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英単語の覚え方!英会話でパッと単語が出てくる4ステップ勉強法

 2018/07/06 英単語
この記事は約 12 分で読めます。
単語を学ぶ男性

このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。


こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。

笑顔のアキラ

無料メール講座の読者さんから、英会話で役に立つ単語の覚え方について質問がありました。

⇒独学で英会話を身につける無料メール講座はこちら

この方は、今まで単語をたくさん覚えたのに、英会話のときに使える英単語がほとんどないそうです。

つまり、知っているけれど使えない単語ばかり(涙)

私も同じ経験をしたので分かるのですが、単語の覚え方って、実はかなりやっかいなんですよね。

どうしてかと言うと、

  1. なかなか覚えられない
  2. 覚えてもすぐに忘れてしまう
  3. 苦労して覚えたのに、英会話のときに出てこない
  4. ネイティブが使ったときに聞き取れない

というように、三重苦どころか四重苦だからです。

血走った目の人形

この読者さんは、「どうすれば、知っているだけのムダな英単語を『英会話で使える英単語』に変えられるのか分からない」と悩まれていました。

以下に相談のメールを紹介しますね。

相談のメール

大学から社会人まで英語を勉強してきたのに、言いたいことを英語で言えない自分にガクゼンとしています。

オンラインの英会話で、なんとか英語を話せるように頑張っているのですが、先生には「ボキャブラリーがない」とよく言われます。

大学入試まで英単語を必死で覚えたので、英単語を知らない訳ではないのです。

英会話で使える単語が極端に少ないのだと思っています。

本当に無駄な勉強法で覚えてしまった単語を、どのようにしたら使える単語に変えていけるのでしょうか?

アキラ
この記事では、この読者さんのような悩みを解消するべく、英会話(スピーキング)で使える英単語の覚え方を紹介します。

絶対にやってはいけない英単語の覚え方

私は大学入試のときに、受験用の教材をまるまる一冊暗記するほど頑張りました。

それで、筆記試験では高得点を取れたし、大学も合格しました。

でも、大学を卒業した後でニュージーランドにワーホリで行ったときにガクゼンとしました。

現地の人と英語で話そうと思っても、せっかく覚えた単語がまったく出てこなかったからです。

口から出てきた単語は、中学1年レベルの単語がポロポロ・・程度でした。

しかも、必死で頭をフル回転させてやっと言葉が出てくるって感じだったし、発音が悪くてほとんど理解してもらえない、という残念な結果です(涙)。

あまりにショックで、英語を話すのが怖くなってしまったくらいです。

それまで私がやっていた単語の覚え方は、下の記事で紹介しているような方法です。

⇒英語の語呂合わせ?新TOEICの単語500個をザクザク覚える方法

ナオ
せっかく覚えた単語が役に立たんかったってこと?
アキラ
悲しいことに、そのとおり(涙)

まさに受験のためだけの知識って感じ・・・

英単語の覚え方は2種類ある!

あまり知られていませんが、英単語の覚え方には、下の2種類があります。

  1. 筆記試験では効果があるけれど英会話で使えない英単語の覚え方
  2. 英会話で役に立つ英単語の覚え方

短期間に筆記試験の点数を上げたいなら、1の方法で勉強するのが効率的です。
でも、覚えた単語は英会話で役に立ちません。

2の覚え方は、1の覚え方より少し手間がかかります。
でも、筆記試験でも英会話でも役に立つ知識を身につけることができます。

英語を勉強する人のほとんどは、高校受験や大学受験のために1の「筆記試験では効果があるけれど英会話で使えない英単語の覚え方」で勉強します。

だから、社会人になってからも、筆記試験のための英単語の覚え方を続けてしまうんですね。
でも、それでは英語を話せるようにはなりません。

では、ムダに覚えてしまった単語を、どうすれば英会話で使えるようにできるのでしょうか?

アキラ
回りくどい話は抜きにして、今すぐ英単語の覚え方を知りたい場合は、以下のページを読んでください。

⇒英語がポンポン出てくる単語の覚え方6つのテクニック

英会話で使える英単語の覚え方

英会話(スピーキング)のために英単語を覚えるには、どうすればいいか、基本的な考え方から説明しますね。

英語学習は、「インプット」と「アウトプット」から成り立っています。

インプットとは、単語や文法を覚えるなど、情報を頭に記憶させることです。
インプットした単語や文法は、受験やTOEICのような筆記試験で役に立ってくれます。

アウトプットとは、覚えた単語や文法などを英会話や英作文を通じて頭から取り出すことです。

人間の脳はインプットは得意ですが、頭の中にバラバラに記憶されるため、必要なときに素早くアウトプットすることができません。

ですが、アウトプットの練習をたくさんすると、知っているだけで役に立たない単語を「使える単語」へと変えることができます。

独学でできるアウトプットのやり方としては、以下の方法があります。

  1. 英単語の日本語訳を見て、英単語を声に出して言う。
  2. 英単語を含む例文の日本語訳を見て、英文を言う練習をする。
  3. 学んだ英単語を使って英文を作る。
  4. 学んだ英単語を使って、頭の中で英作文する(できれば声に出して言う)。

