「もちろん」は英語で?ニュアンス別に14の言い回しを紹介します
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、「もちろん」の英語についてお話します。
「もちろん」の英語といえば、ほとんどの人が「Of course.」を思い浮かべるのではないでしょうか?
中学生のときに英語の授業で「もちろん」=「Of course.」と習うので当然ですね。
でも、「Of course.」の他にも「もちろん」という意味の英語がありますし、「Of course.」と言ったら少し失礼になる場合もあります。
この記事では、14種類の「もちろん」の英語を紹介します。
14種類も使い分けるのは難しいので、最初は2つか3つ覚えておいて、それを繰り返し使えば問題ありません。
2つか3つの表現を英会話で使えるようになったら、残りの表現も少しずつ覚えていきましょう。
目次
「もちろん」の英語は?
「もちろん」は英語でどう言えばいいか、14種類の言い方を紹介します。
どれも英会話でよく使われるので、会話の相手が使ったときに意味が分かるように、一通り目を通しておくことをおすすめします。
最初に、おなじみの「Of course」から始めます。
Of course
最も一般的な「もちろん」の英語です。
日本語の「もちろん」と同じ意味で、「明らかである」という意味があります。
でも、、怒りながらきつい顔で言えば「そんなこと分かり切っているでしょ!」と解釈されるかもしれませんし、「バカバカしい」「くだらない」と解釈される可能性もあります。
不要な誤解を避けるために、「Of course」を使うときは笑顔を忘れないようにしましょう。
Are you going to see him tonight?
今夜、彼に会うのかい?
Of course. Can't wait to see him.
もちろんよ。待ちきれないわ。
Sure
「Sure」は、「Of course」は同じように「もちろん」という意味でよく使われます。
何か許可を求められたり、何かを頼まれたりしたときには、「Of course」と「Sure」のどちらを使っても問題ありません。
Can I borrow your smartphone?
スマートフォンを借りてもいいですか。
Of course! / Sure!
もちろん。
でも、食べ物や飲み物など、何かをほしいか聞かれたときには、「Sure」の方が適しています。
Would you like a cup of coffee?
コーヒーをいかがですか。
Sure!
もちろん(ください)
ここで「Of course」を使うと、あなたがコーヒー大好きであることを誰もが知っていて、「コーヒーを飲まないわけがないでしょ!」と言っているような印象です。
また、「Sure」と「Of course」は、会話ではよく続けて使用されます。
これらを続けるとノリが良いし、相手により良い感じ、印象を与えることができます。
また、相手が何かを頼んできた場合には、「ぜんぜん気にしなくていいのだよ」という気持ちを伝えることができます。
Will you drop me off at the station?
駅で(車から)下してもらえますか。
Sure. Of course.
いいですよ。もちろん。
※「drop off」=下車させる
Sure thing
「Sure」に似た言い方に「Sure thing」があります。
「Sure」と「Sure thing」は同じ意味ですが、「Sure」だけでは寂しいのでノリでつけてしまうイメージです。
ただし、意味は同じですが「Sure thing」の方が口語的なイメージがあるので、正式な場では「Sure」を使う方がいいでしょう。
Would you tell my mom I will be a little late to get to her place?
彼女の家に行くのが少し遅れることを母に伝えてもらえますか?
Sure thing.
いいですよ!
※「Would you~」=~してもらえませんか
With pleasure
「もちろん、喜んで」というように言葉の通りに「喜んで」という意味を含む「もちろん」の英語は「With pleasure」です。
Can you be my bridesmaid?
私の花嫁介添人になってもらえますか?
With pleasure. I would love that.
喜んで!すごく素敵。
(喜んで。それがとても好きです)
「bridesmaid」は、結婚式のときに新婦をサポートする役割の女性のことや。
たいていの場合、新婦の親しい友達や親戚が務める。
Certainly
「Of course」や「Sure」と同じように「もちろん」という意味があるけれど、もっとフォーマルなニュアンスがあるのは「Certainly」です。
Can you hold the door for me please?
ドアをおさえておいてもらえますか?
Certainly. Here you go.
