英語が喋れるようになりたいコテコテ日本人は必見!簡単3つの勉強法
「英語を喋れるようになりたい」って人は多いけれど、実際に喋れるようになる人は多くありません。
有名な英会話教材で勉強してもダメ、英会話スクールに行ってもダメ、挙げ句の果てには海外留学してもダメだったという人もいるようです。
どうして英語を話せるようにならないのか?それは、英語の勉強方法が間違っているから。
「努力は裏切らない」とか「流した汗は裏切らない」とか言いますが、英語に関して言えば、間違った勉強法で努力しても、ほとんど無駄になります。
それくらい正しい勉強法が大切なんですね。
そこで、英語を喋れるようになりたい人のために必須の学習ポイントを3つ紹介します。
わりと地味な勉強法なので、「1日30分、聞き流すだけでペラペラになりたいな・・・」なんて甘いことを考えている人には続けられないかもしれません。
でも、実際にやった人は100パーセント効果を実感できます。
本気で英語を身に付けたいなら、ぜひ実践してください。
目次
基礎英語を身に付ける
あなたは英語を話せるようになりたいんですよね?
しかも、単語をデタラメに言うだけのカタコト英語ではなく、正しい英語を話したいですよね?
そのためには、まずは基礎文法を体で覚える必要があります。
基礎文法を体で覚えるには、
- 中学英語の文法をざくっと復習する
- 文法を体で覚える
という手順で勉強します。
中学英語の文法をざくっと復習する
高校の英語の授業では、かなり難しい文法を勉強します。
だから、「英語を喋れるようになるには難しい文法を覚えておかなきゃいけない」と思っている人がいますが、そんなことはないんですよ。
日常的な会話をしたりビジネスの場で意見を述べたりするくらいなら、中学で習うレベルの英文法を使いこなせれば十分。
確かに、中学英語だけではネイティブと同じレベルの英語を話したり、難しい英文を読んだりすることはできませんが、コミュニケーションをするには十分です。
12歳か13歳くらいまでの子どもやったら、英語圏で生活してたら自然に文法が身に付いて英語を話せるようになるみたいやね。
そやけど、大人になってからは自然に英語が身に付くことはないから、文法っていう理屈から入るのが効率的なんや。
面倒くさく思えるかもしれんど、結局は近道になるんやで。
英語を話すための文法で特に重要なのは、基本の5文型です。
5文型というのは、
第2文型:主語 + 動詞 + 補語
第3文型:主語 + 動詞 + 目的語
第4文型:主語 + 動詞 + 目的語 + 目的語
第5文型:主語 + 動詞 + 目的語 + 補語
というやつですね。
基本の5文型を上手く使いこなせば、だいたいのことは英語で言えます。
げっ!主語・動詞までは分かるけど、目的語・補語が意味不明やわ。
見るんも嫌やなあ・・・
文型については、以下の記事を読んでおいたら大丈夫。
⇒第1文型とは?中学英語で挫折した人のやり直し文法講座
⇒第2文型(SVC)とは?基礎から学べるやり直し文法講座
⇒英語の第3文型|英会話に必須の5パターンとは?
⇒第4文型(SVOO)の使い方|基礎から書き換えまで10分で学ぼう
⇒英語の第5文型とは?文法が苦手でも10分で理解できる簡単パターン
目的語や補語については、1つ目の「第1文型とは?~」の記事で説明している。
1つの記事を10分くらいで読めるから、この機会に英語の5文型を克服してほしい!
関係代名詞も使えた方が便利ですが、関係代名詞を使うと語順が日本語と逆になってしまうから、日本人にとっては難しいんですよね。
だから、無理して関係代名詞を使うより、長い文は短い2文に分けた方が簡単です。
たとえば、
I saw a man who looked very happy.
「私は、とても幸せそうな男を見た」
のように関係代名詞を使わなくても
I saw a man.
「私は男を見た」
He looked very happy.
