「any」の意味と使い方｜絶対に外せない重要ポイントを６分で学ぼう

このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。

こんにちは！
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。

今日は、「any」の意味と使い方について説明します。

「any」は中学生のときに習う基礎単語ですが、使い方が意外に難しくて、英語学習の中級者や上級者でも、いい加減に使っていることがあります。

この記事では、「any」の意味と使い方について、絶対に理解しておくべき重要ポイントを説明します。

応用的な使い方は他にもありますが、まずはこの記事で説明している重要ポイントを確実に覚えてください。

いくつかの/何人かの

肯定文で使われる「いくつかの」という意味の単語に「some」があります。

I have some Chinese vases.

私は、中国のつぼをいくつか持っています。
（いくつかの中国のつぼを持っています）

でも、「いくつかの」という意味の「some」を否定文や疑問文で使うときには、「some」を「any」に変えます。

I don't have any Chinese vases.

私は中国のつぼを（1つも）持っていません。

上の英文のように、否定文で「any」を使う場合、「any」は「まったく～ない」「1つも～ない」という意味になります。

Do you have any Chinese vases?

あなたは中国のつぼを持っていますか。

上の英文は疑問文なので、「some」の代わりに「any」が使われています。

「any」を否定文で使うときも疑問文で使うときも、ほとんどの場合、日本語に訳さなくても意味は通じます。

参考のために、もう1つ例文を紹介します。

肯定文：I know some of the students.

その生徒たちの何人かを私は知っています。

否定文：I don't know any of the students.

その生徒たちの誰も私は知りません。

疑問文：Do you know any of the students?

その生徒たちのうち幾人かを知っていますか。

なお、「some of～」や「any of～」に続く名詞は、常に複数形です。

「any」の後は、名詞の単数形が続く場合と、名詞の複数形が続く場合があるけど、どっちが正しいん？

どっちが正しいということはない。

基本的には、「any」の後ろに可算名詞（数えられる名詞）が続く場合は複数形を使い、不可算名詞（数えられない名詞）が続く場合は単数形を使う。

⇒可算名詞と不可算名詞の違いはこちら

例）
Do you have any books to read tonight?

今夜読む本はありますか。

上の英文では、「books」は可算名詞やから複数形が使われている。

I don't have any water.

水がぜんぜんありません。

この英文では「water」＝不可算名詞やから単数形が使われている。

ちなみに、「any」の後ろの名詞は省略されることもある。

Do you have any plans for weekend?

週末の予定はありますか。

No, I don't have any (plans).

いいえ。ありません。

なお、「not」や「never」が使われていない英文でも、否定や疑問の意味がある場合は「any」を使います。

My son finished his homework without any difficulty.

息子は、苦もなく宿題を終わらせました。

上の英文には「without」（～なしで）という否定の言葉が使われているので「any」が使われています。

I wonder if he has any idea how much it costs.

どれくらいのお金がかかるか、彼は知っているのかしら。

※「cost」＝お金がかかる

この英文には「wonder」（～かしら）という疑問の意味があるので「any」が使われています。

どんな～も

肯定文で「any + 名詞の単数形」で使われる場合は、「どんな～も」という意味を表します。

I can eat any food without water.

私は水なしでも、どんな食べ物でも食べられます。

You can use any dictionary in the exam.

その試験ではどんな辞書を使ってもかまいません。

英語を自由に話せるようになるには

この記事では「any」の意味と使い方について、絶対に理解しておくべき重要ポイントを説明しました。

「any」は、日常英会話でも英文でも頻繁に使われる言葉なので、この記事を読んでしっかりと覚えてください。

なお、英語を自由に話せるようになるには、文法を勉強したり英文を覚えたりするだけでは足りません。

言いたいことを英語で言えるようになるには、そのための勉強が必要です。

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