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「洋服」は英語で?「clothes」だけじゃない洋服の英語5選

ショッピングをする女性

このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。


こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。

笑顔のアキラ

今日は「洋服」は英語でどう言えばいいかについて説明します。

「洋服」の英語と言えば、中学生のときに「clothes」を習います。

でも、それ以外に「outfit」「dress」「suit」「clothing」など別の言葉もあるので、いったいどれを使えばいいのか分からなくなってしまいますよね。

そこでこの記事では、これらの言葉のニュアンスの違いが分かるように、「洋服」の英語について例文を使って説明します。

誤解を避けて正しい意味を伝えられるように、正しい使い分けを覚えてください。

一般的な「洋服」の英語は?

最も一般的で広い意味を持つ「洋服」の英語は「clothes」です。

「clothes」は「cloth」(布)の複数形で、「洋服」「衣服」という意味で使うときは、常に複数形で使います。

布 → cloth
洋服 → clothes(いつも複数形)

「clothes」は意味が広いので、一般的に「服」と言いたいときは「clothes」を使えば間違いありません

「clothes」の発音には注意が必要で、スペルを見ると「クロージーズ」と言いたくなりますが「クロウズ」のように発音するのが正解です。

以下の動画で「clothes」の発音を確認してください。

読み方を間違えるとまったく通じないので、正しい発音を覚えておきましょう。

それでは、「clothes」を使う例文を見ていきましょう。

洋服を買う女性たち

Where do you buy your clothes?

服はいつもどこで買うの?

We had a clothes swapping party at the church and I found myself something really nice.

教会で服の交換会をやっていて、すごく気に入ったものを見つけたの。

※「swap」=交換する、「church」=教会、「find 人+~」=人に~を見つける

I hate using clothes dryers.

私は衣類の乾燥機を使うのが嫌いです。

※「hate~ing」=~するのが嫌い、「dryer」=乾燥機

「服」や「衣服」じゃなくて、「洋服」の英語を知りたいんやけど・・・

つまり、「和服」じゃなくて「洋服」ってことを明確にしたいんや。

欧米人が着る服はぜんぶ「洋服」やから、「clothes」と言えば洋服という意味になる。

衣料品

意味は「clothes」とほぼ同じだけど、よりフォーマルな響きがあるのは「clothing」です。

日本語に置き換えると「clothes」は「服」ですが、「clothing」は「衣類/衣料品」というイメージです。

女性ものの洋服

One of my friends works for a clothing company.

友人の一人はアパレル会社で働いています。

※「clothing company」=衣料の会社 → アパレル会社

Whenever I have the chance to do so, I donate clothing.

機会がある度に衣類を寄付しています。
(そうする機会があるたびに、私は衣類を寄付します)

※「whenever~」=~するときはいつも、「donate」=寄付する

There is no problem finding stylish full-figured clothing in big cities.

都会では、大きなサイズのしゃれた服を探すのに苦労はしませんよ。

※「there is no problem~ing」=~するのに苦労しない、「stylish」=上品な、「full-figured」=(服が)ゆったりサイズの

I went to the new children’s clothing store (clothes store) yesterday and bought some school outfit for my grandkid.

昨日、新しくできた子供服店に行って、孫に学校に着ていく服を買ってあげました。

※「outfit」=服、「grandkid」=孫

普段の会話では、「clothing」より「clothes」の方をよく使うように思う。

というのは、「clothes dryer」(乾燥機)、「clothes hanger」(ハンガー)、「clothes pin」(洗濯ばさみ)、「clothes iron」(アイロン)など、衣類を整理、洗濯する際に使うものは、呼び方が決まっているから。

なるほど。

「clothing」は、衣料、被服、服装など、仕事に関わる表現が多い。

「clothing allowance」(被服費)、「clothing check」(服装検査)、「clothing donation」(衣類の寄付) のように使うのが一般的や。

どちらを使っても通じるけど、よく使われている表現を使う方が自然に聞こえる。

ドレス

女性が着るドレスは英語でも「dress」です。

ただし、日本語の「ドレス」と英語の「dress」には、ニュアンスの違いがあります。

日本語で「ドレス」と言うと、パーティーで着るような高級なものを想像するかもしれませんね。

でも、英語の「dress」には、女子小学生が学校へ来ていくワンピースや、普通の大人の小ざっぱりしたワンピース、華やかな卒業式や結婚式に着るドレスなど幅広い意味があります。

ワンピースを着てブランコをする少女

また、ドレスと言うとワンピース(one-piece dress)というイメージが強いかもしれませんが、必ずしもワンピースに限りません。

上下の分かれたツーピースのドレス(two-piece dress)もあります。

Is that the appropriate dress for the dance?

それは、ダンスに行くのにふさわしい服ですか?

※「appropriate」=適切な

Our dress code for school is very strict.

