効率を追求すると逆効果?英語学習の最適解をプロが解説
このコンテンツは、10年以上の経験を持つ翻訳者のアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
「生産性アップ」「効率アップ」のような言葉って、日常的に目にしますよね。
英語学習についても、「学習効率を向上させる」という意味でよく使われます。
効果の出ない勉強をするのは時間の無駄ですので、要点だけに集中することが重要です。
でも、効率アップばかり考えていると、逆効果になってしまう場合もあることをご存知でしょうか?
この記事では、英語を学習するにあたって、適切な方法をご紹介します。
効率を求めすぎると失敗する?
「もっと効率よく英語を身に付けられたらいいのに」
と考えたことがある人は多いと思います。
しかし、効率だけを追求するのは注意が必要です。
効率の悪い英語の勉強法
確かに、英語を効率よく身に付ける勉強法と、効率の悪い勉強法というのはあります。
効率の悪い勉強法というのは、たとえば、英会話ができるようになるために、問題集で穴埋め問題を解いているようなことです。
しかし英会話では、穴埋め問題のスキルが役に立つことはありません。
目的と行動が一致していないので、いくら頑張っても無駄になります。
また、翻訳者になりたい人がリスニングを練習しても、あまり意味がありません。
リスニングを練習する時間を、読み書きの練習に使った方が効率的です。
こういう結果につながらない勉強を避けると、かなり効率よく目標にたどり着くことができます。
でも、効率ばかり求めていると、結局は失敗することになります。
効率ばかり求めていると失敗する理由
その理由は、以下のような状態に陥ってしまうからです。
- すぐに結果を実感できないだけで諦めてしまう。
- より優れたノウハウを探して時間を無駄にする。
- 時間をかけて基礎を固めることを避ける。
どれか1つにでも当てはまっていれば、英語は上達しません。
こんな経験をしたことはありませんか?
「この方法は効率よく英語が身に付くよ」と、すすめられた勉強法を始めたけど、1か月過ぎても上達している気がしない。
「やっぱり自分には向いていないのでは?」と心配になって止めてしまった。
もっと効率よく英語が身に付く別のノウハウを探して、ネットで検索するのに時間を無駄にした。
ネイティブがよく使うフレーズを暗記したけど、文法などの基礎ができていないので、外国人との会話でお決まりフレーズ以外には何も言えなかった。
なぜ、効率ばかり求めると失敗するのか?
スポーツを例に考えてみるとわかりやすいです。
たとえば、テニスで強くなりたいと考えて、実践的なテニスの練習だけを毎日続けたとします。
最初のうちは上達しますが、しばらくすると行き詰まってしまいます。
なぜなら、体力不足のために試合で実力を発揮できなかったり、筋力不足から肘を悪くして、練習ができなくなったりするからです。
結局は、回り道のように思える地味なトレーニングをした方が早く強くなれます。
英語でも同じで、効率ばかりを求めて近道をしようとすると、すぐに行き詰まることになります。
ここが重要!効率よりも目的を明確にする
では、どうすれば無駄のない勉強ができるかというと、最初に、英語を学ぶ目的を明確にすることが重要です。
たとえば、海外旅行を楽しむのが目的なら、高校で学ぶような難しい文法や単語を覚える必要はありません。
それよりも、中学レベルの文法をざっくり覚えたら、後は旅行で使いそうな表現を声に出して練習した方が効果的です。
一方で、仕事で海外の企業とメールをやり取りすることが多いのであれば、高校レベルの文法を勉強するのは効果的と言えます。
なぜなら、英文を書くときは文法知識が役に立つからです。
こんなふうに、人それぞれ学ぶべきことが違うので、効率化を考える前に、まずは英語を学ぶ目的を明確にすることをおすすめします。
そのうえで、自分は何を学ぶべきかを洗い出していくと、効率よく学ぶことができます。
効率のよい英語勉強法のまとめ
英語を勉強するときに学習効率を考えるのはいいことですが、あまりに効率にこだわりすぎると、逆効果になることがあります。
最初のうちは、あまり効率を気にせずに勉強しましょう。
そしてその中から、目的に合わない勉強を省いていくことをおすすめします。
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