「遅れを取り戻す」は英語で?catch upの意味と使い方 – 例文で学ぶ

「遅れを取り戻す」を英語でどのように表現するでしょうか?
この記事では、よく使われるフレーズ「catch up」の意味と使い方を、具体的な会話例を通して分かりやすく解説します。
日常会話で役立つこの表現をマスターしましょう。

「遅れを取り戻す」の英語
【フレーズ】catch up(遅れを取り戻す)
【例文】
A: I missed last week’s class.
(先週の授業、休んじゃったんだ。)
B: No worries. I can help you catch up.
(大丈夫だよ。遅れを取り戻すの手伝ってあげるよ。)
A: Thanks! That would be really helpful.
(ありがとう!本当に助かるよ。)
【説明】
「Catch up」 は「遅れを取り戻す」という意味のカジュアルな表現す。
たとえば、授業や仕事の進み具合、情報などに遅れたときに「追いつく」ために使います。
A: I haven’t checked the news today.
(今日はニュースをチェックしていないんだ。)
B: You should catch up on the latest updates.
(最新の情報を取り入れたほうがいいよ。)
別の表現としては「get up to speed」があります。
You should get up to speed on the latest updates.
(最新の情報を取り入れたほうがいいよ。)
「遅れを取り戻す」の英語まとめ
この記事では、「遅れを取り戻す」の英語フレーズとして「catch up」を紹介しました。
例文を通して、このフレーズが様々な状況で使えることが理解できたでしょう。
「get up to speed」という類似表現も参考に、英語でのコミュニケーションに役立ててください。
【編集後記】
もう30年近く前に読んだ本のことですが、ある通訳者は、
「朝一番に映画館に行き、最後の上映が終わるまで1日中、映画館に居座ってネイティブの英語を学んだ」
ということが書かれていました。
まだ、チケット1枚で何回でも映画を見られた時代の話です。
英会話教材が充実していなくて、ビデオやDVDがない時代の人は、そんなふうに英語を学んだんですね。
私も英語を真剣に学び始めたころに、それをマネて映画館に行って、繰り返し洋画を見た経験があります。
タイタニックなどは5回くらい映画館で見ました。
今は、インターネットを使えば、洋画でも海外ドラマでも簡単に見ることができるので、わざわざ映画館に行く必要はありません。
ネイティブの生の英語を勉強し放題!!
とも言えます。
でも、英語学習がやりやすくなって、英語ペラペラの人が増えたかというと、そうでもないようですよね。
どうしてなのか?
洋画は、正しく使わなければ、英語力アップにならないのです。
そこで、洋画(海外ドラマ)を英語の勉強に使うメリットと、利用するときの注意点について話したいと思います。
■洋画を英語学習に使うメリット
洋画を英語学習に使うことには、以下のメリットがあります。-
————————-
1.楽しみながら学べる
2.ネイティブの生の表現を学べる
3.映像があるので記憶に残りやすい
————————–
「ネイティブの生の表現を学べる」というのは、特に魅力的なように思います。
初心者向けの英語教材では、簡略化した英語が使われていることがあります。
それでもネイティブに通じますが、いかにも「英語初心者です」という感じがするかもしれません。
(本当に初心者なら仕方ありませんが)
そういう英語ではなく、実際に映画俳優がしゃべった英語を学べるのは大きな魅力ですね。
それに、映像と言葉を関連づけることで記憶に残りやすいのも魅力です。
ですが、以下の点に注意しなければ、英語力アップにならずに終わってしまいます。
■洋画を英語学習に使うときの注意点
洋画(海外ドラマ)を英語学習に使うべきかどうか迷ったときは、以下の点に注意してください。
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1.まったく聞き取れない英語を聞いても英語力アップにならない。
2.映像を頼りすぎてリスニングがおろそかになる。
3.覚えた表現を応用しにくい。
————————–
まず、まったく聞き取れない英語を聞いても英語力アップにはつながりません。
洋楽を1日中聴いていても英語ペラペラにはならないことからも、それは想像できると思います。
ですので、洋画を使うのは英語中級以上になって、ある程度は聞き取れるようになってからの勉強法と言えます。
また、英語を聞いているつもりでも、気づかないうちに、視覚に頼りすぎていることがあります。
特にハリウッド映画は、視覚効果がたくみに使われているので、映像に引き込まれてしまいがちです。
リスニングの練習をしたいのに、うっとりして画面を見ていたのでは意味がありません。
最後に、覚えた表現を応用しにくいのは、文法に従った正しい英語が使われないからです。
「それが自然な英語なんでしょ?」
と思うかもしれません。
でも、英語学習の効率の観点から考えると、文法に従わない表現を覚えるのは、かなり効率が悪いと言えます。
なぜなら、単語を入れ替えて応用するの難しいからです。
これらの3点を考えると
やはり洋画を勉強に使うのは、ある程度のレベルに達してからがおすすめです。
■洋画(海外ドラマ)の選び方
では、あなたの英語力が、洋画に耐えられるレベルに達していると仮定して話を進めます。
英語学習に洋画を使うときは、以下の3点を参考にしてください。
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・専門用語が出てくるものは避ける
・アクションものは避ける
・ファミリーもの、恋愛ものがおすすめ。
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医療用語など専門用語がたくさん出てくるものは、理解するのが難しいし、専門用語を覚えても、日常会話ではあまり役に立ちません。
アクションものは、映像ばかりに意識が集中してしまいがちですし、セリフが少ないので時間的に効率が悪いです。
おすすめなのは、ファミリーものや恋愛ものです。
ファミリーものや恋愛ものなら、日常会話でよく使われる表現がたくさん出てくるので、覚えたらすぐに利用できます。
難易度も低いものが多いです。
もし、洋画(海外ドラマ)を英語学習に使おうか考えているなら、まず、これらのことを検討してみてください。
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