もちろん。さあ、どうぞ。
「Certainly」には、「喜んで」というニュアンスがあるときもあります。
No problem
「もちろん、問題ありません」という意味では「No problem」がよく使われます。
「もちろん、いいよ」、「気にしないでね」というニュアンスがあり、申し出を断られたり、予定などを変更していいか尋ねられたときなどに使います。
I'm afraid I can't go to your party next week.
悪いけれど来週のあなたのパーティーへ行けないわ。
No problem. I often have parties at my place. So, some other time, maybe?
かまわないよ。家でよくパーティーをするから。じゃ、また次の機会にどう?
Don't worry about it.
気にしないでね。
と続ければ完璧。
By all means
「もちろんです。どうぞ」「もちろんです。気になさらないで」というニュアンスを持つのは「By all means」です。
「By all means」は、丁寧な表現です。
Is it all right if I get a second opinion?
セカンドオピニオンをもらいたいのですが。
(セカンドオピニオンをもらってもよろしいですか)
By all means. Feel free to do so.
もちろんどうぞ、どうぞ。
(もちろんです。気軽にそうしてください)
Why not
「もちろん。ぜひ!」というニュアンスがあるのは「Why not」です。
「Why not」は、文字どおりには「どうして~しないの?」という意味ですが、意味を転じて「しない理由があるの?」⇒「ぜひやろう!」と解釈されます。
「それは良い考えですね。やりましょう」のように、前の文をサポートする感じです。
「Why not」も他の表現とよく組み合わされます。
Would you like to go hiking with me this Sunday?
今度の日曜にハイキングに行きませんか?
Sounds great. Why not?
いいね。もちろん、行きましょう!
Absolutely
「Absolutely」には「絶対に」「完全に」などの意味があり、「もちろん」という意味で使った場合、「何の疑いもなくそのとおりです」というニュアンスです。
Did you have a good time in England?
イギリスは楽しかったですか?
Oh, absolutely. I enjoyed myself so much.
それはもう!すごく楽しかったです。
Definitely
「Absolutely」と同様に、「もちろん、確実に、絶対に、100%間違いなく」というニュアンスを持つのは「Definitely」です。
多くの場合、「Absolutely」と「Definitely」は同じ意味で使えます。
Are you going to take the bar exam this year?
今年、司法試験を受けますか?
Definitely!
もちろんです。
※「bar exam」=司法試験
Undoubtedly
「doubt」には「疑う」という意味があり、否定を意味する「un」を付けた「undoubtedly」は「もちろん、疑いの余地もない」という意味になります。
Do you think she is the best for this job?
彼女がこの仕事に最適と思いますか。
Undoubtedly.
もちろん、間違いないですよ(疑いもありません)
You bet
「bet」には「(お金を)かける」という意味があり、「You bet」は「もちろんです。絶対にそうだということを賭けてもいいですよ」というニュアンスになります。
口語的な表現なので、基本的に親しい人だけに使います。
Are you sure you are going to tell him about that?
彼にそのことを本当に打ち明けるつもりなの?
You bet.
もちろん、絶対にするわよ!
For sure
「確実に」「間違いなく」というニュアンスで「For sure」という言い方があります。
質問などに対して単独で「For sure」と言った場合、「もちろん、疑いなくそのとおりです」という意味を持ちます。
Do you really want to call the engagement off?
本当に婚約を破棄していいのですか?
Yeah, for sure.
はい、確かです(もちろんです)
※「call off」=取りやめる
Obviously
「Obviously」には「明らかに」という意味があり、単独で使った場合、「明らかに、そのとおりです」というニュアンスです。
She is not good at cooking.
彼女は料理が下手だね。
Yeah, obviously.
ほんとね(明らかにね)。
英会話を独学でマスターするには?
この記事では、「もちろん」は英語でどう言えばいいかを説明しました。
たくさんの言い方がありますので、最初は2、3個だけ覚えておいて、使い慣れてきたら増やしていくのがいいと思います。
なお、自由に英語を話せるようになるためには、お決まりフレーズを覚えただけでは足りません。
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