「怪我」の英語3選|意味と使い方を例文付きで解説!
あなたは「怪我」や「傷」を英語で表現できますか?
「怪我」や「傷」を意味する英語表現は、下記の3つです。
- injury
- hurt
- wound
しかし、一口に「怪我」と言っても身体的な外傷から心の傷、または程度などさまざまで、それぞれの表現でニュアンスが微妙に異なります。
この記事では、これら3つの英語表現の意味と使い方について例文付きで詳しく解説します。
また、具体的なケガの名称の英語表現や、怪我人に対してよく使われる英語フレーズなども紹介しているため、この記事を読めば自分が怪我をしたときだけでなく、周囲に怪我人が出た場合にも適切な対応ができるようになるでしょう。
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目次
「怪我」を意味する英語表現3つ
「怪我」を意味する英語表現は3つあり、それぞれ下記の通りです。
- injury
- hurt
- wound
ここでは、それぞれの表現の意味と使い方について例文を用いて詳しく解説します。
injury「怪我」「負傷」
“injury”は「怪我」や「負傷」という意味を持ち、事故あるいはスポーツでの相手からの攻撃によって起こる身体的な損傷や危害について表現する際に使います。
「インジャリィ」と発音してください。
その怪我が原因で、そのアスリートはシーズン中ずっとバスケットボールをプレイできませんでした。
Despite the injury, she tried to complete the marathon.
怪我にも関わらず、彼女はマラソンを完走しようとしました。
The doctor assured him that his injury would heal completely with proper treatment.
適切な治療を受ければ、傷は完全に治ると医者は彼を安心させました。
hurt「怪我」「傷」
“hurt”は動詞・形容詞・名詞とさまざまな品詞がありますが、名詞の”hurt”は「怪我」や「傷」という意味を持ちます。
また、外傷や傷だけでなく病気による痛みや心の傷などさまざまな傷や痛みに対して使えることが特徴です。
ちなみに動詞と形容詞の”hurt”の意味は下記の通りです。
【動詞】
- 痛む
- 心が痛む
- 傷つける
- 苦痛を与える
- 害を及ぼす
【形容詞】
- 怪我をしている
- (品物などが)破損した
これを機に動詞や形容詞も覚えておきましょう。
メーガンは怪我を隠そうとしましたが、クラスメイトは彼女が怪我で苦しい思いをしていることが分かりました。
In the accident, 10 people had serious hurt.
その事故で10名が重傷を負いました。
Her friend’s sympathy eased the hurt she felt after her cat’s death.
猫の死によって傷ついた彼女の心は友達の共感によって和らぎました。
wound「傷」「ケガ」
“wound”は、下記のような意味を持つ英語表現です。
- 傷
- 負傷
- 怪我
- 痛手
- 損害
肉体的な怪我や傷、特に切り傷や銃創など深い傷について言及する際に使用することが一般的です。
「ウーンド」と読んでください。
その衛生兵は兵士の傷をしっかりと包帯で固定しました。
Suzan felt an emotional wound that would take a long time to heal.
スーザンは癒えるまでに長い時間を要するほどの心の傷を負いました。
The deep wound on his leg required several months to heal completely.
彼の足の深い傷は完治するまでに数ヶ月を要しました。
「怪我」の関連英語表現
次に、下記の3つの「怪我」関連の英語表現の意味と使い方について例文を用いて詳しく解説します。
- 怪我をする・怪我をした
- 傷害
- 怪我人
怪我をする・怪我をした
「怪我をする」「怪我をした」と表現したいときには、下記のいずれかを使うことが一般的です。
- get(got) an injury
- get(got) injured
- get(got) hurt
“injure”は前章で紹介した”injury”の動詞で、「インジュア」と発音します。
「怪我をさせる」という意味を持つことから、「怪我をする」「怪我をした」と表現する場合は過去分詞の形に変えることが必要です。
“get(got) hurt”の考え方についても” injure”と同様です。
例文を確認しましょう。
スポーツをしているときにしっかりと注意しないと、怪我をするかもしれませんよ。
It’s important to warm up properly before exercising to reduce the risk of getting an injury.
