「案内する」の英語は?正しい意味が伝わるニュアンス別の5パターン
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、「案内する」の英語についてお話しします。
「街を案内する」や「駅へ案内する」など、日常的に「案内する」って言葉はよく使いますよね。
でも、英語でどう言えばいいかは、なかなか思い浮かばないと思います。
この記事では、「一緒に行って案内する」や「言葉で案内する」など、ニュアンスごとに5つに分けて「案内する」の英語について説明します。
外国人に誤解されないように、「案内する」の正しい使い分けを覚えてください。
一緒に行って案内する
目的地に連れて行ったり、あれこれ指示したりするという意味の「案内する」の英語は「guide」です。
旅行のときに目的地まで連れて行ってくれて、おすすめのスポットを教えてくれたり行動を指示したりする人をツアーガイドと言いますよね。
そういったガイドさんがしてくれるような動作を英語では「guide」を使って表現するわけです。
My daughter will guide you around the city.
娘が街を案内して周りますよ。
My son will guide you to the station.
息子が駅へ案内します。
「guide」を使う表現は、とりあえずこの2つを覚えといてな。
導いて案内する
特定の場所に連れて行ったり、その場所を案内したりすることを英語で「conduct」と言います。
団体旅行のスケジュールを管理して、旅がスムーズに進むように導いてくれる人をツアーコンダクター(tour conductor)と言いますよね。
旅行を案内(conduct)してくれる人だから「ツアーコンダクター」と呼ぶわけです。
「conduct」は「guide」よりフォーマルな表現です。
The old man conducted me around the town.
その老人は、町を案内してくれました。
The man conducted me to a small room, where we talked about the business.
男は私を小さな部屋に案内してくれました。そこで私達は仕事の話をしました。
付き添って案内する・地図で示す
相手に付き添って道を案内したり、地図上で場所を示したりするときの「案内」の英語は「show」です。
「show」には「見せる」という意味があるので、「実際の行き方を見せる」、「地図で見せる」という意味で覚えやすいと思います。
Could you show me the way to the station?
駅への行き方を教えてもらえませんか。
なお、「show」は「付き添って案内する」という意味があるので、通りすがりの人などに聞くときは「tell」を使う方がいいです。
Could you tell me the way to the station?
駅への行き方を教えてもらえませんか。
「tell」を使って聞けば、言葉で案内してもらえませんか?という意味が伝わります。
なお、あちらこちらに連れて行って案内するという意味では「show around」を使います。
I will show you around Osaka.
大阪を案内してあげますよ。
「show」の代わりに「連れて行く」という意味の「take」を使うこともできます。
I will take you around Osaka.
大阪を案内してあげますよ。
「show around」と「take around」は、日常会話でよく使われるくだけた表現です。
I'll take you to Osaka castle.
大阪城に連れて行ってあげるよ。
道を教える
目的地までの行き方を教えるという意味の「案内する」の英語は「direct」です。
「direct」には、「一緒に行って教えてあげる」という意味はなく、言葉で伝えたり指し示したりして教えるだけです。
Could you direct me to the nearest station?
一番近い駅への行き方を教えてもらえませんか。
※「near」=近くの
The nurse directed me to a chair and said the doctor would be with me in a few minutes.
看護師は私を椅子へと案内して、医師がすぐに来ると言いました。
先導する
先頭に立って「案内する」ときの英語は「lead」です(「lead」の活用形は「lead-led-led」)
手を握って連れて行ったり、動物などを綱(つな)を使って連れて行ったりするという意味でも使うことができます。
「guide」や「conduct」とは違い、あちこち案内するという意味はなく、単に目的の場所に連れて行ってあげるというニュアンスです。
The woman kindly led me to the nearest elevator.
その女性は、親切にも一番近いエレベーターに案内してくれました。
なお、「lead」は物を主語にしても使うことができます。
This door leads to the kitchen.
このドアはキッチンにつながっています。
(このドアはキッチンに導いてくれます)
そのうち普通に思えてくるで。
英語を自由に話せるようになるには?
この記事では、「案内する」の英語をニュアンスごとに5つに分けて説明しました。
少しずつ意味が違うので、正しい使い方を覚えてください。
ただし、よく使う表現を覚えるだけでは、言いたいことを英語で言えるようにはなりません。
言いたいことを英語で言えるようになるには、そのための専用の勉強が必要です。
勉強方法について詳しくは、メール講座で説明しています。
以下のページから無料で参加して、不要になればいつでも解除できます。
気軽に参加してください。