「念のため」の英語表現10選|ビジネスやメールで大活躍!
あなたは「念のため」「確認のため」というフレーズを英語で表現することはできますか?
実は、英語には「念のため」を意味する表現が10個もあります。
そして、この表現はビジネスシーンやメールでよく使われるためぜひ覚えてもらいたい表現です。
この記事では10個のフレーズについて例文つきで意味と使い方を紹介します。
最後まで読んで完全にマスターしてください。
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「念のため」を意味する英語表現10個
「念のために」「確認のため」を表す英語表現は下記のように多岐にわたります。
- just in case
- just to be sure
- just to make sure
- for confirmation
- to check 〜
- just for the record
- for peace of mind
- to be on the safe side
- (just) to be certain
- Remind you that 〜
ここではそれぞれのフレーズの意味や使い方、そして使用する場面について例文付きで詳しく解説します。
just in case「念のため」
「念のため」を意味する英語表現で最も使用頻度が高いのが”just in case”です。
最低限この表現だけでも覚えておきましょう。
文頭と文末いずれにおくこともでき、さらに単体で「念のため!」と使うこともできます。
また、親しい間柄でのチャットやメッセージのやり取りの際には”jic”や”JIC”と略されることもあるので覚えておいてください。
念のためにもう少しお金を持ってきた方が良いと思います。
just to be sure「確認のため」
“sure”は「確信している」「確かな」を意味する形容詞です。
そのため”just to be sure”は直訳すると「ただ確信するため」となり、そこから「確認のため」という意味になりました。
文頭、文末いずれに置くこともできます。
私たちは彼女の申し込み用紙を再度確認のためにチェックしました。
just to make sure「念のため」
“make sure”は「確認する」「確かめる」を意味する英語フレーズです。
日常生活でよく使います。
そして”just to make sure”で「確認をするため」「念のため」という意味になります。
部屋の予約が取れているかどうかを確認するために、ホテルに電話しておきます。
for confirmation「確認のため」
“confirm”は「確認する」という意味の動詞で、名詞「確認」は”confirmation”となります。
“for”にはさまざまな意味がありますが、この場合は「〜のため」という意味です。
確認のためにお名前と電話番号をお伺いしてもよろしいでしょうか。
to check〜「〜を確認するため」
前項で“for confirmation”という表現を紹介しましたが、この表現は比較的フォーマルな表現です。
それに対して、もっとカジュアルに「確認のために」と表現したい場合は”to check”を使うこともできます。
しかし、この表現を使う場合は、”check”の後に「確認する内容」を目的語として伴うことが一般的です。
あなたの中国語の力を確認するために、このテストを受験していただきたいです。
just for the record「忘れないようにするため」
“record”は「記録」を意味する英単語で、このフレーズを直訳すると「記録のために」という意味になります。
そこから変化して「忘れないようにするために」「念のために」という意味になりました。
相手に「はっきり言うけど」と強く警告・忠告するニュアンスを出したいときに使えます。
また、SNSなどで”jftr”や”JFTR”と略されることもあるので覚えておきましょう。
念のために伝えておくと、あなたはまだ私にレポートを提出していませんね。明日が締め切りですよ。
for peace of mind「安心するため」
“peace of mind”は「安心感」や「心の平和」という意味を持つ熟語です。
その前に”for”「〜のために」をつけると「安心するため」という意味に変わります。
セットで覚えておきましょう。
レイチェルは安心するために病院に行って精密検査を受けました。
※「病院に行く」という表現は”go to hospital”でも誤りではありませんが、大怪我や深刻な病気のときに使うことが一般的です。
ネイティブスピーカーに「病院に行った」と言いたくて”I went to hospital.”と言ってしまうと心配される可能性が高いので気をつけてください。
to be on the safe side 「念のため」「大事をとって」
“to be on the safe side”は直訳すると「安全な場所に立つために」という意味になることから、「念のため」という意味に変化しました。
起こる可能性がある問題を避けるために、できる限りの対策を講じておくという意味合いで使います。
文頭と文末どちらにおくことも可能です。
略して”(just) to be safe”と使うことも多いです。
セットで覚えましょう。
天気予報ではこのあたりは今日一日晴れると言っていたけど、念のために私は傘を持って行くことにします。
(just) to be certain「確認のため」
“(just) to be certain”は” just to be sure”と同様にアメリカでよく使われる表現です。
“just”はつけなくても意味が通じますが、つけておくことで「念のため」という意味合いが強まります。
また、”just to be sure”の方が”(just)to be certain”よりも使用頻度が高いことから、まずは”just to be sure”を使いこなせるようになってからこちらの表現を覚えることがおすすめです。
ビジネスメールなどフォーマルなシーンで目にしたり耳にしたりすることがある表現です。
彼が私たちの会社が求めている人材にピッタリであるかどうかを確認するために、もう1回採用面接を実施すべきだと思います。
Remind you that 〜「〜のリマインダーです」
“Remind you that 〜”はメールでよく見かける表現で「〜のリマインダーです」を意味します。
省略して”reminder that 〜”と使うこともあります。
併せて覚えておきましょう。
このEメールは明日の10時に定例会議が開催されることをあなたにリマインドするためのものです。
「念のため」の関連フレーズ3つ
最後に、下記の「念のため」関連フレーズを3つ紹介します。
- 念のため確認させてください
- 〜について念のためお知らせします
- 念のため言っておくと
これらの文章を覚えておけば、会話の中ですぐに使えます。
ぜひ覚えて使ってみてください。
「念のため確認させてください」
「念のため確認させてください」は英語で” Let me check just in case.”です。
“just in case”はこの記事冒頭でも紹介しましたね。
「念のため」を意味する代表的なフレーズです。
そして「確認させてください」については”let”を使います。
“let + 目的語(目的語とは日本語で「〜を」あるいは「〜に」にあたる語です)+ 動詞の原形”で「OにVさせる」という意味になることから”Let me check.”で「私に確認させて」という意味です。
この表現はビジネスなどフォーマルな場面だけでなく、日常会話などカジュアルな場面で使うこともできます。
「〜について念のためにお知らせします」
「〜について念のためにお知らせします」と英語で表現したい場合は” I just wanted to let you know that S+V just in case.”または” I just wanted to let you know about 〜 just in case.”です。
“let + O + 動詞の原形”の意味と使い方は前項で説明しましたね。
「〜について」の部分が節(主語+動詞)となる場合は”that S + V“となり、名詞(句)になる場合は”about 〜”を使ってください。
「念のため言っておくと」
「念のため言っておくけど」や「一応言っておくけど」と表現したい場合は”just so you know”を使うことが一般的です。
一応言っておくけど、メラニーは明日東京に出張に行っているからオフィスには来ないわよ。
「念のため」の英語表現は、ビジネスシーンやカジュアルな場面などで正しく使い分けよう!
この記事では「念のため」「確認のために」を意味する英語表現を10個紹介しました。
カジュアルな場面からフォーマルな場面までさまざまなシーンで使えるため、まずは”just in case”を押さえておきましょう。
それから少しずつ表現の幅を広げていってください。
それぞれの意味やニュアンス、そして使用する場面が異なります。
正しく使い分けられるようにしてくださいね!
なお、お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 “ある練習” が必要です。
詳しい練習法については、無料の動画セミナーで公開しています。
今回は、「念のため」の英語表現を紹介します。
日常会話でもビジネスでもよく使うので、覚えておくと必ず役に立ちます。