関係代名詞の省略、英会話で役に立つ4パターを6分で解説します。
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、関係代名詞の省略について説明します。
関係代名詞には、「that」「which」「who」「whom」「whose」などがありますが、この中には省略できるものがあります。
具体的には、以下のような英文では、関係代名詞を省略することができます。
This is the watch(that/which)I bought yesterday.
これが、私が昨日買った時計です。
特に口語のときには省略されることがよくあります。
でも、関係代名詞を省略できる場合と省略できない場合があるので注意が必要です。
今回は、どのような場合に関係代名詞を省略できるのかを説明しますので、最後まで読んでしっかり覚えてください。
目次
目的格の関係代名詞
目的格の関係代名詞は、制限用法の場合は、特に口語では省略されることがよくあります。
制限用法については、『関係代名詞「which」の使い方、会話が楽しくなる必須4パターンとは?』の『2種類の使い方』を読んでください。
目的格では、関係代名詞の後ろに「主語 + 動詞」が続きます。
This is the book which(that)I read yesterday.
これが、私が昨日読んだ本です。
このような目的格の英文は、関係代名詞「which/that/whom」を省略して以下のように言っても意味は同じです。
This is the book I read yesterday.
これが、私が昨日読んだ本です。
これに対して、以下の英文で使われているのは関係代名詞の主格なので省略することはできません。
This is a book that tells about good old times.
これは、古き時代について語る本です。
関係代名詞の主格の特徴は、「関係代名詞 + 動詞」の順に並んでいることです。
その他の省略できる関係代名詞
関係代名詞を省略できるのは、基本的には目的格の場合だけですが、以下の場合は省略することができます。
関係代名詞がbe動詞の補語である
I am not the man(that)I used to be.
俺は昔の俺とは違うんだぜ。
She's not the girl(that)she was.
彼女は、昔の彼女(少女)ではありません。
「used to be」と「was」は、ほぼ同じ意味やからどっちを使ってもええよ。
「There is~/Here is~」に続く場合
There was nothing(that)could be done for him.
彼のためにできることは、何もありませんでした。
There was no one(who)enjoyed the TV show.
そのテレビ番組を楽しんだ人はいませんでした。
関係代名詞節に「there is~」がある
関係代名詞節(先行詞の後)に「there is」がある場合は、関係代名詞を省略できます。
You have every opportunity(that)there is.
あなたは、ありとあらゆる機会に恵まれています。
This is the easiest book(that)there is on this subject.
これが、この題材に関する最も簡単な本です。
この場合の「there is」は「存在する」のようなニュアンスです。
英語を話せるようになる勉強法
この記事では、関係代名詞を省略できるのはどのような場合かについて説明しました。
日本で生活しながら英語を身に付けるには、こうした文法を勉強することが近道になります。
でも、文法を覚えただけでは英語を話せるようにはなりません。
英語を話せるようになるには、そのための勉強が必要です。
勉強法について詳しくは、メール講座で説明しています。
以下のページから無料で参加して、不要になればいつでも解除できます。
気軽に参加してください。