「お尻」は英語で?尻の英語10種類+英会話で役に立つ例文27選
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こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、「お尻」は英語でどう言えばいいかについてお話しします。
「お尻」って、かなり頻繁に会話に出てきますよね。
でも、意外にも英語でどう言えばいいか知らない人が多いみたいです。
考えてみると、学校の教科書に出てきた覚えはないし、英会話教材なんかでも見かけません。
和製英語だと「ヒップ」と言うから、「お尻」の英語は「hip」と思っている人も多いのではないでしょうか。
そこで今日は、「お尻」は英語でどう言えばいいか、一般的な言い方、上品な言い方、下品な言い方に分けて説明します。
また、日常英会話で役に立つフレーズも紹介するので、最後まで読んでください。
目次
フォーマルな「お尻」の英語
誰がいつ使ってもいい言い方
誰がいつ使ってもいい「お尻」のフォーマルな言い方は「buttocks」です。
単数形の「buttock」はお尻の左右のどちらかを指しているので、普通に「お尻」と言うときは複数形の「buttocks」と言います。
I need to examine your buttocks.
(医師が)お尻の部分を診察させてください。
「buttocks」の発音を片仮名で表すと「バトックス」のような音ですが、以下の動画で確認した方がいいと思います。
個人的にあまり使わない言い方
「お尻」の英語として他には、「behind」という言い方があります。
I fell on my behind and it hurts.
尻もちをついてしまい、痛みます。
※「fall」=落ちる、転ぶ、fall-fell-fallen、「hurt」=痛む
「behind」は「後ろ」という意味なので、遠回しに「お尻」という意味になります。
「behind」も、どちらかというとフォーマルな感じがします。
ただし、「backside」と言うと「お尻」という意味になる。
イギリス英語の「お尻」
イギリス英語では「bottom」という言葉をよく使います。
これも「buttocks」と同様に下品な響きはありません。
I have a rash around my bottom.
お尻の辺りがかぶれています。
※「rash」=かぶれ、吹き出物
カジュアルな「お尻」の英語
アメリカでよく使われる言い方
アメリカの口語では「butt」がよく使われます。
後で紹介する「ass」は下品な響きがありますが、「butt」は問題なく誰でも使えます。
発音は「バット」ですが、「ト」はほとんど発音しません。
Bring your butt here!
ここにおいでよ!
(お尻をここに持ってきなよ)
「here」を「back」に変えたら「戻っておいでよ!」という意味になります。
Bring your butt back!
戻っておいでよ!
お尻の湾曲表現
「お尻」の砕けた言い方としては「backside」があります。
I always have pain in my backside after I ride a horse.
乗馬の後は、いつも私はお尻が痛くなります。
※「pain」=痛み
別の言い方として、「rear/rear end」がよく使われます。
「rear」には「後部」という意味があるので、これも「お尻」の湾曲表現です。
Your rear(end) is showing!
お尻が見えているよ!(検査着などを着ている人に注意している)
アメリカでは大腸カメラに限らず、検査着はすべて後ろ(お尻の部分)が開いているのでよくある会話です。
イギリス英語
イギリス英語での砕けた「お尻」の言い方として「bum」があります。
また、幼児言葉としては「bum bum」というのもあります。
下品な「尻」の英語
下品な表現で「ケツ」みたいな感じの「尻」の英語は「ass」(アメリカ英語)、「arse」(イギリス英語)です。
「ass」の発音は、片仮名で表現すると「アス」ですが、動画で確認しておきましょう。
Nice ass! / Cute ass!
いい尻してるな!
She's got a nice ass!
彼女はいい尻してるなあ!
※「have got」=haveと同じ意味
He's got a cute ass.
彼はいい尻してるなあ!
「booty」はアメリカのスラング。
スラング
元々は「ass」は「ケツ」という意味ですが、良い意味で使われることもあります。
たとえば、「bad ass」は「very good / impressive」(素晴らしい/印象的)のような意味で使われることがあります。
She is a bad ass.
彼女はイケてるなあ。
She is bad.
彼女、最高!
He's such an asshole when he drinks!
あいつは飲むと本当に嫌な奴になるんだよ。
「ヒップ」は「お尻」ではない?
