関係代名詞の主格|シンプルな3ステップで英作文する方法とは?
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、関係代名詞の主格について説明します。
関係代名詞は、英語学習者にとっては難関の1つとも言える単元で、受験生なら関係代名詞でつまずく人が大勢います。
そのせいか、「関係代名詞なんか、実際の英会話では使わないんでしょ?」と聞かれることがありますが、とんでもありません。
日常英会話でバシバシ使われます。
日本人にとっては関係代名詞は難しい単元の1つですが、ネイティブにとっては、関係代名詞は日常的な簡単な表現なんですね。
だから、日常英会話をスムーズに進めるためには、関係代名詞を理解できることが必須とも言えます。
この記事を読んで、3種類(主格、目的格、所有格)ある関係代名詞の1つである主格をマスターしてください。
関係代名詞の主格とは?
関係代名詞の主格とは、関係代名詞以下の節の中で、関係代名詞が主語の働きをするものを指します。
たとえば、以下の英文では、関係代名詞「who」は動詞「speak」の主語の役割を果たしています。
(私には、英語を上手に話す友達がいます)
このため、関係代名詞の主格では、「先行詞 + 関係代名詞 + 動詞」の順に言葉が並びます。
関係代名詞の主格には、「who」「that」「which」の3種類があり、「先行詞が人の場合」と「先行詞が人以外の場合」で使い分ける必要があります。
なお、先行詞とは、関係代名詞によって修飾される名詞のことです。
先行詞が人の場合
先行詞が人の場合、主格の関係代名詞は「who」か「that」を使います。
例文を見てみましょう。
I know a girl.
私は女の子を知っています。
She has a white cat.
彼女は白い猫を飼っています。
上の英文では、「a girl」と「she」が同じ人を指しています。
同じ人を指す言葉がある2文は、関係代名詞を使うと1文にまとめることができます。
上の2つの英文を1つにまとめるには、「she」を関係代名詞の「who」か「that」に置き換えて、先行詞「a girl」の後ろに続けます。
I know a girl who(that) has a white cat.
私は、白い猫を飼っている女の子を知っています。
人が先行詞の場合は、「who」と「that」のどちらを使っても意味は同じです。
先行詞が人以外の場合
先行詞が人以外(物や動物)の場合、主格の関係代名詞は「which」か「that」を使います。
例文を見てみましょう。
My daughter has a book.
娘は本を持っています。
It tells us about the history of China.
それは、中国の歴史について私たちに教えてくれます。
上の英文では、「a book」と「It」が同じ物を指しています。
同じ物を指す言葉がある2文は、関係代名詞を使うと1文にまとめることができます。
上の2つの英文を1つにまとめるには、「It」を関係代名詞の「which」か「that」に置き換えて、先行詞「a book」の後ろに続けます。
My daughter has a book which(that) tells us about the history of China.
娘は、中国の歴史について私たちに教えてくれる本を持っています。
人以外(物・動物)が先行詞の場合は、「which」と「that」のどちらを使っても意味は同じです。
シンプルな3ステップで英作文する方法
関係代名詞の英文は、以下の1~3の手順で作ることができます。
- 2つの英文で同じ物・人を指している言葉を見つけます。
- 先行詞が「人」か「人以外」かによって、代名詞を関係代名詞(who/which/that)に置き換えます。
- 関係代名詞の節を先行詞の後ろに置きます。
ここでは、関係代名詞を使って以下の2つの英文を1つにします。
My son has a friend.
息子には、友達がいます。
He speaks three languages.
彼は、3か国語を話します。
この英文では「a friend」と「He」は同じ人を指しています。
My son has a friend.
He speaks three languages.
ここでは、先行詞「a friend」は人なので、「who」か「that」に置き換えます。
My son has a friend.
who(that) speaks three languages.
関係代名詞から始まる節「who(that) speaks three languages」を先行詞「a friend」の後ろにつなげます。
My son has a friend who(that) speaks three languages.
息子には、3か国語を話す友達がいます。
意外に簡単やな。
こんなふうに3ステップで考えると簡単やろ!
英語を自由に話せるようになる勉強法
この記事では、関係代名詞の主格について説明しました。
ネイティブの日常会話でも英文でも当たり前のように使われる表現なので、この記事を読んでしっかり覚えてください。
しかし、文法を覚えるだけでは英語を話せるようになりません。
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