現在進行形とは?使い方の基礎から応用まで13分で学ぼう

このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、現在進行形とは何かについて説明します。
現在進行形は「~しているところです」というように「今~している」という意味を表す方法です。
「be動詞+動詞のing」を使うだけなので一度分かれば簡単なのですが、理解が曖昧な状態だと「be動詞+動詞」のような間違いをしてしまいます。
この記事を読んで、現在進行形を完璧にマスターしてください。
I am play tennis after work.
おっ、さっそく間違えたな!
「be動詞+動詞の原形」は、よくある間違いナンバー1やで。
正しくは「I play tennis after work.」やろ。
これぐらいは知ってるよ~ん。
「I am play tennis after work.」のどこが悪いかよく分からない場合は、以下の記事も読んでおこう!
⇒英語のbe動詞、10分でやり直したい人のためのbe動詞の使い方
⇒一般動詞とは?中学英語で挫折した人のやり直し文法講座
⇒be動詞と一般動詞の違いは?文法の基礎を9分で復習しよう!
現在進行形とは?
現在進行形とは、その名の通り「今この瞬間に進行していること」を言いたいときに使う表現です。
たとえば、「今、お皿を洗っている」とか「今、電子メールを書いている」など、現在進行形は「今まさに~している」という意味を伝えることができます。
現在進行形の英文は、以下の形で表現します。
[surfing_su_note_ex note_color=”#fcfca6″]主語 + be動詞 + 動詞のing形[/surfing_su_note_ex]I am drinking coffee.
コーヒーを飲んでいるところです。
My wife is watching TV now.
妻は今、テレビを見ています。
一方、「毎朝、コーヒーを飲む」「毎朝、お皿を洗う」のような現在形の文は、今この瞬間に起こっていることではないので現在進行形ではありません。
[surfing_su_note_ex note_color=”#fcfca6″] 現在進行形と現在形の違い現在進行形:I am drinking coffee.(コーヒーを飲んでいるところです)
現在形:I drink coffee.(コーヒーを飲みます)⇒今コーヒーを飲んでいるわけではない。[/surfing_su_note_ex]
現在進行形の「ing」の付け方
現在進行形の「ing」の付け方には、以下の4種類があります。
[surfing_su_note_ex note_color=”#fcfca6″] 現在進行形の「ing」の付け方1.動詞の後ろに「ing」を付ける
例)play⇒playing、go⇒going、sleep⇒sleeping
2.子音字 +「e」で終わる動詞には、「e」を取って「ing」を付ける。
例)have⇒having、take⇒taking、give⇒giving
3.短母音+子音字で終わる動詞には、子音を重ねて「ing」を付ける。
例)run⇒running、cut⇒cutting、get⇒getting
4.ieで終わる動詞には、「ie」をyに変えて「ing」を付ける。
例)die⇒dying、lie⇒lying
[/surfing_su_note_ex]
上のような現在進行形の「ing」の付け方を機械的に覚えるのは、中学生や高校生なら苦もなく覚えられるかもしれませんが、大人になってからは苦痛だと思います。
それに、苦労して覚えてもすぐに忘れてしまいますよね。
実際のところ、大人になってから英語を勉強する場合、筆記試験を受けるのでもなければ、こういったスペルを問われることはありません。
ですので、あまり気にせずに、「出てきた単語を覚えていく」という覚え方で問題ありません。
進行形にできない動詞
以下のように「状態」や「知覚」、「心の動き」を表す動詞は、一般的に進行形にせずに使います。
[surfing_su_note_ex note_color=”#fcfca6″] 進行形にできない動詞の例be動詞:いる、ある
have:持っている
know:知っている
like:好き
see:見る
hear:聞く
want:ほしい
believe:信じる
love:愛する
feel:感じがする
see:見える
smell:においがする
belong to:~に属する
contain:~を含む
exist:存在する
[/surfing_su_note_ex]
以下に例を挙げます。
I have a lot of things to do tomorrow.
明日、することがたくさんあります。
I smell gas.
ガスの匂いがします。
My husband likes to drink a cup of coffee after dinner.
夫は、夕食の後にコーヒーを飲むのが好きです。
「have」は現在進行形にできるのか?
でも、「I am having lunch.」って聞いたことがあるような気がするで!
一時的な状態について語るときは、上のような動詞でも現在進行形にできるんや。
たとえば、
I have a cat.
私は猫を飼っています。
は、一時的な状態ではなく、継続的な状態を表してるやろ。
やから、現在進行形は使えない。
でも、
I am having lunch with my wife now.
今、妻と昼ご飯を食べています。
は、「今食べている」という一時的な状態やろ。
こういうときは、現在進行形を使うわけや。
現在進行形の例文
先ほどの「お皿」と「電子メール」の例を英語で見てみましょう。
現在形の文では、以下のように「主語+動詞」の形で表現します。
I wash dishes.
私は皿を洗います。
これを現在進行形にするには、以下のように「be動詞+動詞のing」を使います。
I am washing dishes.
私は皿を洗っています。
これと同じように以下の英文は、
I write an E-mail.
私は電子メールを書きます。
現在進行形に変えると以下のようになります。
I am writing an E-mail.
