ミッフィーの英語本に出てくる「so that」文が分かりにくい件
このコンテンツは、10年以上の経験を持つ翻訳者のアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、英語で楽しむミッフィーの絵本に出てくる英文について、読者さんから質問があったので共有します。
英語の勉強法の1つとして、ネイティブの子供が読んでいる本を原文で読むのは、とても効果の高い方法です。
簡単な単語を中心に、ネイティブの自然な英語表現を学べるからです。
でも、ネイティブ向けの本は、英語学習者向けの本より難しいところもあります。
今日は、英語教材で勉強している人が戸惑いやすいネイティブ英語の癖について、ミッフィーの英語本に出てくる英文を例に説明します。
ミッフィーの英語本に出てくる「so that」文が分かりにくい件
メールをありがとうございます。
これは「so that構文」です。
以下のように「close beside the little girl」は挿入されているだけで、「that」の後の主語は「she」です。
~so fast that(close beside the little girl)she fell asleep at last.
部品ごとに訳すと以下のようになります。
~so fast that(とても速く~したので)
close beside the little girl(少女のすぐ横で)
she fell asleep at last.(彼女はついに眠りに落ちた)
~so fast that, close beside the little girl, she fell asleep at last.
のように、挿入部分をコンマ「,」で区切ってあれば分かりやすいのですが、ネイティブ向けの本では、そんな親切は期待できません。
ネイティブなら見たら分かるのでコンマは必要ないのだと思います。
それで納得です。
でも、ネイティブが書いた英文では、本来はあるべき記号がなかったり、必要ない記号が書かれていたりします。
だから、記号を目印に読み進めると理解できないことがよくあります。
実際に、私が運営している翻訳講座の受講生さんでも、ネイティブが書いた英文の記号に惑わされて誤訳する人が多くいます。
そうならないために、ある程度、教材の英語を読めるようになったら、ネイティブ向けの本を読んで「本物の英語」の洗礼を受けた方がいいと思います。
ありがとうございます。
ミッフィーの英語本を読むのは、インプット学習(知識を増やす学習)ですが、3ステップ勉強法では、インプットしてからアウトプットの練習(覚えた英語を使う練習)まで網羅しています。
英会話力アップに驚くほど効果がありますので、ぜひ参考にしてください。
英語が大好きでいつか話せるようになりたいと、毎日地道に独学をしています。
英語を英語のまま理解するために、英語の絵本等の短いセンテンスを日本語に訳さず読む練習をすると効果があるという話を聞きました。
そこで、さっそく図書館でミッフィーの英語の絵本を借りてきたのですが、文の構造が分からないものが出てきて、そのままスルーできずに困っています。
たいへん図々しいお願いなのですが、もしよかったら教えていただけないでしょうか?
よろしくお願いいたします。
↓
Snuffy(メスの子犬)が、いなくなった女の子を見つけて背中に乗せて帰宅し、疲れて寝てしまう。
これは「so that構文」にあたるものでしょうか?
だとしたら「that」のあとに主語はなくてもいいですか?
But Snuffy was so tired after running home so fast that close beside the little girl she fell asleep at last.