「所属する」は英語で?belong toだけじゃない7つの表現と使い分け【例文付き】

こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。

今日は、「所属する」の英語を紹介します。
「営業部に所属しています」「サッカー部に所属しています」など、私たちが日常的に使う「所属する」という言葉。
英語で一番よく知られているのは belong to ですが、実は状況によって他にも使い分けるべき表現があります。
この記事では、仕事・学校・趣味などさまざまな場面で使える「所属する」の英語表現を、例文つきでわかりやすく紹介します。

「所属する」を意味する英語表現7選
「所属する」を意味する英語表現は7つあります。
- belong to
- join
- be動詞 + a member of 〜
- be動詞 + part of 〜 / be動詞 + a part of 〜
- be associated with 〜
- be affiliated with 〜
- 前置詞(in, from, of, on, with)〜
しかし、それぞれの表現で使用するべき場面が異なるため注意が必要です。
本章では各英語表現の意味や使い方について例文付きで詳しく解説します。
belong to「所属する」
「所属する」という意味の英語は「belong」で、発音をカタカナで表すと「ビロング」です。
「belong」は「belong to~」という形で「to」と一緒に使われます。
「所属する」と言いたいときに迷ったら、とりあえず「belong」を使えば意味は通じるので必ず覚えておきましょう。
なお、「belong」の過去形と過去分詞形は、どちらもbelongedです。
これは、その会社に属しているという意識を強調したい場合に使います。 Do you know which office Matsuko Deluxe belongs to? belongの主語は人や動物だけでなく、モノを主語にすることもできます。 “join”は、「参加する」「所属する」「加わる」といった意味を持つ動詞で、文脈に応じて使い分けられます。 「所属する」という意味で使われるときには、組織や団体への継続的な関与を指すことが一般的です。 “join”を使うと、「他の人と一緒になる」「何かに加わる」といった一体感が感じられます。 カジュアルなシーンからフォーマルなシーンまで幅広く使える便利な動詞です。 After moving to Tokyo, I joined a coworking space for freelancers. My brother joined an international volunteer organization last year. ※「organization」=組織、団体 “be動詞 + a member of 〜”は、「〜の一員になる」という意味を持つ表現です。 組織、団体、チームなどに所属していることを示します。 “belong to”と同じ意味を持ちますが、” be動詞 + a member of 〜”の方がフォーマルな響きを持つ点と公式なメンバーシップを強調している点が異なります。 Jack was a member of the student council in high school. ※「school council」=生徒会 I am proud to be a member of this team. “be動詞 + part of 〜”または” be動詞 + a part of 〜”で、「〜に所属する」「〜の一部」を意味します。 組織やプロジェクト、グループなどに所属する際に使われることが一般的です。 “be part of”と” be a part of”はほとんど同じ意味で使われますが、冠詞の” a”がつくと、「ある集団や組織のなかで、明確な役割を担っている」というニュアンスを含みます。 つまり、”be part of”は単に「〜の一員である」ことを表すのに対して、”be a part of〜”は「役割を持った一員である」という意味を持つということです。 とはいえ、両者を厳密に使い分ける場面は少なく、ほぼ同じように扱われることが多いので、ニュアンスに違いがあることだけ頭に入れておけば十分でしょう。 I’m proud to be a part of this project. Technology is an important part of our daily lives. “be associated with 〜”は「〜と関連性のある」という意味を持つ英語表現で、人や組織、考え、出来事などにおいて何らかの関係性やつながりを示すときに使われます。 直接的な所属というよりかは、緩やかな関係性や結びつきを表すことが多いです。 また、フォーマルな文脈でよく使われます。 Catherine has been associated with the company for over ten years. I’m currently associated with a marketing agency as a freelance consultant. 「アフィリエイト」と言うと、ブログなどで商品を紹介して報酬をもらうネットビジネスの形態を思い浮かべる人がほとんどだと思います。 でも、英語の「affiliate」には、「提携する」「親密な関係を結ぶ」という意味があるため、使い方によっては「所属する」に違い意味で使うことができます。 in / from / of / on / withといった前置詞を使って「〜に所属している」と表現することも可能ですが、それぞれの前置詞で以下のように細かいニュアンスが異なります。 