「勝つ」は英語で?「win」「beat」など役立ちフレーズ4選
「勝つ」は英語でどう言えばいいでしょうか?
真っ先に、学校で習う「win」が思い浮かぶかもしれませんね。
でも、「勝つ」の英語には「win」や「beat」、「defeat」、「thrash」などがあり、正しく使い分ける必要があります。
この記事では、「勝つ」を英語で正しく使い分ける方法を説明します。
スポーツについて話すときなど、日常的によく使う表現なので、覚えておくと役に立ちますよ。
なお、覚えた表現を英会話のときに使いこなせる勉強法を『英会話の勉強法!独学3ステップ学習なら迷わずにペラペラになれる』で詳しく説明しています。
あわせてお読みください。
(試合に)勝つ
試合や競争などに「勝つ」という英語は「win」です。
「win」の後には、「game」(試合)や「match」(試合)、「race」(競争)などの語句を続けることができます。
「win」の後に、対戦相手を表す語句を続けることはできません。
Which team do you think will win?
どっちのチームが勝つと思いますか?
Which team won?
どっちのチームが勝ちましたか?
The soccer team my son belongs to won the game against the team from the town next to ours.
息子が所属するサッカーチームは、隣町のサッカーチームとの試合で勝ちました。
「win」は、スポーツの試合だけでなく、選挙や賞を勝ち取るという意味でも使えます。
Who do you think will win the presidential election?
今度の大統領選挙では、誰が勝つと思いますか?
※「president」=大統領、「election」=選挙、「presidential election」=大統領選挙
He won the Nobel Prize for Literature.
彼は、ノーベル文学賞を勝ち取りました。
「win」の後ろに人や相手チームを続ける場合は、「win against~」を使います。
The world chess champion won against his challenger in the World Chess Championship.
世界チェス選手権で、チェスの世界チャンピオンは挑戦者に勝ちました。
なお、「win」の後には何も続けなくてもかまいません。
He won.
彼は勝ちました。
(相手に)勝つ・打ち負かす
勝った相手をはっきりと言いたい場合は「beat」か「defeat」を使います。
「beat」と「defeat」は、「相手に勝つ」「打ち負かす」という意味で、後ろに、打ち負かした相手を表す語句を続けます。
「beat」より「defeat」の方がフォーマルな言い方ですが、意味に違いはありません。
The challenger beat the champion at the world title match of boxing.
ボクシングの世界タイトルマッチで、挑戦者がチャンピオンに勝ちました。
※beat-beat-beaten
I defeated my father at chess.
私は、チェスで父に勝ちました。
圧勝する・快勝する
形式張らないカジュアルな表現で、「楽勝する」「圧勝する」という意味の「勝つ」の英語は「thrash」です。
Australia thrashed New Zealand to win Four Nations title
オーストラリアがニュージーランドに勝って、Four Nations選手権に勝利しました。
※「Four Nations」=ラグビートーナメントの名称
「thrash」は、新聞の見出しなどでよく見かけます。
US thrash Australia to win Women's World Cup
アメリカがオーストラリアに圧勝、女性のワールドカップを制覇
「thrash」にはもともと、人や動物を繰り返し叩くという意味があります。
My father thrashed me with his belt.
父は、私をベルトで叩きました。
覚えた表現を英会話で使いこなすには?
この記事では、「勝つ」の英語である「win」「beat」「defeat」「thrash」について説明しました。
これらを使うと、「勝つ」と英語で言いたいときに困ることはないはずです。
覚えた表現を英会話で使うコツ
このような表現は、以下のように英語と日本語を暗記しても、英会話で使えるようになりません。
英会話で使えるようになるためのコツの1つに、英文ごと覚えることがあります。
英文ごと覚えると、使い方が身に付くので、同じような文脈で使いたいときにパッと言えるようになります。
英会話には、このような勉強法のコツがたくさんあり、コツを知らずに勉強すると、TOEICのような筆記試験でしか使えない死んだ知識が身に付いてしまいます。
英会話でパッと言えるようになる勉強法については、以下のメール講座で詳しく説明しています。
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