服に関する我々の校則はとても厳しいです。
(学校のドレスコードはとても厳しいです)

※「dress code」=ドレスコード(服装の規制のこと)

正装したカップル

「dress」には動詞の意味もあり、「服を着る」「服を着せる」という意味で使われます。

How are you going to dress for the party tonight?

今夜のパーティーにはどんな服を着ていくの?

逆に、「服を脱がせる」は「undress」と言う。

「服を脱がせて」なら「Undress me.」か。

そのとおり。

ところで、1980年に「殺しのドレス」という映画が流行った。

原題「Dressed to kill」を直訳すると「殺すための服を着ている」となる。

でも「Dressed to kill」の本当の意味は、「女性が男性の気を引くために大胆な服を着る」という意味。

「kill」は「殺す」というより「悩殺する」というイメージや。

ひとそろいの衣服

ズボン、ジャケットなどの単体ではなく、帽子やジャケット、ズボンなどをすべて含む衣服のことを「outfit」と言います。

日本語だと「服」という訳になってしまいますが、「outfit for the school play」(学校で行う演劇用の衣装一式)など、何かをするための服一式というニュアンスがあります。

This is my outfit to go horseback riding.

これは私が乗馬をするときに着ていく服一式です。

※「horseback riding」=乗馬

コスプレする3人の子供

I used to make outfit for Halloween parties myself when I was in middle school.

中学生のときには、ハロウインの衣装を自分で作っていました。

※「used to~」=かつては~した、「myself」=自分で、「middle school」=中学校

My friend from the States dressed herself in ninja’s outfit in Kyoto and had a great time.

アメリカから来た友人は、京都で忍者の衣装を着て楽しんでいました。
(アメリカから来た友人は、京都で忍者の衣装を着て、すばらしい時を過ごしました)

※「dress」=服を着せる(動詞)

She wears nothing but designer outfit.

彼女は、ブランド服以外は身に付けません。
(ブランド服だけを着ます)

※「nothing but」=~だけ(「only」と同じ意味)、「designer outfit」=デザイナーブランドの服

My mom bought me a brand-new-outfit when I started college.

大学に入学したときに、母は新しい服を一式そろえてくれました。

※「brand-new」=新品の

クローゼットを開けて

This is my outfit for gym.
これがジム用の服です。

This is my outfit for work.
これが仕事用の服です。

と言われたら、服の組み合わせがたくさん収納されているのを想像する。

なるほど!

スーツ

上着とズボン・スカートなど一組の衣服のことを「suit」と言います。

「suit」という言葉を聞くと、やはりビジネスマンのスーツをイメージします。

二枚目の外国人

He sure looks nice in his custom-made suit.

彼はオーダーメイドのスーツを着てバッチリ決めています。
(彼はオーダーメイドのスーツを着て、間違いなく素敵に見えます)

※「sure」=間違いなく、「custom-made」=オーダーメイドの

You need to be dressed in your suit and tie here.

ここはキチンとした服装でないと入れないのですよ。
(ここではスーツとネクタイを着用する必要があります)

※「tie」=ネクタイ

I am looking for a new bathing suit for this summer.

この夏用の新しい水着を探しているところです。

※「bathing suit」=ワンピースの水着

Would you close the door, please? I don't think you want to see me in my birthday suit.

私の裸を見たくないでしょうから、どうぞドアを閉めて下さいね。
(ドアを閉めてもらえますか。生まれたままの姿の私を見たくないですよね)

※「birthday suit」=裸(生まれたときの服)

「suit」という言葉を聞いて思い浮かぶのは、他には「bathing suit」「swim suit」「swimming suit」など。

どれも女性用のワンピースの水着のことや。

「bikini」(ビキニ)は「bikini suit」じゃないん?

「bikini」は「bikini」だけ。

その他の洋服に関連する英語

最後に、洋服に関連する英語を紹介します。

ズボン:pants(アメリカ英語)、trousers(イギリス英語)
※「pants」はイギリス英語では下着のパンツを意味します。
長ズボン:pants/trousers
※半ズボンと区別したい場合は「long pants/long trousers」と言います。
半ズボン:shorts
ジーンズ/ジーパン:jeans
下着のパンツ:underwear/underpants/panties(女性の下着)/pants(イギリス英語)
スカート:skirt
ニット(セーター):sweater
パーカー:hoodie
シャツ(シャツ全般):shirt
ワイシャツ:dress shirt
スウェット:sweatshirt
女性服:women's clothes/ladies' clothes

英会話を独学でマスターするには?

この記事では、「洋服」は英語でどう言えばいいかを説明しました。

ぜひ今日からは、英会話のときに正しく使い分けてください。

なお、この記事で紹介したような言葉を使って英語を自由に話せるようになるには、そのための専用の練習をする必要があります。

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