日本語では「ヒップ」は「お尻」という意味で使われていますが、英語の「hip」は腰を指しています。
腰と言っても細くくびれている部分ではなく、腰骨の辺りを「hip」と呼びます。
片方の部分を「hip」というので、たいていは「hips」と複数形で使います。
Put your hands on your hips.
(両方の)腰に両手を当てなさい。
「ウエスト」は腰のくびれ
「ウエスト」は英語で「waist」と書き、腰のくびれた部分を指しています。
I had to let out the waist of my dress an inch because I gained a lot.
すごく太ってしまったので、洋服のウエストを1インチ出さなくてはなりませんでした。
※「let out」=(衣服を)広げる、大きくする、「gain」=体重が増える
「お尻」にまつわる便利フレーズ
日常的によく使いそうな「お尻」にまつわる英語フレーズを紹介します。
女性の会話
女性の会話では、「お尻に肉が付いた」とか「お尻が垂れてきた」のような会話が多いのではないでしょうか?
「お尻」の言い方は例文ごとに変えているので、シチュエーション(会話の相手)に合わせて適切な言い方を選んでください。
どんなときでも安心して使えるのは「buttocks」です。
お尻に肉がついた
I've put on around my butt recently.
最近、お尻にお肉がついてきて困っちゃうわ。
※「put on」=(体重が)増す、「recently」=最近
My pants are tight around my backside.
ズボンのお尻の部分がピチピチなの。
※「pants」=ズボン、「tight」=きつい
I am not big on my upper half, but heavy on my bottom.
私は、上半身は太ってないのに、下半身が太いのよね。
※「upper」=上の
お尻が垂れてきた
My buttocks started to sag lately, it's time to work out to get them in shape.
最近、お尻の肉が垂れてきたから、運動をしなきゃ。
※「sag」=たるむ、垂れ下がる、「work out」=運動する、「in shape」=正常な状態に
I hear squat is good but don't want to have macho(big) legs.
スクワットがいいって言うけど、脚が太くなると嫌だな。
※「squat」=屈伸運動、「macho」=男らしい
お尻にボリュームがほしい
I want to have a bigger ass.
私はもう少しお尻にボリュームがほしいのよね。
男性の会話
男性の場合は、自分のお尻について話すことはあまりありません。
やはり会話では、女性のお尻が話題になると思います。
いい尻してるなあ!
Hey, check it out! Look at that ass!
おい、見ろよ。
(おい、見ろよ。あの尻を見てみろ)
※「Check it out!」=ほら、見て!
She's got a nice booty!
彼女、いいケツしてるなあ。
※「booty」=尻(アメリカのスラング)
大きい尻だなあ!
Never seen that kind of huge ass!
あんなでかいけつは見たことがないよ。
※「Never seen」=I have never seen
Western ladies have big backsides!
(A western woman has a big bum.)
白人の女性はお尻が大きいなあ!
※「western」=欧米の
「white woman」は、アカンのん?
でも、今は欧米では人種差別に敏感になっているから、肌の色で人を区別する必要があるとき以外は、肌の色について口にすることは避けられている。
また、肌の色を表すのに「black」や「white」、「yellow」などは使われなくなって、「dark-skinned」(浅黒い肌の)、「brown-skinned」(褐色の肌の)、「olive-skinned」(オリーブ色の肌の)、「light-skinned」((白人でない人で)肌が白い)、「fair-skinned」(肌が白い)などが使われている。
日本人は尻が小さい
Japanese have small buttocks simply because we are built small.
日本人は骨格が小さいから、あまりお尻が大きくならないんだよ。
※「build」=(体格などを)作る
「お尻」の英語を英会話で自由に使いこなすには?
「お尻」には色々な英語があるので、一度に覚えるのは大変です。
また、シチュエーションごとに使い分けるのは、さらに大変ですよね。
だから、まずは「buttocks」を覚えておきましょう。
「buttocks」なら、どんなシチュエーションでも問題なく使えるからです。
ただし、「buttocks」のような単語を覚えたり、お決まりのフレーズを暗記しただけでは、英語を自由に話せるようにはなりません。
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