怪我をするリスクを軽減するためにも、運動前にしっかりと準備運動をしておくことが大切です。
傷害
「傷害」を意味する英語表現は、下記のようにたくさんあります。
- injury
- hurt
- damage
- harm
また、「傷害事件」は” injury incident”あるいは” injury case”、「傷害罪」は” crime of injury”または” criminal injury”という表現を使うことが一般的です。
弁護士はその傷害事件の準備に数ヶ月費やしました。
怪我人
「怪我人」は1人であれば”an injured person”、2人以上いる場合は”injured people”を使うことが一般的です。
“injure”は動詞ですが、過去分詞にすることで形容詞として、直後の”people”を修飾することができます。
現在分詞と過去分詞の形容詞的な使い方についてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事もあわせてお読みください。
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例文で確認しましょう。
その怪我人は緊急治療室にすぐに運ばれました。
The paramedics rushed to the accident scene to assist the injured people.
医療補助員は怪我人のサポートをするために急いで事故現場に駆けつけました。
「怪我」の名称を表す英語表現一覧
下記は、「怪我」の名称を表す英語表現を一覧表にまとめたものです。
それぞれの単語の読み方をカタカナで表示していますが、太字の部分はアクセントです。
No. | 日本語 | 英語 | 読み方 |
1 | 切り傷 | cut | カット |
2 | 刺し傷 | punctures | パンクチュア |
3 | 捻挫 | sprains | スプレインズ |
4 | 挫傷 | strains | ストレインズ |
5 | fractures | フラクチュアズ | |
6 | 脱臼 | dislocation of joint | ディスロケーション オブ ジョイント |
7 | 腱炎 | tendinitis | テンダナイティス |
8 | 打撲傷 | contusions | コントゥージョン |
9 | やけど | burns | バーンズ |
10 | 脳震盪 | concussions | コンカッションズ |
11 | 深い切り傷 | gash | ガッシュ |
12 | 打撲傷 打ち身 あざ | bruise | ブルーズ |
13 | 打撲によるこぶ | bump | バンプ |
14 | 引っかき傷 | scratch | スクラッチ |
15 | すり傷 | scrape | スクレイプ |
万が一怪我をしたときに英語で表現できるよう、発音も含めてしっかりと覚えておきましょう。
また、「怪我」ではなく「病気」に関する英語表現やフレーズについて興味がある人は、以下の記事もあわせてご覧ください。
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怪我をした人に声掛けをする際に役立つ英語フレーズ
周囲に怪我をした人がいた場合、下記のフレーズを使って声を掛けましょう。
日本語 | 英語 | 重要単語・熟語 |
大丈夫ですか? | Are you okay? | – |
救急車を呼びましょうか? | Do you want me to call an ambulance? | ・ambulance「救急車」(「アンビュランス」と読みます) |
早く回復することを願っています。 | Hope you recover quickly.
| ・recover「回復する」 |
早いご回復をお祈りしています。 | Wish you a quick recovery. | ・recovery「回復」(「リカバリー」と読みます。) |
早く元気になってくださいね。 | Get well soon. | – |
私にできることがあったら何でも言ってくださいね。 | Tell me anything I can do for you. | – |
あなたのことを考えています。 | I’m thinking of you. | ・think of 〜「〜のことを考える」 |
もしものときに備えて「怪我」や関連表現をしっかり押さえておこう!
この記事では、「怪我」や「傷」を意味する英語表現と、その関連表現の意味と使い方について例文を用いて詳しく解説しました。
「怪我」を意味する英語表現は3つあり、下記の通りです。
- injury
- hurt
- wound
「怪我」と一口に言っても、身体的な外傷や心の傷までさまざまで、それぞれの怪我や傷によって使用すべき表現が異なります。
この記事を参考にしながら、状況に応じて正しく英語表現を使えるようにしましょう。
なお、お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 “ある練習” が必要です。
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今回は「怪我」の英語について説明します。
よく使う表現なので、最後まで読んで正しい使い方をマスターしてください。