今日は、私が運営する翻訳講座に届いた質問をご紹介いたしますね。
プロの翻訳者を目指す場合、どの程度の学習時間や準備の期間が必要になるのかという内容です。
まずは、お送りいただいたメッセージの一部を抜粋してご紹介します。
翻訳の学習をスタートするのは、来年のTOEICが終わってからにしようと考えています。
実際に翻訳家として仕事ができるようになるまでには、一体どれくらいの勉強時間と期間が必要でしょうか。
これから翻訳に挑戦しようとしている方にとって、必要な時間は気になるところですよね。
そこで、私からの返答をこちらで共有します。
資格試験とはここが違う!翻訳の学習時間に個人差がある理由
一般的な資格試験であれば、合格までに必要な勉強時間の目安が提示されていることが多いです。
たとえば、簿記3級なら150時間から200時間、ITパスポートなら100時間といった具体的な数字があります。
しかし、翻訳の場合は、具体的な時間をはっきりとお伝えすることが難しいのが本音です。
なぜなら、学習を始める時点での英語力や日本語の表現力、これまでに培った専門知識の有無によって、スタートラインが大きく異なるからです。
それでも、具体的な目安を知りたいと思いますよね。
翻訳に必要な基礎の文法力や読解力をすでに持っているという前提にはなりますが、私が運営する講座では、1年から1年半以内にプロとして仕事を始めることを目指して指導しています。
中には、勉強を始めてから半年でトライアルに合格し、仕事を獲得する方もいらっしゃいます。
そのための条件として、毎日の学習時間は2時間は確保していただきたいと考えています。
最短でプロになる!翻訳の学習を効率化する秘訣
もしあなたが、翻訳者になって収入を得ることを目標にしているのなら、学習の効率を大きく高めるコツがあります。
それは、翻訳には直接関係のない英会話の練習や、リスニングの練習に時間を使わないことです。
翻訳の勉強だけに、すべてのエネルギーと時間を費やすほうが圧倒的に短期間に目標に近づけます。
また、翻訳の仕事では辞書を自由に使うことができるため、膨大な単語を暗記する必要もありません。
単語の暗記に費やすはずだった時間を、英文を正確に読み解く読解力の向上にあてたほうが、翻訳者デビューする日がずっと近づきます。
大切なのは、ゴールを1つに絞り込んで、必要なことだけに力を集中することです。
ちなみに、TOEICや英検といった資格試験は、現在の英語力を測る指標やモチベーションの維持には役立ちます。
しかし、これらの対策にはリスニングや単語の暗記が不可欠なため、翻訳家を目指す人にとっては遠回りになってしまう可能性が高いのです。