「彼はとても幸せそうだった」
と言ってもいいわけですね。
わざわざ難しい表現を使わなくてもいいわけです。
だから、もしまだ基本の5文型が分からないなら、とにかく中学文法の教材で5文型を勉強してください。
文法を体で覚える
中学レベルの文法をざくっと復習したら、次はそれを体で覚えるためのトレーニングをします。
なぜかというと、文法を頭で理解しているだけでは、会話のときに使いこなせないから。
文法は体で覚えて初めて、英会話で使えるようになるんですね。
文法を体で覚えるためには、英作文をたくさんします。
英作文と言ってもノートに書くわけではなく、
- 頭の中で英作して
- 声に出して言う
という作業をたくさんします。
これを瞬間英作文と言います。
瞬間英作文トレーニングの詳しいやり方は、『基礎文法を「知っている」から「使える」にアップグレードする』に書いてるで!
瞬間英作文をたっぷり練習すると、正しい文法で英語がパッと口から出てくるようになります。
なぜなら、「英語を話す」という作業は、
- 頭の中で英作文して
- 声に出して言う
という作業を瞬間的に行うことですが、瞬間英作文は、まさにその練習だからです。
「聞き流していたら英語を喋れるようになる」という宣伝文句の教材がありますが、聞くスキルと話すスキルは別ものなので、そんな都合のいいことは起こりません。
「頭の中で英作文して、声に出して言う」 という「話すスキル」を身に付けたいのに、その練習をせずに、「聞く練習」だけしても意味はありません。
英語を喋れるようになりたいなら
- 頭の中で英作文して
- 声に出して言う
という練習をしましょう。
瞬間英作文を練習すると、英語の基本5文型を使って英語で話せるようになってきます。
ポイントは、頭の中で「ああでもない。こうでもない」と考えて英作文しなくても、パッと英語が出てくるようになるまで練習することです。
そこまでやらないと、英会話のスピードについていける英作文力は身に付きません。
自分のことを英語で話す準備をする
今度は、英語教材に載っている文章を英作文するのではなく、あなたが話したい話題について自由に英作文します。
頭の中で英作文するだけでなく紙に書きましょう。
英語を喋れるようになりたいのに、なんで紙に書かなあかんのん?
と疑問に思うかもしれないですね。
その理由は、紙に書き出すことで、間違っているところを客観的に見つけられるようになるからです。
また、紙に書き出しておくと、いざというときに英語を喋りやすくなります。
現実に外国人と顔を合わせて会話をするときには、家族のことや仕事のこと、趣味のこと、週末の過ごし方なんかについて話しますよね。
そういったことを自由に話せるように、あらかじめしっかりと紙に英作文して準備しておくわけです。
具体的な方法としては
1)外国人と話したい話題について英作文する
いきなり英語で書けない場合は、最初は日本語で作文してから英語に訳します。辞書を使いながらでOK。
2)英文添削サービスなどで添削してもらい、間違いを修正する
自分で書いた英文はおそらく間違いだらけなので、添削サービスで見てもらいます。
ネットで「英作文 添削」など検索したら、いろいろなサービスが見つかるので、あなたの希望にあったサービスを選んでください。
3)スラスラ言えるようになるまで、修正された英文を音読して練習する
添削してもらった正しい英文はすべて覚えて、完全に自分のものにしてしまいましょう。
添削してもろたけど、英文の発音がぜんぜん分からへんのんやけど・・・
そういうときは、英文をネイティブに録音してもろたらええんや。
ネイティブの音声を聞きながら練習したら、発音やイントネーションも完璧になるやろ?
