補語と目的語の違いとは?英語初心者でも7分で分かるように説明します
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こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今回は、英語の補語とは何か、目的語とは何か、補語と目的語の違いと見分け方について説明します。
英語を勉強していると、補語と目的語という言葉がよく出てきます。
この補語と目的語は、似ているように見えるけれど、意味と使い方がまったく違います。
英語を身に付けるためには、文法の勉強は避けられませんし、文法を勉強するには補語と目的語という言葉は避けられません。
この記事で、英語の補語と目的語についてマスターしてください。
目的語とは?
目的語とは、動詞の働きを受ける言葉のことで、日本語では、文中で「~を」「~に」という意味に当たります。
主に名詞、代名詞、動名詞、不定詞、句、節が目的語になります。
My son likes English.
息子は英語が好きです。
上の英文では、名詞の「English」(英語)が「like」(~が好き)という動詞の目的語です。
My husband stopped smoking three years ago.
夫は、3年前にタバコを吸うのを止めました。
上の英文では、動名詞の「smoking」(タバコを吸うこと)が「stop」(~を止める)という動詞の目的語です。
He used to like to smoke after dinner.
彼は以前は、夕食後にタバコを吸うのが好きでした。
上の英文では、不定詞の「to smoke」(タバコを吸うこと)が「like」(~が好き)という動詞の目的語です。
I don't know how to thank you.
どのように感謝すればいいか分かりません。
(何てお礼を言えばいいのか分かりません)
上の英文では、句である「how to thank you」(どのように感謝すればいいか)が「know」(~を知っている)という動詞の目的語です。
My son thinks that I am the best cook in the world.
息子は、私が世界一の料理人だと思っています。
(世界一料理が上手だと思っています)
上の英文では、節である「that I am the best cook in the world」(私が世界一の料理人であること)が「think」(~が好き)という動詞の目的語です。
補語とは?
補語とは、主語や動詞、目的語だけでは意味が不完全なときに、意味を補うために使われる言葉のことです。
主語を説明する補語は「主格補語」、目的語を説明する補語は「目的格補語」と呼ばれます。
主格補語
主語を説明する補語を「主格補語」と呼びます。
My son is a junior high school student.
息子は中学生です。
上の英文では、主語「my son」と動詞「is」だけでは意味が分かりません。
そのため、主語の意味を補足する補語「a junior high school student」が必要です。
このように主語を説明する補語を主格補語と呼びます。
主格補語は、主語とイコール関係にあります。
「my son」=「a junior high school student」
目的格補語
目的語を説明する補語を「目的格補語」と呼びます。
目的格補語は、第5文型でSVOCのCに当たる言葉です。
My husband calls our daughter “Half-pint.”
夫は、娘のことを「おちびちゃん」と呼びます。
※「Half-pint」=とても小さい、背が低い(俗語)
上の英文では、目的語である「his daughter」を説明する「Half-pint」が目的格補語です。
I found the movie very interesting.
私は、その映画がとても面白いと思いました。
上の英文では、目的語である「the movie」を説明する「interesting」が目的格補語です。
目的格補語は、目的語と主部・述部の関係にあるか、または「目的語=目的格補語」の関係にあります。
I saw my son cross the street.
私は、息子が道路を横切っているのを見ました。
※「cross」=横切る
上の英文では、目的語の「my son」と「cross」(横切る)は、主部・述部の関係にあります。
だから、以下のように言い換えることもできます。
My son crossed the street.
息子は、道路を横切りました。
We call him “Ichiro.”
私達は、彼をイチローと呼びます。
上の英文では、目的語の「him」は「Ichiro」とイコール関係にあります。
「him」=「Ichiro」
だから、「Ichiro」は目的格補語です。
補語と目的格の違い
補語と目的語の違いについて説明します。
補語と目的語は、以下のように考えると簡単に見分けられます。
主語とイコール関係にあるかどうか
My son is a good singer.
息子は歌うのが上手です。
上の英文で「a good singer」は、以下のように主語とイコール関係にあるので補語です。
「my son」=「a good singer」
My son plays the guitar every day.
息子は、毎日ギターを弾きます。
上の英文で、以下のように主語とイコール関係にありません。
「my son」≠「the guitar」
また、「the guitar」は「~を」という意味を表しています。
だから、「the guitar」は目的語です。
目的語とイコール関係または主部・述部の関係にあるか
My daughter named the dog “Ponta.”
娘は、その犬を「ポンタ」と名付けました。
上の英文は、「the dog」=「Ponta」という関係が成立するので、「Ponta」は補語です。
I heard my name called.
私は、私の名前が呼ばれるのを聞きました。
上の英文で「my name」と「called」は、以下のように主部・述部として言い換えることができます。
My name was called.
私の名前が呼ばれました。
だから、「called」は補語です。
My husband gave me a nice present.
夫は、私にすてきなプレゼントをくれました。
上の英文では、「me」=「a nice present」という関係は成立しません。
また、「I am a nice present」のような主部・述部の関係も成立しません。
ですので、「a nice present」は補語ではなく目的語です。
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この記事では、英語の補語とは何か、目的語とは何か、補語と目的語の違いと見分け方について説明しました。
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