「いただきます」は英語で?「ごちそうさま」など喜ばれる23の言葉
「いただきます」は英語でどう言えばいいか、外国人との食事で使える英語フレーズを紹介します。
実は、「いただきます」にピッタリ当てはまる英語はありません。
でも、「いただきます」や「ごちそうさまでした」を言うのが礼儀として身に付いている日本人としては、何かひとこと言わなければいけないような気がしてなりません。
そこで、この記事では「いただきます」の代わりに使える英語フレーズを紹介します。
また、料理について何も言わずに、モグモグ食べて終わりみたいな食事では、料理を作ってくれた人に失礼ですし、何だか寂しいですよね。
そこで、料理について感想を言ったり、ほめたりする英語フレーズも紹介します。
これだけ覚えておくだけで、外国人との食事が何倍も楽しくなるはずです。
外国人に食事に招待されたときや、留学生がホストファミリーと食事するときなどに、大いに役立ててください。
正しい勉強法で学んで、最短で英語を身に付けてください。
目次
食べる前のほめ言葉
日本人どうしでも、友達の家などで食事をごちそうになるときには、「いただきます」と言うだけではなく、口を付ける前にひとこと感想をいいますよね。
「うわ~、美味しそう!」
「すごい綺麗!」
みたいなシンプルな言葉でも、手間をかけて料理した人にとって、とても嬉しいものです。
同じように、外国人に料理をごちそうになるときも、口を付ける前にひとことほめる言葉を言いましょう。
見た目をほめる
料理の見た目をほめるのは基本ですね。
もし仮に、イギリスの家庭でよくあるような、皿の上に豆やマッシュポテトがベチョ、ぶつ切りの野菜がゴロゴロ、肉料理をポンと置いただけ・・・みたいな料理だとほめるのが難しいかもしれません。
でも、「美味しそう」というひとことを言っても害になることはないはずです。
It looks delicious.
美味しそうですね。
It looks very yummy.
すごく美味しそうですね。
※「yummy」=美味しい
あんまり嬉しそうに見えんな。
ちなみに、「yummy」は「delicious」のカジュアルな言い方や。子供相手なんかのときによく使う。
大人相手に話すんやったら「delicious」を使うた方がええわ。
プロが作ったみたいに綺麗ですね。
I can enjoy it just looking at it.
見るだけでも楽します。
欧米人も料理の見た目にこだわったりするん?
う~ん。日本人ほどこだわる人はおらんかもしれんな。
僕がホームステイした家庭では、大皿にべちょって乗せるだけやったわ。
でも、もし綺麗に盛りつけてあったら、ぜひほめた方がええな。
匂いをほめる
いい香りのする料理なら、すかさず香りをほめるといいですね。
料理を作った人は、何か工夫しているはずなので喜ばれます。
It smells very nice.
すごくいい匂い。
This smell is giving me an appetite.
食欲をそそられる匂いですね。
※「appetite」=食欲
「いただきます」は英語で?
基本的に、「いただきます」に当たる英語表現はありません。
日本人としては、「いただきます」など、食べる前に何か言いたい気持ちはあると思うのですが、そういう表現がないので諦めましょう。
ただし、お父さんやお母さんなど、その場を仕切っている人が「いただきます」の代わりに「Let's eat.」などと言うことはあります。
Let’s eat!
さあ、食べましょう
そんなときは、「待ってました。さあ食べるぞ!」という意味で以下のように言うことができます。
I’m starving.
お腹がぺこぺこです。
誰かが「let's eat」って言うたとき、「いただきます」の英語を言いたいんやけど・・・
誰か:「さあ、食べましょう」
私:「いただきます」
みたいな会話が理想なんやけどな。
黙って食べ始めたら失礼みたいな気がするのは分かるけど、「いただきます」みたいな英語がないから、しかたないんや。
「いただきます」って言わなくても失礼じゃないから、気にせんでもええよ。
テレビドラマの『大草原の小さな家』で「いただきます」の代わりにお祈りをしてるシーンがあったな。
お祈りはせんでもええんか?
