「教えてくれてありがとう」を意味する英語表現の意味と使い方を解説
あなたは「教えてくれてありがとう」を英語で表現できますか?
実は「教えてくれてありがとう」という意味を持つ英語表現は数多く存在し、相手が教えてくれた内容や、状況、相手との関係性などさまざまな要素で使用すべき表現が大きく異なります。
本記事では、例文も交えながら「教えてくれてありがとう」を意味する英語表現について、プラスアルファの情報や注意点も含めて詳しく解説します。
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目次
【シチュエーション別】「教えてくれてありがとう」を意味する英語表現
「教えてくれてありがとう」という表現は、下記のように状況によって使用すべき表現が異なります。
- 説明してくれた相手に対して「教えてくれてありがとう」と伝える
- 情報をくれた相手に対して「教えてくれてありがとう」と伝える
本章では、それぞれの状況別に適した英語表現を紹介します。
説明してくれた相手に対して「教えてくれてありがとう」と伝える
仕事のやり方や勉強など何か説明してくれた相手に対して「教えてくれてありがとう」と伝えたいときには、下記のような英語表現を使うことが一般的です。
- Thank you for your explanations. 「説明してくれてありがとう。」
- Thank you for all the details. 「色々と教えてくれてありがとう。」
- Thank you for the advice「アドバイスをくれてありがとう。」
“Thank you for your explanations.”は、相手に丁寧に説明してもらいしっかりと理解できたときに使います。
“Thank you for all the details.”は直訳すると「一部始終ありがとう」という意味を持つ表現で、細部も含め相手がしてくれたこと全てに対してお礼を言いたいときに使ってください。
“Thank you for the advice.”については、「〜したらどう?」や「〜しないほうがいいんじゃないの?」と有益な提案や助言をしてくれた相手に対してお礼を言いたいときに使いましょう。
情報をくれた相手に対して「教えてくれてありがとう」と伝える
何かをするにあたって事前に情報をくれた相手に対して「教えてくれてありがとう」と伝える際には、下記のような英語表現を活用することが一般的です。
- Thank you for the notice. 「教えてくれてありがとう。」
- Thank you for the heads up. 「先に教えてくれてありがとう。」
- Thank you for letting me know. 「知らせてくれてありがとう。」
- Thank you for the information. 「情報をくれてありがとう。」
- Thank you for telling me about 〜. 「〜について教えてくれてありがとう。」
最初のフレーズについてですが、”notice”は「気づく」という意味で覚えている方も多いと思いますが、「注意」や「お知らせ」という意味もあります。
自分が気づかなかった部分や意識できなかった部分への指摘や注意をもらったときに、この表現を使いましょう。
2番目の表現で使われている”heads up”は、「これから起ころうとしていることについて警告する・注意を促す」という意味を持つ英語表現です。
3番目の表現は、有益な情報をもらえたり何か行動するのに役立つ情報をもらえたりした際には、使うことが多いです。
フォーマルな場面からカジュアルな場面までさまざまな状況や相手に使える表現であるため、覚えておくと良いでしょう。
4番目の表現はビジネスシーンなどフォーマルな場面で使われることが多いです。
“Thank you”を”Thanks”、”information”を”info”と略すことで、カジュアルな表現に変えられます。
最後の表現は、日常会話や比較的カジュアルなビジネスシーンで使われる表現で、情報をくれた相手に直接感謝を述べる際に使います。
【応用編】「教えてくれてありがとう」を意味する英語表現
前章で紹介した表現は、あくまで基本的な英語表現です。
下記のような点に留意することで、より洗練された表現で「教えてくれてありがとう」と相手に英語で伝えられるようになります。
- “thank you”を”thanks”にしてカジュアルさを出す
- “very much”をつけて感謝の気持ちを強調する
- “Thank you for 〜”以外の表現で感謝の気持ちを伝える
- 間接的に感謝の気持ちを伝える
本章では、それぞれの点について詳しく解説します。
“thank you”を”thanks”にしてカジュアルさを出す
相手にお礼を言うとき、“Thank you for 〜”を使う人が多いかと思いますが、”Thank you”の部分を”Thanks”に置き換えることでカジュアルな表現になり、友達や家族にお礼を言うときに適した表現になります。
