「なるほど!」の英語表現11選【例文を使って詳しく解説】
あなたは「なるほど」を英語で表現できますか?
また、「なるほど」を意味する英語表現をいくつ上げられますか?
実は英語には、「なるほど」を意味する英語表現は11種類もあります。
しかし、それぞれ使用する場面やニュアンスが異なるため、正しく使い分けることが望ましいです。
この記事では、「なるほど」を意味する英語表現の使い方について例文付きで詳しく解説します!
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目次
- 1 「なるほど」を意味する英語表現11個
- 1.1 Got it./ I get it. / I got it. 「なるほど」「了解」
- 1.2 That makes sense. 「なるほど。そういうことか。」
- 1.3 Right. 「なるほど」「確かに」
- 1.4 I see. 「ふむふむ」「なるほど」
- 1.5 Really. 「なるほど、そういうことなんですね。」
- 1.6 I understand.「なるほど、わかりました。」
- 1.7 That explains it. 「なるほど。そういうことか。」
- 1.8 I didn’t know that. 「なるほど、知らなかったよ。」
- 1.9 Certainly. 「なるほど。」
- 1.10 Uh-huh. 「ふむふむ」「へぇ。」
- 1.11 Yes. / Yeah. 「うん。」
- 2 英語で「なるほど」を言うときに注意すべき点
- 3 「なるほど!」を意味する表現はたくさんある!場面や相手によって正しく使い分けよう!
「なるほど」を意味する英語表現11個
「なるほど」を意味する英語表現は11個あり、下記の通りです。
- Got it./ I get it.
- That makes sense.
- Right.
- I see.
- Really.
- I understand.
- That explains it.
- I didn’t know that.
- Certainly.
- Uh-huh.
- Yes. / Yeah.
ここでは、それぞれのフレーズや単語の意味や使い方について、例文付きで解説します。
Got it./ I get it. / I got it. 「なるほど」「了解」
“Got it.”、あるいは” I got it.”は「なるほど」「了解」を意味するカジュアルな英語表現です。
いずれも日常会話でよく耳にする表現ですが、“Got it.”は” I got it.”の略であることからよりカジュアルな表現で、スラングとして使われています。
A: 明日の朝までにこの書類を提出してもらえる?
B: OK. I got it.
B: OK。了解。
That makes sense. 「なるほど。そういうことか。」
“That makes sense.”は、カジュアルなシーンに限らずフォーマルなシーンでも使える便利な表現です。
「なるほど」だけでなく「そういうことか」というニュアンスもあり、相手の言ったことに対して納得や理解をするときに使います。
強調して「なるほど!やっとわかった!」と言いたいときには、”that”の部分にアクセントを置くようにしましょう。
“make sense”で「筋が通っている」や「理にかなっている」を意味する表現です。
ネイティブがよく使う表現であるため、セットで覚えましょう。
A: ….このような理由で、私たちはオフィスでのルールを変更する必要があります。
B: Oh, that makes sense.
B: ああ、なるほどね。そういうことか。
Right. 「なるほど」「確かに」
“That is right.”という表現を簡略化したものが、“Right.”です。
「なるほど、確かに。」や「なるほど、その考えは合っているね」と、相手の考えに同意するときに使う表現で、カジュアル・フォーマルいずれの場面でも使えます。
A: 来月値上げする前に、スーパーに行ってトイレットペーパーを買いだめした方がいいよね。
B: Calm down. The price won’t be raised soon. There will be stocks and the price won’t be changed as long as there are stocks.
B: 落ち着いて。金額はすぐには変わらないよ。ストックがなくなるまでは今のままだよ。
A: Right….
A: なるほど。確かにね。
I see. 「ふむふむ」「なるほど」
「なるほど」を意味する英語表現と聞いて、真っ先に思い浮かべるのが”I see.”であるという人は多いのではないでしょうか?
この表現は、「知らなかったことが分かった、理解できた」というニュアンスで表現したいときに使います。
しかし、筆者はオーストラリアにいる間に、”I see.”を使っているネイティブスピーカーを見たことがないため、ネイティブスピーカーはあまり使わない表現なのかもしれません。
他の表現も覚えておいた方が良いでしょう。
A: スライドの中で、もっとグラフや表を使ったほうがいいよ。そうすればもっとわかりやすいプレゼンテーションになるから。
B: Oh, I see.
B: あー、なるほど。
Really. 「なるほど、そういうことなんですね。」
“Really”はクエスチョンマークをつけて「本当?」という意味で使う人が多いですが、語尾を下げてピリオドで終わらせることで「なるほど、そういうことなんですね。」と相手の話に相槌を打つ表現に変えられます。
A: ホワイトさんを一週間ほどお見かけしていないのですが、何かあったんですか?
B: His mother died last week, so he went back to America now.
B: 彼のお母様が先週お亡くなりになったので、彼は今アメリカに戻っています。
A: Oh, really…. I’m sorry to hear that.
