おすすめの留学期間はどれくらい?留学期間別メリット&デメリットを解説
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今日は、オーストラリアでモナッシュ大学院を卒業し、オーストラリア在住のYuiさんが、おすすめの留学期間と、留学期間別のメリットとデメリットについて教えてくれます。
留学期間で迷っている場合は、ぜひ参考にしてください。
「どれくらいの期間留学するべきなの?おすすめはある?」
「留学で英語力を身につけるのにどれくらいの期間が必要なの?」
留学に興味がある方で、上記のようなお悩みや疑問をお持ちの方はいませんか?
一般的には、留学期間が長いほど学習効果が高いです。
しかし、各個人の留学の目的、予算、そして人生設計など様々な要因によって、おすすめできる留学期間は異なります。
この記事では、留学期間別に得られる効果、メリットとデメリット、そして目的別におすすめの留学期間を紹介します。
留学を検討している方はぜひ参考にしてください。
期間別留学の種類
留学は期間別に下記の期間で分類されることが一般的です。
- 短期留学:1週間〜3ヶ月の留学
- 中期留学:3〜6ヶ月
- 長期留学:6ヶ月以上
短期留学は、学生ビザの申請が不要で、パスポートに押されるスタンプ(観光ビザ)だけで参加することが多いです。
そのため、留学準備にかかる時間や負担が少ないため、気軽に留学を体験できます。
中期留学になると、短期留学よりも時間的な余裕ができるので、英語の学習だけでなく、現地での観光やボランティアといったアクティビティに取り組むことができ、より充実した留学にすることができるでしょう。
長期留学になると、中期留学以上に語学の学習以外のアクティビティに時間を割くことができるため、留学先の国や地域についてより深く理解することが可能です。
しかし、長期留学をする場合は、ほぼ確実に休職または退職をする必要があるため、留学後のキャリアについて考えておく必要があります。
留学期間別に得られる効果とメリット&デメリット
つづいて、留学する期間を下記の4つに分けて、それぞれの留学期間で得られる効果と、メリット・デメリットについてご紹介します。
- 1週間〜1ヶ月
- 1〜3ヶ月
- 3〜6ヶ月
- 6ヶ月以上
1週間-1ヶ月
1週間から1ヶ月ほどの留学の場合は、英会話や英語環境に慣れることができるでしょう。
メリットは、留学にかける費用を安く抑えることができ、休職や退職をせずに留学できる点です。
また観光ビザで済むため、留学準備が楽であるというメリットもあります。
デメリットは、海外生活に慣れ始めた頃に帰国となってしまう点と、英語力を飛躍的に向上させることが難しいという点です。
1-3ヶ月
英語を習得するために必要な留学期間は3ヶ月と言われています。
そのため1〜3ヶ月間留学すると、英語力が身についたことが実感できる可能性が高いでしょう。
メリットは、英語学習の効果を感じられるだけでなく、海外生活に慣れたり観光やボランティアといったアクティビティも楽しむことができる点です。
デメリットは、休職または退職が必要な可能性がある点です。
3-6ヶ月
3ヶ月以上の留学をすると、日常的な英会話に対する抵抗感がなくなり、さらに英語力が向上していることを感じることができるでしょう。
特にリスニング力の飛躍的な向上が期待できます。
メリットとしては、3-6ヶ月の中期留学では、語学を勉強するだけでなく、マーケティングやプログラミングといったプラスアルファの分野について勉強することができます。
つまり、語学力プラスアルファを身につけることで、留学後の転職活動に役立てることができるでしょう。
デメリットとしては、観光ビザではなく学生ビザなどの申請が必要になるため、留学準備に時間と労力がかかる点と、休職・退職が必要になる点です。
6ヶ月以上
6ヶ月以上留学すると、日常的な英会話だけでなく、高度で専門的な英会話や現地で使用されているスラングなど「生きた英語」も身につくでしょう。
リスニング力はもちろん、スピーキング力も伸び、自信を持って英語で会話できるようになります。
メリットは、1人で海外生活をする力が身につくことです。
また、半年以上の留学になると、現地で多くの友達もできるでしょう。
半年もあると相手の国の価値観や文化についても学ぶことができ、お互いを真に理解することができるはずです。
そしてデメリットは、費用がかかることと、結果を残さないと留学後の転職活動で評価してもらえないという点です。
しかし、費用に関しては、現地でアルバイトやインターンとして働くことで費用を賄うことが可能でしょう。
留学期間の決め方
下記の3点を考慮しながら留学期間を決めることがおすすめです。
- 留学の目的が達成できるか
- 就職・転職活動の時期はいつなのか
- 予算はどれくらいあるのか
それぞれの項目について詳しく解説します。
留学の目的が達成できるか
留学の目的は人それぞれ異なります。
