「おごる」は英語で?会話で使えるシンプル表現13選
「今日は俺のおごりや!」と言うときの「おごる」は英語でどう言えばいいかをお話しします。
知り合った外国人と話がはずんで、「いっしょに飲みに行こう」という話になることもあると思います。
そんなときに、「出会いを記念して、今日は私がおごるよ」のように言えたら格好いいですね。
いろいろな「おごる(奢る)」の言い方を紹介しますので、シチュエーションに合った表現を使ってください。
目次
「おごる」のお決まり英語フレーズ
最初に、覚えておけばそのまま使える「おごる(奢る)」のお決まり英語フレーズを紹介します。
短いフレーズばかりなので、そのまま覚えてバンバン使ってください。
It’s on me.
私のおごりです。
It's my treat!
私のおごりです。
I'll treat you to lunch(dinnerなど).
ランチは私がおごりますよ。
Don't worry about it. I'll take care of this.
ウエイターが勘定を持ってきたときに(勘定のことは)気にしないで。私が払っとくから。
It’s my shout.
これは私のおごりです(イギリス・オーストラリア・ニュージーランドなど)
そうやね。とりあえず「It's on me.」を覚えておいたら役に立つで。
イギリス系の英語を話す人の場合は、「It’s my shout.」を使った方が親近感を持ってもらえるかもな。
「on」を使う言い方
「~ be動詞 on 人」という形で「~は(人)のおごり」という意味を表すことができます。
シンプルで使い安いので、まずは「on」を使う表現を覚えましょう。
A: Shall we go to Japanese BBQ today?
A: 今日、焼き肉に行かない?
B: That sounds good. Could it be on you?
B: いいですね。おごってもらえますか。
※「Japanese BBQ」=焼き肉、「could~」=「ひょっとして・・・」というイメージです。
「BBQ」はバーベキュー(barbecue)のことや。
ちなみに、オーストラリアとニュージーランド限定やけど、バーベキューのことを「barbie(バービー)」と呼ぶこともできる。
他にも
The first drink is on me.
最初の一杯は僕がおごるよ。
みたいに使えます。
The drinks are on you.
こんにちは。みんな。私はアイルランド人よ。だから、飲み物はおごってね。
アイルランド人め!
「treat」を使う言い方
「treat 人 to ~」の形で「(人)に~をおごる」という意味を表すことができます。
A: She is stingy.
A: 彼女はケチだねえ。
B: She used to treat me to Vietnamese food.
B: 以前はよくベトナム料理をおごってくれたんだよ。
※「stingy」=ケチ、「used to~」=以前はよく~した
ハロウィーンのときに子供が言う「Trick of treat.(イタズラされたくなかったら、お菓子をちょうだい)」の「treat」か。
「ごちそうする」って意味があるんやな。
Let me treat you to a latte.
ラテをおごらせてもらうよ。
みたいな言い方もできる。
「buy」を使う言い方
「buy 人 ~」の形で「(人)に~をおごる」という意味を表すことができます。
「buy」は、そのままの意味は「~を買う」という意味ですね。
A: I don’t even have one yen left this month.
A: 今月はもう1円も残ってないよ。
B: Oh no! Allow me to buy you a drink today then.
B: しょうがないなあ。じゃあ、今日は一杯おごらせてくれよ。
「allow」は「許可する」って意味やな。
そのとおり。「allow me to~」は「~することを許可してください」ということになる。
普段の会話では、
Can I buy you a coffee or something?
コーヒーか何かをおごろうか。
みたいな表現をよく使います。
「stand」を使う言い方
「stand 人 ~」で、「(人)に~をおごる」という意味を表すことができます。
A: That stingy superior stood me lunch.
A: あのケチな上司がランチをおごってくれたんだよ。
B: There must be a catch, right?
B: 何か裏があるんじゃないの?
※「superior」=上司、「catch」=わな
この「stand」を使う言い方は、昔イギリスで実際に使われていた表現だけど、今はぜんぜん使われていない。
いわゆる「死語」というやつや。
イギリス人と話すときに使ってみると面白いかも・・・
「get」を使う言い方
「get」は、いろいろな意味で使える便利な単語です。
「手に入れる、買う、取る、捕まえる、理解する」など、いろいろな意味があるので、上手に使いこなせば何でも表現することができます。
A: Let’s shoot off soon, shall we? Is it OK to go halves?
A: そろそろお開きにしようか。割り勘でいいかい。
B: No, I’ll get it.
B: 心配しないで。僕が払うよ。
※「shoot off」=出かける、立ち去る、「go halves」=半分に分ける、3人以上で分けるときは「split the bill/check」
「bring」を使う言い方
「bring 人~」という形で「(人)に~をおごる」という意味を表すことができます。
オーストラリア、ニュージーランドで使われる表現です。
A: Thanks for bringing me to this bar. It looks really stylish.
A: このバーに連れてきてくれてありがとう、本当にスタイリッシュな感じだよね。
B: Go and take a seat at that table. I'll bring you a beer.
B: あそこのテーブルに行ってて。ビールを持っていく(おごる)よ。
「bring」に「おごる」っていう意味があるんか?
「bring」は「持ってくる」っていう意味や。
欧米のバーは、日本みたいに最後にまとめて支払うんじゃなくて、カウンターで飲み物と引き替えにお金を支払うタイプの店が多いやろ。
だから「私が飲み物を持ってくるよ」って言ったら「私がカウンターに行って、料金を支払って、飲み物を持ってくる」ってことになるんやろうな。
そう考えると、以下のような会話は不自然になるな。
A: I’m running out of money this month. So I’ll pass on drinking today.
A: 今月は金欠だから、今日の飲み会はパスしたいなあ。
B: It’s alright. Our manager will bring you food.
B: 大丈夫だよ。部長がおごってくれるから(?)。
上の会話だと、「部長が食べ物を持ってくる」って意味になるから意味が分からなくなる。
運動会じゃあるまいし、食べ物を持ってくるわけがないな。
「おごり高ぶる」と言うときの「おごる」
A: He has not been nice recently.
A: 最近あいつ、態度が悪いなあ。
B: He must be conceited because he did well with his business and became rich.
B: ビジネスで成功してお金持ちになったから思い上がってるんだよ。
※「conceit」=うぬぼれる
Pride goes before a fall.
破滅の前に高慢がやって来る。
(おごれる者久しからず)
※「pride」=プライド、高慢、「fall」=降下、衰退
まとめ
この記事では、「おごる」のいろいろな英語表現を紹介しました。
いろいろ覚えるのが面倒な場合は、とりあえず「It's on me.」を覚えておけば「今日は私のおごりだ!」は言うことができます。
でも、どうしておごるのか、その理由も言えるように準備しておいた方がいいですね。
でなければ、なんでお金を出してくれるのか怪しまれるかもしれません。
ボーナスが入ったから、パチンコで勝ったから、いいことがあったから、日本に歓迎するためなど、何でもかまいません。
そして「~だから、今日は私がおごるよ!」のように言った方が、相手も安心するはずです。
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食事や飲みに行ったときに「今日は私がおごるわ」と言うときは「It's on me.」でええわけやな。