「気まずい/恥ずかしい」を意味する英語|awkward+8フレーズ
「気まずい」や「恥ずかしい」を意味する英語表現と聞いて、”awkward”を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
確かにそれは間違いではありません。
しかし、「気まずい」や「恥ずかしい」を意味する英語表現は他にも数多くあります。
それぞれ使用する相手や場面によって正しく使い分けることが必要です。
この記事では、「気まずい」や「恥ずかしい」を意味する英語表現9つについて例文を用いて詳しく解説します。
英語表現の幅を広げていきましょう。
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目次
「気まずい」「恥ずかしい」を意味する英語表現9選
「気まずい」や「恥ずかしい」を意味する英語表現は9つあり、それぞれ下記の通りです。
- awkward
- cringe
- embarrassed/embarrassing
- uncomfortable
- ashamed
- uneasy
- self-conscious
- tense
- ill at ease
ここでは、それぞれの表現の意味や使い方について例文を用いて解説します。
awkward「気まずい」「居心地が悪い」
「気まずい」や「居心地が悪い」を意味する英語表現の代表例が”awkward”です。
「オウクワード」と読み、最初の「オ」にアクセントを置いてください。
しかし、”awkward”は下記のように他にもさまざまな意味を持ちます。
- 「(手先が)不器用な」
- 「(人が気難しく)扱いづらい」
- 「(見た目や動きが)無様な・無骨な」
- 「(わざと)非協力的な」
- 「(表現などが)洗練されていない・野暮な」
- 「動かしにくい・扱いづらい」
- 「迷惑な・不適切な」
つまり、汎用性が高い表現であるということです。
この単語を知らなかった人はこれを機にぜひ覚えてください。
さて、話を元に戻しましょう。
“awkward”が意味する「気まずい」や「恥ずかしい」は、緊張によるぎこちなさを表現したいときに使います。
カジュアルな場面からフォーマルな場面まで幅広く使えますよ。
“That is awkward.”や” This is awkward.”は、相手の話に対して「それは気まずいね」とコメントしたいときに使える便利な表現です。
また、”awkward”の短縮語・略語として”awks”と使われることもありますが、これはスラングとして使われます。
「オークス」と発音してください。
カジュアルな表現であるため、使用するのは友人同士の会話や、SNSなどの場面だけに限定するようにしましょう。
マークと離婚してから彼に初めて話をしました。緊張して居心地が悪かったです。
“awkward”を使った英語表現とその意味
“awkward”について説明したので、”awkward”を使った関連表現とその意味について紹介します。
下記の表現を覚えましょう。
- awkward silence「気まずい沈黙」
- socially awkward「人付き合いが苦手な」
例文は下記の通りです。
私と元カレの間には気まずい沈黙がありました。
When John was a kid, he was shy and socially awkward.
ジョンは子供の頃、人付き合いが苦手で恥ずかしがり屋でした。
cringe「気まずい」「すくむ」
“cringe”は下記の3つの意味を持つ単語で、”awks”同様にスラングとして使われます。
- 「気まずい」
- 「すくむ」
- 「ドン引きする」
カジュアルな表現であるため、使用する場面や相手には気をつけましょう。
3日前ジョージに言ったことに対して気まずさを覚えます。
embarrassed / embarrassing「恥ずかしい」「決まりが悪い」
“embarrass”は「困惑させる」「困らせる」を意味する動詞です。
そして、”embarrassed”と”embarrassing”はそこから派生した形容詞です。
人を主語にする場合は、be動詞を伴って”be動詞 + embarrassed”と受動態の形にします。
モノを主語にする場合は、”embarrassing”を使ってください。
使い方が紛らわしいので気をつけましょう。
これら2つの単語の意味は下記の通りです。
- 「恥ずかしい」
- 「バツが悪い」
- 「決まりが悪い」
“awkward”が気まずい空気や雰囲気を表すのに対して、”embarrassed”・”embarrassing”は「恥ずかしい」という感情を含めた気まずさを表すときに使います。
失敗をしてしまったときや、人の目が気になって恥ずかしくなってしまうときに使うことが一般的です。
劇中にセリフが飛んでしまったとき、とても恥ずかしかったです。
Tell me the most embarrassing moment in your life.
あなたの人生の中で最も恥ずかしいと思った瞬間について教えてください。
uncomfortable「気まずい」「居心地が悪い」
“uncomfortable”は「不快な」を意味する形容詞ですが、「気まずい」や「落ち着かない」といったニュアンスを表現したいときにも使えます。
物理的な気まずさだけでなく、心理的な気まずさを表現することもできますが、その場にいることがいたたまれず立ち去りたいような気まずさを感じるときに使ってください。
なお、”uncomfortable”は“comfortable”「快適な」の反意語です。
セットで覚えましょう。
教室で彼らがキスしているのを目撃したのは本当に気まずかったわ。
ashamed「恥ずかしい」
“ashamed”は”shame”「恥」の形容詞形です。
良心の呵責で道徳に反したことをして「恥ずかしい」と表現したいときに使います。
彼らの結婚式の間に自分がやったことに対して恥じるべきです。
uneasy「不安定で落ち着かない」
“uneasy”は、不安で落ち着かないときや精神的に不安になっているときに使います。
つまり、物理的な不快さや気まずさではなく、精神的な不安定さや心配事に対して使うということです。
その被疑者は気まずそうに振る舞い、警察官からの質問に一切答えようとしませんでした。
tense「気まずい」
“tense”は、”tension”「緊張」「緊張状態」の形容詞です。
そのため、緊張や緊迫感のある「気まずさ」について表現するときに使います。
たとえば、リラックスできずに何かを心配していたり、不安定な状況にあったりするときです。
特に、対立や争いが起こっている状況や、ストレスがかかり心理的に圧迫されている状況で使うのに適しています。
昨夜ジェーンに電話をしたとき、彼女の声は緊張して何かを心配しているようでした。
ill at ease「落ち着かない」「居心地が悪い」
“ill at ease”は、落ち着かないときや居心地が悪いときなど、心理的な不快さや不安を表すときに使う表現です。
特に新しい環境や未知の環境に置かれたときや、友人や同僚など人間関係に対する不安を感じるときに使うことをおすすめします。
クレアは研究が大好きですが、学会に参加するときはいつも落ち着かない様子です。
「気まずい」「恥ずかしい」を意味する英語|”awkward”以外も覚えておこう!
この記事では、「恥ずかしい」や「気まずい」を意味する英語表現を9つ紹介しました。
下記の通りです。
- awkward「気まずい」「居心地が悪い」
- cringe「気まずい」「すくむ」
- embarrassed / embarrassing「恥ずかしい」「決まりが悪い」
- uncomfortable「気まずい」「居心地が悪い」
- ashamed「恥ずかしい」
- uneasy「不安定で落ち着かない」
- self-conscious self-conscious「自意識過剰な」
- tense「気まずい」
- ill at ease「落ち着かない」「居心地が悪い」
それぞれ気まずさや恥ずかしさを感じる対象や使用する場面が異なります。
日本語の意味だけでなく、細かいニュアンスについても理解して正しく使えるようにしましょう。
なお、お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 “ある練習” が必要です。
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今回は、「気まずい/恥ずかしい」を意味する英語を紹介します。
複数の言い方があるので、使い分けを覚えておきましょう。