A: あぁ、そうだったんですね。それはお気の毒に…
I understand.「なるほど、わかりました。」
“I understand.”は、相手の話が理解できたときに「なるほど」「わかりました」と伝えるときに使う表現です。
一般的には、ビジネスメールなどフォーマルなシーンで使います。
日本語で「わかりました。」と過去形のような形にすることから、” I understood.”としてしまいたくなりますが、現在形で表現するため気をつけてください。
A: 君はポルトガル語が上手だから、ブラジルにある支社に出張に行ってもらいたいんだけどいいかな?
B: I understand.
B: なるほど。承知いたしました。
That explains it. 「なるほど。そういうことか。」
“That explains it.”は、「なるほど、そういうことか。」を意味する表現で、” That makes sense.”を同じ使い方をします。
しかし、上から目線のように聞こえてしまい、相手を嫌な気持ちにさせてしまう可能性があるため、言い方には十分気をつけてください。
“That makes sense.”を使う方が無難であるため、おすすめです。
A: 彼女はとても機嫌が悪そうだね。何で?
B: Because she had an argument with her boyfriend this morning.
B: 彼氏と今朝大喧嘩したんだって。
A: That explains it.
A: ああ、なるほど。そういうことか。
I didn’t know that. 「なるほど、知らなかったよ。」
“I didn’t know that.”は直訳すると「知らなかったよ。」という意味になり、相手が新しい情報をくれたときに使います。
非常に使いやすく、かつ覚えやすいフレーズではありますが、あまりにも多用していると相手に「何も知らない無知な人」という印象を与えかねないため、他のフレーズと併用して使用することがおすすめです。
A: ジェニーは今日とても悲しそうだけど、どうしたんだろう?
B: Her dog died yesterday.
B: 昨日彼女の愛犬が亡くなったのよ。
A: Oh, seriously? I didn’t know that….
A: え、本当に? それは知らなかったよ。
Certainly. 「なるほど。」
“Certainly.”には「承知しました」や「了解」といった意味があり、相手の話や意見に同意するときに使う表現であることから、「なるほど」という意味として使うこともあります。
A: 定期点検のため、明日オフィスのWi-Fiが使用できません。そのため、明日は在宅勤務をする必要があります。
B: Certainly.
B: なるほど。承知いたしました。
Uh-huh. 「ふむふむ」「へぇ。」
” Uh-huh.”は洋画や海外ドラマでよく耳にする表現なのではないでしょうか?
相槌として、「ふむふむ」や「へぇ」と言いたいときに使います。
会話の途中に挟むことで相手の話を聞いていることを示すことになるため、相手をどんどん話したいという気持ちにさせる表現です。
家族や友人など親しい間柄の人との会話で使ってみてください。
A: ねえ、聞いてよ!昨日映画を見に行ったの。
B: Uh-huh.
B: へぇ、それで?
A: And I watched “Tonde-Saitama” and then….
A: それで、『翔んで埼玉』を観たんだけど…
Yes. / Yeah. 「うん。」
肯定を表す” Yes.”と” Yeah.”も「ふむふむ」や「なるほど」を意味する表現です。
目上の人と話す場面やフォーマルなシーンでは”Yes.”を、友人や家族など親しい間柄で会話するときには”Yeah.”を使いましょう。
A: 弊社への志望理由をお聞かせください。
B: I have a friend who is working in this company.
B: 私には御社で働いている友人がおります。
A: Yes.
A: はい、続けてください。
B: And she told me lots of attractive points of this company. For example…
B: 彼女は御社で働くことの魅力をたくさん教えてくれました。例えば…
英語で「なるほど」を言うときに注意すべき点
前章で、「なるほど」を意味する英語表現を11個紹介しました。
しかし、英語で「なるほど」を言うときには、下記の2点に注意するようにしてください。
- 日本語と異なり英語ではあまり相槌を打つ必要はない
- むやみやたらと使わない
ここでは、それぞれの注意点について解説します。
日本語と異なり英語ではあまり相槌を打つ必要はない
日本語は、相手の話をしっかりと聞いていることをアピールするために頻繁に相槌を打ちますが、英語圏の国々を含めて海外ではそこまで相槌を打ちません。
多用してしまうと「話の邪魔をしてくる」と相手を不快にさせてしまう恐れがあるため、あまり使いすぎないように気をつけてください。
むやみやたらと使わない
特に大事な商談や打ち合わせなどの場面で、「なるほど」という表現はむやみやたらと使わないようにしてください。
それは、英語では「なるほど」=「相手の話や意見に同意している」と見なされてしまう恐れがあるからです。
場合によってはトラブルに発展する可能性があるため、大事な商談や会議などでは相槌を打たないことをおすすめします。
「なるほど!」を意味する表現はたくさんある!場面や相手によって正しく使い分けよう!
この記事では、「なるほど」を意味する英語表現11個の意味と使い方について例文つきで解説しました。
いずれの表現も、ニュアンスや使用する相手、場面が少しずつ異なります。
表現の幅を広げて、正しく使い分けられるようにしましょう。
なお、お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 “ある練習” が必要です。
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今回は、「なるほど!」は英語でどう表現するかについてお話しします。
「なるほど!」と言えば、やはり中学英語で習うI see.が真っ先に思い浮かぶ人が多いのではないかと思いますが、他にもいろいろな言い方があります。
少しずつニュアンスが違うので、最後まで読んで正しく使いましょう。