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英語のスピーキングが上達する一人練習~確実に上達するけど誰もやらない方法

 2022/10/31 勉強法
この記事は約 5 分で読めます。
会話が通じない人たち

英会話ハイウェイでは、10年以上の経験を持つ翻訳者のアキラが、日常英会話で使う表現や勉強法、翻訳の仕事について分かりやすく説明しています。

独学で英語を話せるようになる方法については、無料のメール講座をご確認ください。


こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。

笑顔のアキラ

今日は、確実に英語のスピーキングが上達するけれど、ほとんどの人がやりたくない一人練習法を紹介します。

はっきり言って、あまり面白い練習法ではありません。

ただ、逆に言えば、ほとんどの人はこれをやらないからスピーキングが上達しないとも言えます。

本気で英語のスピーキング上達を目指す人は、最後まで読んで納得できれば、ぜひ実践してください。

英語の習得をスポーツに例えると

本題に入る前に、話をわかりやすくするためにスポーツを例に説明しますね。

野球(テニスでも何でもOK)のバッティング練習として、素振りがありますよね。

ある程度 打てるようになるには、どれくらい練習すればいいと思いますか?

  • 1日1回、ブンッと振ってお終い。
  • 1日10回、ブンッ、ブンッ、ブンッ・・・と振ってお終い。
  • 1日100回、ブンッ、ブンッ、ブンッ、ブンッ、ブンッ・・・。

スポーツをやったことのない人でも想像できると思いますが、1日1回や10回振ったところで、バッティングはほとんど上達しません。

上達するためには、もっと徹底的に練習する必要があります。

これを踏まえて続きを読んでください。

英語のスピーキング上達に適した例文とは?

英語のスピーキング上達に直結する一人練習として、英文を声に出して練習する「音読」があります。

練習に使う英文は、長すぎる英文や自分の生活に関係ない英文だと頭に入りません。

たとえば、以下のような例文を頑張って覚えようとしても、ほとんどの人は挫折します

Conformity is an essential element of our homogeneous community.
同じような人々からなる私達の地域社会では、体制に従おうとする意識は不可欠な要素である。

Duo 3.0より

長い英文ではありませんが、普段の会話で出てくるような内容ではないために、ほとんどの人は興味を持てないからです。

また、根性で覚えたとしても、会話のときに役に立てられるチャンスはほとんどないでしょう。

練習に適しているのは、短かくて実際に会話で使うような英文です。

たとえば、以下のような日常的で短い英文だと覚えやすいうえに、外国人との会話で出てきそうな内容なので会話で役に立ちます。

My son is 10 years old.
He is outgoing and has many friends.

息子は10歳です。
彼は社交的で友達がたくさんいます。

また、outgoing(社交的)をshy(内気)に入れ替えるなど、ちょっとした変更を加えるだけで応用も利きます。

英語のリズムや発音、リスニングの上達が目的の音読であれば、長目の英文や少し難しい英文を使っても問題ありません。

でも、話すスキルを伸ばすための練習としては、これくらいの短くて簡単な英文が効果的です

だから、PS-EXプロジェクトでも短めで親しみやすい英文を使ってスピーキングを練習するようにしています。

※PS-EXプロジェクトについては、無料のメール講座で詳しく説明しています。

どれくらい練習すれば英語は身につくのか?

では、こうした英文を練習するときに、何回くらい練習すれば身に付くでしょうか??

1回、10回、100回・・・

あなたなら、何回くらい練習しますか?

ここで言う「身に付く」というのは、暗記するという意味ではなく、「腑に落ちる」とか「しっくりくる」という意味で使っています。

英文を完璧に暗記して声に出してスムーズに言えるのは当然として、「感情と英文が結びついている」という状態です。

このレベルまで練習すると、英会話のときにスラっと出てくるようになります。

では、どれくらい練習すれば、このレベルにたどり着くかというと、あくまで感覚的なものですが、

  • 1回練習しただけでは、何も身に付かない。
  • 5回練習したら、英文を何となく覚えられるが、英会話では使えない。1、2日後には忘れてしまう。
  • 10回練習したら、英文を覚えられるが、英会話では使えない。1週間後には忘れてしまう。
  • 100回練習したら、感情と英文が結びついてきて、英会話で使えるようになってくる。

という感じかと思います。

もちろん、個人差はありますし、回数をこなすだけの練習では何も身に付きません。

一回一回、外国人と会話しているところをイメージしながら、感情を込めて練習することが大切です。

また、一度に100回練習するのではなく、1日目に30回、2日目に20回、7日目に10回、14日目に10回、1か月後に10回‥など、間隔をあけて練習します。

※記憶と忘却については、『英語・英会話の復習方法※これをやらなきゃ努力がすべてムダ?』を読んでください。

英文を覚えても英会話のときに使えないという人は、これくらい練習してみてください。

時間がかかるし同じことの繰り返しになるので面白くないかもしれませんが、間違いなく英会話が上達します。

英語を自由に話せるようになる勉強法

この記事では、英語のスピーキングが上達する一人練習法についてお話ししました。

「英語が身につかない」「英会話が上達しない」と嘆いている人には、練習量が圧倒的に足りない人が多いように思います。

よほどの天才でもないかぎり、スピーキング上達には大量の練習が必要です。

一人でもかなり練習できますので、ぜひ実践してください。

不要になればいつでも解除できるので、こちらのページから気軽にお申し込みください。

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ライター紹介 ライター一覧

アキラ

アキラ

株式会社トランス・ダイナミック代表取締役。原田メソッド認定パートナー。
ニュージーランドとアメリカで留学・就職を経験。中学生・高校生・社会人に英語指導をしたあと翻訳者として独立。TOEICは、試験勉強を一切せずに一発で940点。

現在は、翻訳事務所を運営しながら、英語学習者向けの情報配信、英会話教材の開発・販売、翻訳通信講座の運営を行っています。

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