キリスト教徒じゃないならお祈りはせんでええ。
ただ、他の人がお祈りするのを邪魔せんように、黙って終わるのを待っとかなあかんで。
食べている途中にほめる
食べ始めたら、料理の味をほめましょう。
もちろん、マンガ「美味しんぼ」の登場人物みたいな細かい描写は、よほどの英語力がないかぎり無理ですし、グルメ評論家でもないかぎり不要です。
でも、「これ美味しいですね」みたいな簡単なひとことが喜ばれます。
味をほめる
ここで紹介するようなシンプルな英語フレーズで十分に気持ちが伝わります。
「sauce」や「meat」を別の言葉に置き換えるなど、簡単に使い回しが効くので活用してください。
This sauce is so delicious.
このソースがとても美味しいです。
This meat is very tender and delicious.
このお肉、とても柔らかくて美味しいですね。
The texture of this vegetable is great.
この野菜の食感がとてもいいですね。
料理に興味関心をしめす
料理の見た目や味をほめるだけでなく、その料理に興味があることを伝えるのも間接的にほめることになります。
What’s the name of this dish?
これは何ていう料理ですか。
※「dish」=料理
What are the ingredients of this sauce?
このソースは、何を使っているのですか。
※「ingredient」=材料
Is there a special subtle taste in this?
特別な隠し味でも使ってるのですか?
※「subtle」=微妙な、「taste」=味
Is it OK to have some more please?
もう少しもらってもいいですか。
おかわりを頼んでもええんかな?
まだ残ってるようやったら聞いてもええと思うで。
努力・工夫をほめる
見た目や味でほめるところが見つからなければ、あえて味のことは言わずに、努力や工夫をほめるという方法もあります。
I’ve never had this taste before.
初めて口にする味です。
It must have taken a lot of time and effort to make this?
時間と手間がかかったんじゃないですか?
※「effort」=努力
※ must have + 動詞の過去分詞形=~に違いない
これは微妙やな。
料理がマズいんやったら、余計なこと言わん方が無難なんと違うやろか?
沈黙で食べ続けるのは不自然やろ。
美味しくない料理をほめるのが嫌やったら、「これは初めて口にする味です。特別な隠し味でも使ってるのですか?」みたいに話をもっていったらええんと違うかな。
ごちそうさまでした + ほめ言葉
料理を食べ終わったら、「ごちそうさま」を言いましょう。
とは言っても、「いただきます」と同様に、「ごちそうさま」に相当する英語はないので、ここでも工夫が必要になります。
Thank you for the delicious meal.
美味しい料理をありがとう。
It was very nice.
とても美味しかったです。
The pasta was amazing.
パスタが本当に美味しかったです。
こんなふうに具体的に何が美味しかったか言ってもらえたら嬉しいかな。
Could you give me the recipe please?
レシピを教えてもらえませんか。
I’m done./ I’m stuffed.
もう食べられません/お腹いっぱいです。
I can’t eat anymore.
もう食べられません。
食事のときに自由に英語で話せるようになるには
この記事では、食事のときに役に立つ「いただきます」の英語表現を紹介しました。
英語には、「いただきます」や「ごちそうさま」に相当する表現はないので、ちょっとした工夫が必要です。
でも、ここで紹介した英語フレーズを上手く使うと、無言でモグモグ食べて終わり・・・ということを避けて、楽しい食事の時間を過ごせるはずです。
言いたいことを英語で自由に言えるようになる勉強法
この記事で紹介したような英文は、単語を入れ替えるだけですぐに英会話で使うことができます。
でも、それだけではお決まりパターン以外は英語で話すことができません。
言いたいことを自由に英語で話せるようになるには、そのための専用の勉強が必要です。
自由に英語を話せるようになるための勉強法は、メール講座で公開しています。
無料で参加して、不要になればいつでも解除できますので、気軽に参加してください。
い、いただきます。美味しそうですね。