中学1年の英語で話せるって本当?そのための教材と勉強法を公開する
中学英語だけで本当に英語を話せるのか知りたくありませんか?
もっと言えば、中学1年の英語で、英語は話せるのでしょうか?
もし中学で習う英語だけで日常会話ができるなら、高校の英語を勉強する必要がないので、かなり短期間に英語を話せるようになるはずです。
そこで、この記事では、
- 中学英語で英語を話せるか?
- 中学1年の英語で英語を話せるのか?
- 話せるとしたら、どれくらい役に立つのか?
- どのように練習したら、英語を話せるようになるのか?
- 中学1年の英語だけで話せるようになる教材
ムダな勉強をせずに、できるだけ短期間に英語を話せるようになりたい人は、ぜひ参考にしてください。
なお、中学2年の英語、中学3年の英語で英語を話せるかどうかについては、以下の記事を読んでください。
⇒ 究極の英語スピーキング!中学3年の英文法で英語ペラペラになる方法
本当に中学英語で話せるのか
書店の英会話コーナーに行くと、中学英語だけで日常会話ができるという教材がたくさんあります。
本当に中学英語だけで英語を話せるなら、そんな嬉しいことはありません。でも、
「中学を卒業しても英語を話せないのはなぜ?」
「どうして高校にも英語の授業があるの?」
という疑問が出てきます。
本当に、中学で習う英語で話せるようになるのでしょうか?
結論を言いますと、「中学英語で英会話はできる」という話はウソではありません。
中学で習う単語と文法を使いこなせれば、日常会話であれば問題なくできるようになります。
でも、以下のような条件が付きます。
- 相手が難しい単語や表現を使ったら理解できない。
- 単語数が足りないので政治や経済、仕事など専門的なことは話せない。
- 仮定法など高校で習う単元を使えないので、ネイティブには少し変に聞こえる場合がある。
- 英字新聞や書籍は読めない。
つまり、日常的な会話であればできるけれど、語彙力・表現力が十分でないので、ネイティブが言ったことを理解できなかったり、書籍を読めなかったりします。
じゃあ、中学1年の英語でも話せるの?
では、中学1年の英語でも話せるのでしょうか?
中学1年で習う英語だけでは、単語が少ない上に表現できることが少ないので、話せることがかなり限られてしまいます。
また、相手が言ったことを理解できない場面がかなり多くなります。
新聞や書籍はまったく読めません。
ですので、「中学1年の英語で話せるか?」という質問については、「簡単な表現を上手く使いこなせば、ある程度のことは話せるが、相手の言うことをあまり理解できない」というのが答えです。
もちろん、英語を話すためには、単語と文法を覚えてTOEICのような筆記試験で回答できるだけでは十分ではありません。
英語を話せるようになる練習をたっぷりする必要があります。
英語を話せるようになる勉強法
すでに大人になってしまった日本人が、英語を話す機会があまりない生活をしながら英語を話せるようになるには、瞬間英作文トレーニングが効果的です。
瞬間英作文というのは、日本語で書かれた短い英文を見て、瞬間的に英語に訳して言う練習のことです。
たとえば、以下の日本語文を英語で言ってみてください。
いいえ、吹きませんでした。
あなたは、昨夜、私に電話をしましたか?
いいえ、電話しませんでした。
あなたは、そのチョコレートケーキが好きでしたか?
はい、好きでした。
ポイントは、じっくり考えて和文英訳するのではなく、日本語文を読んだらすぐにパッと英語で言うことです。
パッと言えなかった場合は、できるまで繰り返し練習します。
英会話の場面では、じっくり考えている時間はないので、反射的に英語が出てくるように練習する必要があるのです。
パッと英語が出てこなかった場合は、以下の回答例を見てから、もう一度挑戦してみましょう。
Did you play the flute at the concert?
いいえ、吹きませんでした。
No, I didn’t.
あなたは、昨夜、私に電話をしましたか?
Did you call me last night?
いいえ、電話しませんでした。
No, I didn’t.
あなたは、そのチョコレートケーキが好きでしたか?
Did you like the chocolate cake?
はい、好きでした。
Yes, I did.
このように瞬間英作文トレーニングをすることで、今まで知っていただけの単語と文法を体で覚えることができます。
そうやろ!パッと言えるように練習せんかったら、英会話のときに聞くばっかりになってしまうで。
なお、瞬間英作文など、スピーキングがモリモリ上達する勉強法について詳しくは、以下のページを読んでください。
究極の英語スピーキングとは?
『究極の英語スピーキング Vo.1』は、中学1年で習う英語(文法)を使って話せるようになる英会話教材です。
この英語教材の英文に出てくるのは、入門レベルの英単語1,000語と、中学1年で習う英文法だけです。
中学1年の英語だけなので、誰でも1度は見たことがあるような表現ばかりが使われているため、英文法を勉強し直すという負担がありません。
でも、「中学1年の英語で本当に話せるのか?」という疑問があるかと思います。
そこで、『究極の英語スピーキング Vo.1』に掲載されている例文を一部紹介します。
以下の会話を英語で言ってみてください。
女性:ケリー、ちょっと手伝ってもらえる?
男性:オーケー。何をすればいい?
女:これらの箱を3階まで運ぶのを手伝ってほしいの。
男:いいよ。箱は重いの?
女:いいえ、全部軽いのよ。ただたくさんありすぎるんだわ。
男:そう。もっと手伝いが必要だね。営業部のメンバーに手伝いを頼んでみよう。
女:そうね。今日はあの人たち、忙しくないもの。
男:それはいい知らせだね。
(110ページ)
上の文を読んで、パッと英語で言えましたか?
以外に苦戦したのではないでしょうか。
上の文はすべて、中学1年で習う英語だけで表現することができます。
どのように英語で言えばいいか、下に載せておきます。
Woman: Kelly, can you help me?
Man: OK. What can I do for you?
W: Please help me carry these boxes to the third floor.
M: Sure. Are the boxes heavy?
W: No, they are all light. There are just too many.
M: I see. We need more help. Let's ask the members of the sales department for help.
W: OK. They're not busy today.
M: That's good news.
(111ページ)
『究極の英語スピーキング Vo.1』では、「This is ~.(これは~です)」という簡単な英語表現から練習を始めて、上記のような会話ができるレベルまで練習します。
中学1年の英語というとバカにしがちですが、意外にいろいろなことを話せると思いませんか?
なんや。こんな英語でえんか!
『究極の英語スピーキング Vo.1』に載っている表現を使って話せるようになったとして、外国に行ったときにどれくらい役に立つんやろ?
自分が話す「スピーキング」だけについて言えば、海外旅行やワーキングホリデー、語学留学やったら、かなり役に立つやろうな。
中学1年の英語で深いことを話せるわけじゃないけど、意思疎通にはかなり使える。
でも、中学1年の英語だけでは、相手の言うことを理解する「リスニング」はかなり厳しいな。
相手は、日本の中学1年生がどれくらいの語彙力・文法力を持ってるか知らんから、遠慮なくバシバシ来るで!
英語できちんとコミュニケーションをとるためには
短期間に英語を話せるようになるには、学習内容を最小限に限定するのが効果的です。
中学1年の英語だけに限定すると、短期間に、意思疎通に必要な最低限の英語を話せるようになります。
ただし、話せる内容がかなり限定される上に、リスニング面で不安が残ります。
だから、中学1年の英語で話せるようになったら、中学2年の英語、中学3年の英語というようにストップアップする必要があります。
中学2年・3年の英語で話せるようになるための勉強法と教材については、以下のページを読んでください。
英文を紙に書くことはできるけど、口でパッと言うのは難しいな!