素晴らしい友達でいてくれてありがとう。
さらに、”Thanks a lot for 〜”と、”thanks”と”for”の間に”a lot”を挟むことで、「本当にありがとう!」と心の底から感謝していることを表現することも可能です。
“Thank you”と”for”の間に“very much”や”so much”などを挟むことで、感謝の程度を強めて「本当にありがとうございました。」と感謝の気持ちを強調することもできます。 “very much”や” so much”を文末につける人がいますが、これは誤りです。 文中での位置に気をつけてください。 “Thank you for”以外の表現を使って相手に感謝の気持ちを伝えることも可能です。 特に、ビジネスなどフォーマルなシーンでは、下記のような”Thank you for ”以外の表現を使って感謝の気持ちを表現する方が好ましいとされています。 それぞれの表現を使った英語の例文は、下記の通りです。 相手に感謝の気持ちを表現する際に、必ず「ありがとう」という表現を使わなくてはいけないというルールはありません。 「〜してくれて親切だね。」「あなたがしてくれた〜が、とても役に立ったよ。」など「ありがとう」以外にも相手に感謝の気持ちを伝える表現は数多くあります。 このように、感謝の気持ちを間接的に伝える表現も使いこなせると良いでしょう。 間接的に感謝の気持ちを伝える表現の例は、下記の通りです。 「教えてくれてありがとう」を英語で表現する際には、下記の点に注意しましょう。 本章では、それぞれの注意点について詳しく解説します。 これらの点に留意しながら相手に「教えてくれてありがとう」と英語で伝えることで、相手に感謝の気持ちがさらに伝わりやすくなるでしょう。 文脈や相手との関係性によって表現を使い分けましょう。 前章まででも説明しましたが、ビジネスなどフォーマルな場面では、”appreciate”や”be grateful for〜”などの表現を使い、友達や家族に対してお礼を言う際には、”Thanks for 〜.”といった具合で相手や状況によって使い分けられると相手もあなたに一目を置くでしょう。 感謝の度合いによって表現を使い分けることも大切です。 お礼を言うための表現としては“Thank you for〜.”が最も一般的ではありますが、” be grateful for 〜”や ”appreciate”のほうが深い感謝を示すのに適しています。 また、前章でも説明したように、”so much”や”very much”といった副詞をつけて感謝の気持ちを強調することも可能です。 本記事では、「教えてくれてありがとう」を意味する英語表現が持つ意味と使い方について例文を用いて詳しく解説しました。 「教えてくれてありがとう」という意味を持つ英語表現は数多く存在し、相手が教えてくれた内容や、状況、相手との関係性などさまざまな要素で使用すべき表現が大きく異なります。 本記事で紹介した内容を参考しながら、話す相手や状況によって正しく使い分けられるようにしましょう! なお、お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 “ある練習” が必要です。 詳しい練習法については、無料の動画セミナーで公開しています。
私のことを待ってくれて本当にありがとう。“very much”をつけて感謝の気持ちを強調する
プロジェクトの手助けをしてくれて本当にありがとうございました。
Thank you so much for coming to my presentation today.
今日は私のプレゼンテーションに来てくださり、本当にありがとうございました。“Thank you for 〜”以外の表現で感謝の気持ちを伝える
この困難な時期にご理解いただき感謝しております。
I am grateful for the chance to work on this amazing project.
この素晴らしいプロジェクトに取り組む機会が得られて感謝しております。間接的に感謝の気持ちを伝える
私をパーティーに招待してくれるなんてとても親切ですね。
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君のアドバイスがとても役に立ったよ。
I owe you one.
恩に着るよ。「教えてくれてありがとう」を英語で表現する際に注意すべき点
文脈や相手との関係性によって表現を使い分ける
感謝の度合いによって表現を使い分ける
相手や状況によって「教えてくれてありがとう」という英語表現を正しく使い分けよう!
今回は、「教えてくれてありがとう」は英語でどう表現するかについて説明します。
状況によって、いろいろな言い方がありますので、この記事を最後まで読んで正しく使いこなせるようになってください。