前置詞 ニュアンス in 「〜のなかにいる」といった物理的、あるいは精神的な所属を表すときに使う from 「出身」や「所属元」を伝えたいときに使う of 「〜の一員」であることをフォーマルに伝えたいときに使う on 委員会やチームなどのメンバーであることを強調したいときに使う with 「一緒に働いている」「関わっている」といった、やや緩やかな所属を表現したいときに使う He is from the sales department. She is a member of the committee. He is on the board. I’m with a design agency. 「所属」を意味する英語表現は2つあり、それぞれ以下の通りです。 本章では、それぞれの表現の意味と使い方について例文を用いて詳しく解説します。 “affiliation”は、アカデミックやビジネスの文脈で使われる「所属」や「提携関係」を表すフォーマルな名詞です。 特に、大学や研究機関、企業などとの公式な関係や所属を示すときに使われます。 履歴書や論文、学会発表などで耳にしたり目にしたりする機会があるかもしれません。 Please include your institutional affiliation in the application form. You must state your professional affiliation when submitting the paper. “membership”は、「クラブ、組織、団体などのメンバーであること」や「会員資格」を意味する名詞です。 非公式な集まりや趣味のグループなどで使われることが一般的です。 可算名詞として使われる場合は、「a membership(全会員)」と、不可算名詞として使われる場合は「membership(会員である状態・会員数)」と、それぞれ異なる意味を持つため、正しく使い分けられるようにしましょう。 Her membership in the photography club has lasted five years. The organization’s membership continues to grow. 「所属する」は英語で一言では言い切れず、状況によって belong to、join、be a member of などを使い分ける必要があります。 この記事で紹介した表現をマスターすれば、自己紹介や仕事の場面でも正確な英語が使えるようになります。 英会話の中でもよく登場する表現なので、ぜひ使いこなしてみてくださいね。 ただし、英会話を独学で身につけて自由に話せるようになるには、そのための練習が必要です。 詳しい練習法については、メールマガジンで説明しています。 以下のページから無料で購読して、不要になればいつでも解除できます。 詳しい練習法については、無料の動画セミナーで公開しています。 ▼英会話上達を加速するには以下の記事がおすすめ▼ ⇒「仲間外れ」は英語で?今日から使える日常会話フレーズ10選 ⇒英会話が独学で身に付く!最短で英語が話せる3ステップ勉強法とは?
私は、その会社に所属しています。
あなたはどこの部署に所属していますか。[
マツコ・デラックスが所属する事務所を知っていますか。
この本は図書館に属しています(この本は図書館のものです)join 「参加する」「所属する」
アンジェリーナは高校でバスケットボールチームに所属していました。
東京に引っ越したあと、私はフリーランス向けのコワーキングスペースに加入しました。
私の兄は昨年、国際的なボランティア団体に所属しました。be動詞 + a member of 〜「〜の一員になる」
ジェーンはテニス部の一員です。
ジャックは高校で生徒会の一員でした。
私はこのチームの一員であることを誇りに思います。be動詞 + part of 〜 / be動詞 + a part of 〜「〜に所属する」「〜の一部」
アンはマーケティングチームに所属しています。
このプロジェクトの一員であることを誇りに思います。
テクノロジーは、私たちの日常生活の重要な一部です。be associated with 〜「〜と関連性のある」
ジャックは国際的な非営利団体に所属しています。
※「non-profit」=非営利の
キャサリンはその会社に10年以上所属しています。
私は現在、フリーランスのコンサルタントとしてマーケティング代理店に所属しています。
※「currently」=現在be affiliated with 〜「〜と提携している」
私の祖父は、自民党に所属しています。
※「Liberal Democratic Party」=自民党
前置詞(in, from, of, on, with)〜「〜に所属している」
使い分けに注意しましょう。
彼女はサッカー部に所属しています。
彼は営業部の所属です。
※「department」=部署
彼女は委員会の一員です。
※「committee」=委員会
彼は役員会の一員です。
※「board」=役員会
私はデザイン会社に所属しています。「所属」を意味する英語表現2選
affiliation 「(アカデミックやビジネスの場における)所属」
彼の所属はハーバード大学と記載されていました。
申請書にあなたの所属機関を記入してください。
※「include」=含む、「institutional」=組織の、機関の、「application form」=申請書
論文を提出する際には、職業上の所属を明記する必要があります。
※「state」=述べる、「submit」=提出する、「paper」=論文membership 「(クラブ、組織、団体などの)メンバー」
先週、ジムの会員登録をしました。
彼女は写真部のメンバーとして5年間所属しています。
※「last」=続く
その団体の会員数は増え続けています。「所属する」「所属」を意味する英語表現を覚えて状況に応じて正しく使い分けよう!
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