以下に、それぞれについて説明します。

英単語の日本語訳を見て、英単語を声に出して言う

これは、昔ながらの覚え方です。

単語教材やカードを使って、日本語訳を見たらすぐに、対応する英単語を言うという練習です。

「請求書」⇒「bill」
「きつく締める」⇒「tighten」
「激怒」⇒「rage」

という感じですね。

たいていの人は、すでにこの練習をやっているのではないかと思います。

この練習で気を付けることは、オーディオで正しい発音を聞いて、正しい発音をマネて声に出すということです。

声に出す練習をしないと、英会話のときに使えるようにならないので注意しましょう。

英単語を含む例文の日本語訳を見て、英文を言う練習をする

ほとんどの英単語教材には例文が載っています。
(もし例文が載っていない単語教材を使っている場合は、例文が載っている単語教材に買い替えてください)

その例文の日本語訳を見て、すぐに英語で言うという練習をします。

たとえば、「estimate」(見積もる)という単語を覚えるなら、

「費用のだいたいの見積もりを教えてください」

「Give me a rough estimate of the cost.」

のように、日本語を見て英文を言います。

これも、頭の中だけで英作文するよりも、声に出して練習した方が大きな効果があります。

学んだ英単語を使って英文を作る

英単語教材などで学んだ単語を使って英文を作り、ノートに書きます。

完全に新しい英文を作るのが難しいなら、例文の一部を変えるだけでもかまいません。

先ほどの「estimate」という単語なら、「rough」を「accurate」に変えて

Give me an accurate estimate of the cost.
費用の正確な見積もりを教えてください。

のような英文を作ったり、

My boss gave me the rough estimate of the cost.
上司は、費用のだいたいの見積もりを教えてくれました。

のように主語を付けるなど、英文の一部を変えるだけでかまいません。

このときのコツは、自分に身近なことを英文にすることです。

また、ノートに書いておいた日本語文を見て英文を言うという練習をしましょう。

学んだ英単語を使って、頭の中で英作文する

一人でできる勉強としては、これが実際の英会話に一番近い方法です。

この練習では、英作文をすべて頭の中だけで行います。

たとえば、仕事の取引先から見積もりをもらうことがよくあるなら

Can you give me a rough estimate of how much it will cost?
どれくらいの費用がかかるか、だいたいの見積もりをもらえますか。

など、実際に使いそうな英文を作ります。

紙に書くのではなく、頭の中だけで英作文することがポイントです。

英文は、自分で作れる範囲の簡単な英文でかまいませんし、少しくらい間違っていてもかまいません。

大切なのは、頭の中にある知識を取り出して、すぐに英文を作る練習をすることです。

ここまでできるようになると、英会話のときに英単語を自由に使いこなせるようになります。

英単語を覚えるにはノートに書くべきか?

英単語のスペルの覚え方としては、ノートに繰り返し書くことが効果的です。

でも、ここまで紹介した英単語の覚え方には、書いて覚える方法は含めていません。

その理由は、以下のとおりです。

  1. 受験生以外は、スペルを問われることはない。
  2. スペルを知りたければネットで調べればすぐに分かる。
  3. 正しいスペルを知らなくても英語は話せる。
  4. 正しいスペルを知っていても英語は話せない。
中学生レベルの英単語については、スペルを覚えておいた方がいいと思います。
基礎単語のスペルを知らなければ、その後の英語学習の効率が悪くなるからです。

でも、難易度の高い英単語は、筆記試験を受ける必要があったり、日常的に英文を書く必要がある人以外は、ムリにスペルを覚える必要はないと思います。

スペルを知る必要があるなら、スマホですぐに調べられるからです。

ですので、英単語をノートに書いて覚える必要はありません。

英単語の覚え方のコツ!ムダを省いて効率よく学ぶ方法

ここまで、英単語教材を使った英単語の覚え方について説明してきました。

でも、英単語教材には、日常会話で必要ないムダな単語もたくさん載っています。

たとえば、私の手元にある教材には「guarantor」(保証人)という単語が載っていますが、ほとんどの人は日常会話で使わないと思います。

こうしたムダな単語を避けて効率よく学ぶ英単語の覚え方のコツについては、以下の記事で説明しています。

⇒英単語の覚え方のコツ~あの記憶テクニックを使えば驚くほど簡単

上の記事で紹介している方法で単語を覚えることで、以下のことをできるようになります。

  1. 本当に必要な単語だけを厳選して覚えられる
  2. 今までよりずっと簡単に覚えられる
  3. 覚えた単語をしっかりと記憶に定着させられる
  4. ネイティブの感覚を身に付けることができる
  5. 英会話のときにパッと思い出せる
英会話で使える英単語を確実に記憶に定着させるためのコツを紹介しているので、ぜひ読んでください。

英会話が上達する英単語帳の作り方

この記事では、主に単語教材を使った英単語の覚え方について説明してきました。

この記事で紹介した方法で英単語を覚えることで、筆記試験だけでなく、英会話で役に立つ英単語を身につけることができます。

でも、さらに効率よく英単語を学ぶためには、自分だけの英単語帳を作ることをおすすめします。

自分だけの英単語帳を作ることで、ムダな単語を避けて、本当に必要な単語だけに的を絞って学ぶことができます。

具体的な英単語帳の作り方は、無料メール講座に参加された方だけに特別にお伝えしています。

以下のページから無料で参加できますので、ぜひ参加して、単語を効率よく身に付けてください。

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アキラ
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アキラ

アキラ

株式会社トランス・ダイナミック代表取締役。原田メソッド認定パートナー。
ニュージーランドとアメリカで留学・就職を経験。中学生・高校生・社会人に英語指導をしたあと翻訳者として独立。TOEICは、試験勉強を一切せずに一発で940点。

現在は、翻訳事務所を運営しながら、英語学習者向けの情報配信、英会話教材の開発・販売、翻訳通信講座の運営を行っています。

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