そして、その目的ごとに留学期間も大きく異なるでしょう。
たとえば、「基本的な英語力を身につけたい」という目的である場合は、留学期間は1〜3ヶ月が妥当です。
それに対して、「海外の大学院でMBAを専攻したい」という目的である場合は、1年以上の期間が必要です。
留学期間を決める場合は、まずはあなたの留学目的を考えてください。
それから、その目的を達成するのに、どれほどの期間が必要であるかを考えることがおすすめです。
就職・転職活動の時期はいつなのか
留学期間は、あなたの就職・転職活動といった人生設計によって変わるものでもあります。
転職活動は、基本的にはいつでもできますが、一般的には2〜3月と8〜9月に求人数が増えると言われています。
求人数が増える時期に転職活動をすることで内定も取りやすくなるでしょう。
そして転職活動には準備期間が必要です。
このように逆算していくと、転職活動を考えている人が留学できる期間は自ずと見えてくるのではないでしょうか。
予算はどれくらいあるのか
留学を検討する上で最もネックになるのが「費用」でしょう。
「費用」で、留学先や留学期間がだいぶ限定されてしまうかもしれません。
しかし、下記の点を考慮することで、留学先や留学期間の選択肢が広がるので考えてみることがおすすめです。
- ワーキングホリデーを通して現地で仕事をしながら留学体験をする
- 現地で節約生活をして生活費を抑える
- 大学・大学院留学の場合は、奨学金プログラムに申し込めないか探す
- 留学費用が抑えられる国を留学先に選ぶ
- 留学エージェントを通して語学学校に申し込むことで学費の割引を受ける
- 観光オフシーズンに渡航する
留学期間別おすすめの留学先
ここでは留学を短期留学と中・長期留学の2つに分けて、それぞれの留学におすすめの国をご紹介します。
短期留学
短期留学におすすめの国は、フィリピンとマルタです。
フィリピンは留学にかかる費用をかなり抑えることができるだけでなく、毎日8時間ほどのレッスンを語学学校で受けることができます。
この学習時間は、英語圏の国の約2倍です。
また、ほとんどすべての語学学校でマンツーマンのレッスンを受講することができます。
フィリピンに留学すると、短期間であっても、非常に中身が濃い授業を受講することができるので、英語力を伸ばしやすいと言えるでしょう。
そして、次におすすめなのがマルタです。
マルタはヨーロッパにあるリゾート地です。
まだメジャーな留学先ではないため、ヨーロッパ圏の国であるにも関わらず費用を抑えて留学できます。
また、年間を通して温暖な気候であるため過ごしやすいというメリットもあります。
世界遺産をはじめとする観光地や美しい海を満喫することができるので、リフレッシュをしたいと考えている社会人の方に特におすすめです。
中・長期留学
中・長期の留学におすすめの国は、下記の英語圏の国々です。
コストはかかりますが、現地で一生懸命勉強すれば、かけたコスト以上のものが返ってくるでしょう。
- アメリカ
- イギリス
- カナダ
- オーストラリア
- ニュージーランド
留学先の国はご自身の目的や好みで選ぶと良いでしょう。
しかし、アメリカやイギリスは生活費が非常にかかるので注意が必要です。
またアメリカは、学生ビザ保持者はアルバイトがほとんどできない点も考慮に入れておいてください。
目的別おすすめの留学期間
目的別おすすめの留学期間は下記の通りです。
海外生活を体験したい:1〜2週間
長期留学に向けた準備や練習をしたい:2週間〜1ヶ月
日常生活で困らないほどの英会話力を身につけたい、留学中に成果を出したい:3〜6ヶ月
専門的で高度な英語力を身につけたい:6ヶ月以上
現地の大学・大学院で学位を取得したい:1年以上
これらを参考にしながらご自身の留学期間を検討してみましょう。
留学期間はあなたの目的・予算・今後のスケジュール次第!
留学は、期間ごとに短期・中・長期と3つに分けることができます。
それぞれの期間で、得られる効果や、メリット・デメリットが異なるということを理解する必要があるでしょう。
そして、留学期間を決める際には下記の3点について考えてください。
- 留学の目的が達成できるか
- 就職・転職活動の時期はいつなのか
- 予算はどれくらいあるのか
計画的に留学期間を決めましょう。
留学前に英語力を最大限に伸ばす方法
留学するのだから、日本にいる間に英語を勉強しなくても大丈夫!と考えていませんか?
もし、そんなふうに考えていたら、あなたの留学経験は、期待している結果の50%も達成できません。
英語を話せない状態で留学したら現地の友達を作れないため、現地の人と会話をする機会が極端に少なくなり、英会話が上達しないからです。
しかし、留学前に英会話を練習しておくことで、留学と同時に現地の友達を作り、英語漬けの留学生活を送ることが可能になります。
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