に定着させるだけでなく、英会話で使いこなせるようになる勉強法を無料のメール講座で公開しています。
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