録音してくれるネイティブは、ココナラで「英語 録音」などと検索すれば簡単に見つかります。
料金もすごく安いのでおすすめです。
とにかくたくさん英語を話す
英会話というのは人と話すことなので、人を相手に話す練習をすることは避けられないですね。
次は人間を相手に英語を話す練習をしましょう。
英会話の練習相手は、オンライン英会話スクールを利用すればお手軽です。
たとえば、テレビCMで有名なdmm英会話なら、約5,000円の月謝で1回25分のレッスンを毎日受けることができます。
オンライン英会話スクールはたくさんあるので、いろいろな英会話スクールの無料レッスンを試してみて、あなたの条件に合うスクールを選べば問題ありません。
こうした英会話スクールを利用するときに注意しなければいけないのは、「とにかくたくさん英語を話す」ということです。
何も考えずに英会話講師のいいなりにレッスンを受けていると、
先生:Repeat after me. How are you?
あなた:How are you?
とか、
先生:How often do you eat out?
あなた:Once a week.
のような、マニュアルに載っていることをそのまま言うだけのレッスンを延々とやらされる可能性があります。
残念ながら、そんなことを続けても英語を話せるようにはなりません。
それに、ここまでお話しした練習をしっかりと実践してきたあなたには、そんなレッスンは不要です。
多少ぎこちない英語かもしれませんが自己紹介や簡単な会話くらいはできるようになっているはずだからです。
だから、英会話レッスンでは、あなたが主導権を持ってレッスンを受ける必要があります。
具体的な例をあげると、
1)あなたがその日の話題を考える
たとえば、「正月」について外国人に説明できるようになるために、レッスンの題材を「正月」に決める。
2)話題について準備する
レッスンの前に、正月について調査して、英語で話せるようになりたい内容を文章にして、その文章を英語に訳しておく。
分からないところは辞書やネットで調べる。調べても分からないところは、レッスンのときに質問するためにメモしておく。
3)英会話レッスンを受ける
「今日は、正月について話したいと思います」と宣言して、正月について英語で説明する。
先ほどの英作文は見ずに、その場で頭の中で英作文しながら英語で説明する。
間違っているところは正してもらう。
そして、理解できないところは遠慮なく質問してもらい、その質問に英語で回答する。
たとえば、
あなた:正月にはおせち料理を食べます。
先生:おせち料理って何ですか?
あなた:おせち料理というのは・・・
のように、先生が質問してあなたが答えるという形にします。
こうすることで、あなたは質問に答えるために頭脳をフル回転させなければいけないので、英語で話すスキルが急激に上達します。
また、準備していたときに分からなかったことを質問して教えてもらいましょう。
これをやったら英会話レッスンは失敗というポイント
英会話レッスンを成功させるポイントは、「あなたが話して先生が聞く」というスタイルを貫くことです。
あなたの英会話スキルを伸ばしたいのだから、あなたがたくさん話さなければ意味がありません。
絶対に避けなければいけないのは、「先生が話してあなたが聞く」というパターンです。
ですので、最初の段階で「私が話すから、あなたは聞いてね」と伝えておきましょう。
そして、しゃべりすぎる先生のレッスンは受けないようにしましょう。
英語を喋れるようになりたい人のための勉強法のまとめ
コテコテの日本人が日本にいながら英語を喋れるようになるには、ネイティブや帰国子女などとはまったく違った方法で勉強する必要があります。
その方法というのは、上で説明した
- 基礎英語を身に付ける
- 自分のことを英語で話す準備をする
- とにかくたくさん英語を話す
ということです。
おそらくこの3つとも、学校で習った勉強法とはまったく違っていて、今までやったことのない勉強法だと思います。
学校で習う勉強法というのは、筆記試験で点数を取るための勉強法なので、いくら熱心に勉強しても英語を喋れるようにはならないんですね。
TOEICも同じことです。
TOEICも筆記試験なので、TOEICでスコアアップするために問題集で勉強しても、英語を喋れるようにはなりません。
英語を喋れるようになりたいなら、このページで説明した方法で勉強することが必要です。
必ず効果の出る方法なので、ぜひ実践してください。
もっと詳しい勉強法については、以下のページから無料で読めるメールマガジンで説明しています。
中学で習う文法すら自信ないんやけど、やっぱり文法は勉強せんとアカンのん?