賢い は英語で?どんなふうに頭がいいか正しく伝える7パターン
「賢い」は英語でどう言えばいいでしょうか?
日本語に「賢い」「利発」「聡明」「利口」など、いろいろな言い方があるように、英語でも、どんなふうに頭がいいかによって異なる言葉を使います。
それぞれニュアンスが違うので、間違った言葉を使うとネイティブに誤解されてしまいます。
この記事では、「賢い」の英語をニュアンスごとに7つに分けて説明します。
言いたいことを正しく伝えられるように、最後まで読んで正しい意味を覚えてください。
正しい勉強法で学んで、最短で英語を身に付けてください。
知能が高い
知能が高く理解力が優れているという意味の「賢い」の英語は「intelligent」です。
「intelligent」には、知識やスキルを身に付けたり活用したりするのが上手という意味もあります。
また、教育などの結果として優れた知能を持っているというイメージもあります。
日本語では、「知的な」、「理解力がある」、「知性が高い」という言葉が当てはまります。
褒め言葉として、一般的によく使われる言葉です。
Mr. Smith is an intelligent, ambitious young man.
スミスさんは、頭がよくて野心的な若者です。
※「ambitious」=野心的な
Thomas is so intelligent that everybody at school knows his name.
トーマスはとても頭がいいので、学校の誰もが彼の名前を知っています。
思慮深い
経験や知識が豊富で、正しい判断に基づいて分別のある決断を下せるという意味の「賢い」は「wise」です。
経験豊富という意味があるので、若者ではなくある程度の年齢に達した大人に使います。
日本語では、「賢明な」「思慮深い」という言葉が当てはまります。
My grandmother is brave, kind, and wise.
私の祖母は、勇気があって親切で、しかも思慮深いです。
※「brave」=勇気がある
I think you made a wise decision not to go to the beach last weekend.
先週末に海岸に行かないとは、賢明な判断をしましたね。
抜け目がない
学習能力や理解力が優れていて、アイデアを活用する能力があるという意味の「賢い」の英語は「clever」です。
生まれながらにして、何でも器用にこなしていく世渡り上手というイメージです。
「clever」には、ずるい方法で目的を達成する能力を持っているという意味もあるので注意が必要です。
日本語では、「利口な」「如才がない」「ずる賢い」という言葉が当てはまります。
Mr. Brown is young, but he is very clever.
ブラウンさんは若いが、とても頭がいい。
My daughter made a clever excuse to skip a piano lesson yesterday.
娘は昨日、ピアノのレッスンをサボるために巧妙な言い訳をしました。
※「excuse」=言い訳
気が利く
知能が高くて学習能力が高い、機転が利く、頭の回転が速いというときの「賢い」の英語は「bright」です。
「bright」には、「明るい」「輝いている」という意味もあることから、「キラリと光るものを持っている」というイメージです。
口語的な表現です。
Everybody says he was a bright student.
誰もが、彼は頭がいい生徒だったと言います。
I have a bright idea for making money.
お金を儲けるためのいいアイデアがあるんだ。
「bright」の意味を強くした言葉として「brilliant」もあります。
His father is a brilliant mathematician.
彼の父親は、優秀な数学者です。
頭がいい
頭が良くて機転が利くという意味の「賢い」の英語は「smart」です。
日常会話で、とてもよく使われる言葉です。
「smart phone」(スマートフォン)のように、高性能な機械にも使われます。
ただし、「smart」は「抜け目がない」「ずるい」という意味で使われることもあるので注意が必要です。
I found Chris to be very smart.
クリスはとても頭がいいと思ったよ。
Why don't you do it yourself if you're so smart?
そんなに頭がいいなら、自分でやったらどうだい。
スラングとしては、皮肉なコメントで笑いを誘ったり、皮肉な態度でいつも人をウンザリさせる人のことを「smart-ass」(賢い尻)と言う。
欧米人は尻(ass)を使う言葉が好きやな。
「kick-ass」は「かっこいい」って意味やろ?
I need a kick-ass music to get the job done.
仕事を終わらせるのに、かっこいい音楽が必要だ。
って誰かが言ってるのを聞いたことがある。
分別がある
分別があり、常識や経験に基づいて現実的で優れた判断を下せる能力があるという意味の「賢い」を英語で「sensible」と言います。
日本語では、「分別がある」「思慮深い」という言葉が当てはまります。
A sensible man wouldn't do such a thing in public.
分別のある人なら、人前でそんなことをしませんよ。
It was a very sensible decision.
とても賢い判断でした。
洞察力がある
優れた理解力と判断力があり、鋭い洞察力があるという意味の「賢い」の英語は「shrewd」です。
日本語では、「洞察力がある」「抜け目のない」などの言葉が当てはまります。
Mr. Anderson is a shrewd businessman.
アンダーソンさんは、やり手のビジネスマンです。
Donald is shrewd in making money.
ドナルドはお金儲けに関しては抜け目がありません。
英語を自由に話せるようになるには
この記事では、ニュアンスごとに「賢い」の英語を7つに分けて説明しました。
ここで紹介した表現を使えば、外国人に正しいニュアンスを伝えることができます。
英語を自由に話せるようになる勉強法
この記事で紹介したような語句や英文は、単語を入れ替えればすぐに英会話で使うことができます。
でも、それだけでは自由に英語を話せるようにはなりません。
言いたいことを英語で自由に言えるようになるには、そのための専用の勉強が必要です。
英語を自由に話せるようになる勉強法については、無料のメール講座で公開しています。
以下のページから無料で参加して、不要になればいつでも解除できます。気軽に参加してください。
褒め言葉としては、後で紹介する「smart」もよく使われるけど、「intelligent」の方がフォーマルなイメージがある。