私は電子メールを書いています。
現在進行形の否定文
次に「現在進行形」を否定文にする方法について説明します。
現在進行形の英文を否定文にするには、be動詞の後ろに「not」を付けます。
I am washing dishes.
私は皿を洗っています。
↓
I am not washing dishes.
私は皿を洗っていません。
I am writing an E-mail.
私は電子メールを書いています。
↓
I am not writing an E-mail.
私は電子メールを書いていません。
なお、主語とbe動詞は、以下のように短縮することができます。
[surfing_su_note_ex note_color=”#fcfca6″] I am ⇒ I’myou are ⇒ you're
he is ⇒ he's
she is ⇒ she's
they are ⇒ they're
[/surfing_su_note_ex]
以下に、現在進行形の否定文の例をもっと紹介します。
I am not walking now.
私は今、歩いてはいません。
My husband is not talking with his boss.
夫は、上司と話していません。
My son is not studying in his room.
息子は、自分の部屋で勉強していません。
現在進行形の疑問文
「現在進行形」を「疑問文」にするには、以下のようにbe動詞を主語の前に移動します。
[surfing_su_note_ex note_color=”#fcfca6″]be動詞 + 主語 + 動詞のing形[/surfing_su_note_ex]以下に例を挙げます。
My son is playing tennis at school now.
息子は今、学校でテニスをしています。
↓
Is my son playing tennis at school now?
息子は今、学校でテニスをしていますか。
You are walking now.
あなたは今、歩いています。
↓
Are you walking now?
あなたは今、歩いていますか?
My wife is watching a Korean drama now?
妻は今、韓国ドラマを見ています。
↓
Is my wife watching a Korean drama now?
妻は今、韓国ドラマを見ていますか。
My husband is cooking dinner.
夫は今、夕食を作っているところです。
↓
Is my husband cooking dinner?
夫は今、夕食を作っているところですか?
現在進行形で未来を表す場合
現在進行形は、今この瞬間に行われていることを表現する方法ですが、近い未来や予定を表現するときにも使うことができます。
以下に例を挙げます。
I am leaving for Tokyo tomorrow.
明日、東京に向けて出発する予定です。
上の英文では「be動詞+動詞のing」が使われていますが、今まさに出発しようとしていることを表しているわけではありません。
「明日出発する」という予定を表しています。
上の英文は、以下のように「be動詞+going to~」を使っても表すことができます。
I am going to leave for Tokyo tomorrow.
明日、東京に向けて出発する予定です。
でも、現在進行形を使った方が、1)確実に行われる、2)現在、その準備が進行中である、ということを強調することができます。
現在進行形の仲間たち
現在進行形に似た文法単元として、「過去進行形」、「現在完了進行形」、「過去完了進行形」があります。
日常的な英会話では、「現在進行形」と「過去進行形」は必須です。
「現在完了進行形」と「過去完了進行形」も使えた方がいいですが、「現在進行形」と「過去進行形」を使えるようになった後でかまいません。
過去進行形
過去進行形とは、「(~のとき)~していました」のように過去のある時点で進行中だった動作を表す手法です。
たとえば、「私が家に帰ったとき、息子はテレビを見ていました」や「そのとき、私は食事をしていました」のような動作です。
When I came home, my son was watching TV.
私が家に帰ったとき、息子はテレビを見ていました
I was eating then.
そのとき、私は食事をしていました
過去進行形について詳しくは、以下の記事を読んでください。
⇒過去進行形の意味と使い方|過去形との違いを10分で学ぼう!
現在完了進行形
現在完了進行形とは、過去のある時点から現在まで続いてきた動作や出来事を表す表現です。
現在進行形は、今進行中であることを表現するのに対して、現在完了進行形は、過去から現在まで続いていることを表すことができます。
Hiroshi, your friend Hiro has been waiting for you since two o’clock.
ヒロシ、友達のヒロ君が2時からずっと待ってるわよ。
現在完了進行形について詳しくは、以下の記事を読んでください。
⇒現在完了進行形とは?8分でサクッと分かる使い方と現在完了との違い
過去完了進行形
過去完了進行形とは、過去のある時点Aから過去のある時点Bまで「ずっと~していた」という意味を表す表現のことです。
My brother had been living in Christchurch for three years when the earthquake struck the city.
地震が街を襲ったとき、弟はクライストチャーチに3年間住んでいました。
上の例文では、過去のある時点A(クライストチャーチに住み始めたとき)から過去のある時点B(地震が起こったとき)まで、3年間、クライストチャーチに住んでいたことが分かります。
過去完了進行形について詳しくは、以下の記事を読んでください。
英語を自由に話せるようになるには
この記事では、現在進行形について説明しました。
大人になってから英語を身に付けるには、こういった文法を勉強するのが近道です。
でも、文法を覚えるだけでは英語を話せるようにはなりません。
英語を自由に話せるようになるには、そのための専用の勉強が必要です。
勉強方法について詳しくは、メール講座で説明しています。
以下のページから無料で参加して、不要になればいつでも解除できます。
気軽に参加してください。
不要になればいつでも解除できるから、気軽に参加してね。