英単語は書いて覚える!は正しいか?
英会話ハイウェイでは、10年以上の経験を持つ翻訳者のアキラが、日常英会話で使う表現や勉強法、翻訳の仕事について分かりやすく説明しています。
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こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
以前、英語講師として中学生に英語を教えていたときのことです。
次の授業までに単語を覚えてくるよう生徒に言ったら、「何回書いたらええん?」と質問されたことがあります。
正直、「中学生にもなって、そんな質問する?」と驚きました。
小学校低学年の生徒なら、「漢字を覚えてきなさい」と言っても、何をすればいいかわからなくて、結局、何もしない生徒がいます。
だから、低学年の生徒には「漢字ドリルをノートに3回ずつ書いてきなさい」など具体的に指示することがあります。
しかし、現実には、記憶力には個人差があります。
だから本当は、1回も書かなくても覚えられるなら1回も書く必要はないし、覚えるのが苦手な人は、10回でも20回でも書かなければいけないかもしれません。
「○回書いたら終わり」ではなく「ぜんぶ覚えたら終わり」なわけですよね。
それが勉強というものです。
英単語は書いて覚える!は効率が悪い
英語学習においては、書いて覚える方法は、かなり効率の悪い覚え方であると言えます。
なぜなら、ノートに書くのは時間がかかるので、1回書く間に、5回も6回も声に出したりオーディオを聞いたりして練習できるからです。
ノートに書かなくても、単語は覚えられますよね。
また、英会話の上達を目的としているなら、スペルを間違って覚えても特に困ることはありません。
相手の言ったことを聞き取ったり、自分で話したりする必要があるので、スペルよりも音を覚える方がずっと大切です。
仕事などで英文メールを書くときでも、パソコンの文章校正機能がスペルの間違いを指摘してくれるので、正しいスペルを覚えていなくても特に問題はありません。
昔ながらの勉強法にとらわれない
子供のときに教え込まれた「書いて覚える方法」は、大人の学習では足を引っ張る場合が多いのです。
もちろん、聞いて覚えるのが得意な人もいれば、書いて覚えるのが得意な人もいるので、ぜったいに書いて覚えるのは止めろと言っているわけではありません。
書くことにあまり時間を使いすぎるのは無駄という話です。
英単語の覚え方としては、声に出して言う、オーディオを聞く、など、他にも効率的な方法があります。
昔ながらの勉強法にこだわって、学習速度を落とさないように注意した方がいいという話です。
なお、単語の覚え方については、以下のページで詳しく説明しています。
ぜひ参考にしてください。
英単語は書いて覚える!は間違い:まとめ
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