【例文付き】「時間がかかった」を英語で伝える! 「It was a long time coming.」の活用法

何かを達成するまでに長い年月や努力を要した時、「時間がかかったね」と感慨深く表現することがありますよね。
英語では、そのような状況を表すのに 「It was a long time coming.」という自然なフレーズがあります。
この記事では、この表現の意味と具体的な使い方を例文を通して解説します。

目次
「時間がかかった」の英語
【フレーズ】It was a long time coming.(実現するまで時間がかかった。)
【例文】
A: Did you hear?
Emily finally got her driver’s license!
(聞いた?エミリー、
ついに運転免許を取ったんだって!)
B: Really? That’s great!
She’s been practicing for months.
(本当に?それは良かったね!
何ヶ月も練習してたもんね。)
A: Yeah, it was a long time coming.
(うん、時間がかかったね。)
【説明】
「It was a long time coming」は、「それは時間がかかったね」という意味で、何かが達成されるまでに長い時間がかかったことを表します。
カジュアルな会話でよく使われます。
A: We finally closed the deal with the new client.
(ついに新しいクライアントとの契約を締結しましたね。)
B: That’s fantastic!
Everyone has been working on this for over six months.
(素晴らしいですね!
みんながこの件に6ヶ月以上取り組んできましたからね。)
A: Yeah, it was a long time coming.
(ええ、時間がかかりましたね。)
「時間がかかった」の英語まとめ
この記事では、「実現するまで時間がかかった」という意味を持つ英語フレーズ 「It was a long time coming.」について、例文を交えながら解説しました。
この表現を理解し、会話の中で適切に使えるようになることで、より自然で表現豊かなコミュニケーションが可能になります。
【編集後記】
最近、どういうわけか、子供のときのことを急に思い出すことがあります。
クラスメートや部活の仲間の顔がフラッシュバックのように鮮明に思い出されて、当時のままの姿で、当時の言葉が聞こえるのです。
中学生のときのクラスメートに、定期試験の朝にいつも「ああ、絶対にアカンわ。ぜんぜん勉強してない‥」と、悲痛な顔で言うM君がいました。
私は、それを聞くといつも「おおっ、仲間がいた」と、どういうわけか安心して、試験前だけでなく期間中もあまり勉強せずにノンビリしていました。
でも、彼は「ぜんぜん勉強してない」にも関わらず、学年3位以内の成績を密かに維持していたのです。
一方の私は中の下くらい。
彼の成績を知ったときの私は「M君は、生まれつき頭がいいなあ。それに比べて僕は‥」というものです。
生まれつきの才能のおかげでM君は苦労しなくても勉強ができる、と思っていました。
でも、だいぶ後で知ったことですが、彼の両親はかなり教育熱心な人で、M君は試験のときだけでなく、普段から毎日、何時間も勉強していたそうです
私はというと、本当に試験前にちょっと勉強するだけ。
どうしてこんな昔話をしたかというと
「人によって努力の基準がまったく違うこと」を知ってほしいからです。
M君が「ぜんぜん勉強してない」と言ったのは嘘ではないと思います。
たぶん、1日5時間勉強しても「まだ足りない」と感じていたのでしょう。
一方の私はというと、1日1時間も勉強すると「めちゃくちゃ勉強した」と感じていました。
努力の基準が違うから、感じ方がまったく違っていたのです。
ときどき「必死で勉強しているのにぜんぜん英語が身に付かない」と、悲壮感たっぷりのメールを送ってくる人がいます。
でも、どれくらい勉強しているのか聞いてみると、1日30分で、勉強を始めてから1か月くらいだったりします。
そんなので英語が身に付くわけがありませんが、本人は、「めちゃくちゃ勉強している」と感じているのでしょうね。
もしあなたが、「頑張っているのに伸びない」「他の人は、もっと楽に上達している」と感じたとしたら、努力の基準が違っている可能性があります。
中学生のときの私のようにならないように注意してください。
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