初心者を卒業!英語のスピーキングが独学で上達する3つのポイント
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、英語のスピーキングを独学で練習して、初心者を卒業するためのステップを紹介します。
「英語のオーディオを聞き流していたらスピーキングができるようになる」とか、「英会話スクールで外国人講師と会話をすれば英語を話せるようになる」とか信じられていますが、それにしては英語を話せる人が少ないですよね。
実は、英語の初心者はオーディオを聞き流してもスピーキングは上達しないし、英会話スクールに行っても上達しない人は大勢います。
その理由は、英会話の基礎構造(英語脳)が頭の中にできていないからです。
ここでは、英語の基礎構造を頭の中に作って、英語のスピーキングが上達する独学方法について説明します。
英語のスピーキングが上達する独学方法
英語のスピーキング上達のために必要なのは、当たり前ですがスピーキングの練習です。
スピーキングの練習とは、文法の勉強をしたり、リスニングを練習したり、単語を暗記したりすることではなく、「自分の頭で考えて英文を作って、声に出して言う」という練習のことです。
どんなに単語をたくさん覚えても、リスニング教材を聞いても、以下の2つを練習しなければ、英語のスピーキングは上達しません。
- 自分の頭で考えて英文を作る。
- 声に出して言う。
「スピーキングが上手くなりたいならスピーキングを練習しなければいけない」というシンプルな理屈ですね。
でも、外国人と話す機会はそれほどないでしょうし、基礎構造が頭の中にできていない状態で外国人と話しても、単語だけしか出てこないか、デタラメ英語になるのがオチです。
そこで、英語のスピーキングを独学するなら、普段の勉強に以下の練習を取り入れてください。
- 瞬間英作文をする。
- 英文日記を書く。
- 英語で独り言を言う。
これから、上の3点について詳しく説明します。
瞬間英作文をする。
瞬間英作文とは、日本語の例文を見て(聞いて)、それを瞬間的に英語で言う練習のことです。
翻訳のように長い文章を英語に訳すのではなく、中学英語レベルの短くてシンプルな英文を作る練習をたくさんします。
以下に例をあげますね。
↓
I played tennis yesterday.
私は昨日、テニスをしませんでした。
↓
I didn't play tennis yesterday.
あなたは昨日、テニスをしましたか。
↓
Did you play tennis yesterday?
と思った方は注意が必要です。
いざ外国人と向かって英会話をするときになると、こんな簡単な英語すら口から出てこなくなるんですよ。
もちろん、練習が進んでくると、もっと上級の英作文を練習します。
↓
We crossed the bridge built in 1945.
これは午前9時に出発する電車です。
↓
This is a train which leaves at nine.
彼は、ナンシーが聞いた質問にすべて答えました。
↓
He answered all the questions Nancy asked.
このような瞬間英作文の練習を続けると、文法を意識しなくても正しい文法で英語が出てくるようになります。
そして、あくまでオマケみたいなものですが、筆記試験の文法問題などは、考えなくても正解が分かるようになってきます。
英文日記を書く。
英語の初心者にとっては、英文日記を書くのはかなり敷居が高いと感じるかもしれません。
でも、最初から素晴らしい英文日記を書く必要はないので、今の自分の英語力で可能な日記を書いてください。
おそらく慣れるまでは何も書けなかったり、必死で考えた結果として出てきたのが
今日、仕事に行きました。
みたいな超シンプルな英文だったりして、自己嫌悪に陥るかもしれません。
でも、それがスタート地点です。
時間をかけて考えても作れない英文を英会話のときにパッと言えるわけがありませんよね。
すぐに英作文できるわけがないので、最初は時間をかけて英作文の練習をするのが英文日記の目的です。
英文日記を続けていると、だんだん簡単に英文を書けるようになってきます。
そうすると、英語のスピーキングも少しずつ上達していきます。
英語で独り言を言う。
2の英文日記は、時間をかけて英文を作る練習ですが、この「英語で独り言を言う」は、もっと短時間に英文を作る練習です。
たとえば、仕事の帰り道、「今日は部長の機嫌が悪かったな。あの人は八つ当たりするから迷惑だな」と思ったなら、それを英語で言ってみます。
最初は何も言えないかもしれませんが、それでもかまいません。
どう言えばいいのかな~と考えていると、以下のような疑問が出てきますよね。
「八つ当たり」って英語でどう言うのかな?
「迷惑」って英語でどう言うのかな?
こういう分からない言葉は英辞郎で調べるか、Googleで「機嫌が悪い 英語」など検索すればすぐに分かります。
「英語で独り言を言う」は、考えたことをすぐに英語で言う練習なので、独学でできる英語のスピーキング練習としては、実際の英会話にかなり近い練習と言えます。
いつでもどこでもできますし、教材も何もいらないので、電車の中や歩きながら、テレビのCMのときなどでも練習できます。
ぜひ今日から、英語のスピーキング練習に取り入れてください。
絶対にやってはいけない勉強法についても説明しているので、ぜひ読んでください。