「褒める」の英語4選 +相手を褒める英語フレーズ19選
あなたは「褒める」を英語で表現することはできますか?
また、相手を褒めるときに使える表現をどれくらい知っていますか?
日本人は謙遜や謙虚が美徳と考えるところがあるため、日常の中であまり相手を褒め称えたりする場面が多くはありません。
しかし、英語圏の国々では話し相手の気分を上げたり、会話を広げたりするために相手を褒めることはよくあることです。
つまり、外国人と英会話をする際には相手に褒められる場面が多いだけでなく、あなたも相手を褒める必要があるということです。
相手を褒める英語フレーズは数多くあります。
場面や相手を褒める度合いによって正しく使い分けることが必要です。
この記事では、「褒める」を意味する英語表現4つと、相手を褒める際に使える英語フレーズを19個紹介します。
どれも日常生活でよく耳にする表現であるため、しっかりと身につけましょう。
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目次
「褒める」を表す英語4選
まずは、「褒める」を意味する英語を4つ紹介します。
下記の通りです。
- praise
- compliment
- recognize
- commend
それぞれの英単語の使い方やニュアンスについて例文を用いながら解説します。
praise「褒める」「賞賛する」
大きなことを成し遂げたり、努力をして頑張ったりした人に対して褒める際に”praise”を使います。
上司はそのプロジェクトにおける私のパフォーマンスを褒め称えて下さりました。
compliment「褒める」
“compliment”は、動詞の場合は「褒める」という意味がありますが、名詞は「賛辞」や「称賛」の他に「お世辞」という意味もあるため注意してください。
これは、相手が身につけているものや髪型など、相手の「モノ」や「外見」を褒めるときに使う単語です。
今日、何人かの同僚が私の新しいマフラーを褒めてくれました。
recognize「認める」「承認する」
“recognize”は元々「認識する」や「認知する」を意味する単語で、そこから派生して「認める」や「承認する」という意味になりました。
努力や功績が公に認められたときに使われることが一般的です。
また、前述の”praise”が1対1で褒めるときに使われる単語であるのに対して、”recognize”は大勢の人が1人を褒めるとき、あるいは1つの団体を褒め称えるときに使います。
その団体は彼女を極めて優秀な教師であると認めています。
※outstandingly=非常に素晴らしく、able=有能な
commend「褒める」「賞賛する」
“commend”は、人の能力や行動を褒め称えて、何かに推薦する際に使われる表現です。
ビジネスなどフォーマルなシーンでよく使われます。
マネージャーはボブに部長職を推薦しています。
相手を褒めるときに使える英語フレーズ19選
次に相手を褒めるときに使える英語フレーズを紹介します。
英語で人を褒め称えるフレーズは数多くあるため、下記の3つのカテゴリに分けて見ていきましょう。
- 軽く褒めるときに使える褒め言葉
- 強く褒めるときに使える褒め言葉
- 心の底から相手を褒めるときに使える褒め言葉
これらのフレーズはいずれも日常生活でよく使うフレーズです。
ぜひ身につけて積極的に使ってください。
軽く褒めるときに使える褒め言葉
まずは、相手を軽く褒めるときに使える褒め言葉は主に下記の通りです。
- Nice.「いいね」
- Good.「いいね!」
- Cool.「イケてるね」
- I’m proud of you. 「すごいね」
“Nice.”や”Good.”など1語で使うことも可能ですが、物足りなさを感じる場合は”That’s very nice.”や”That’s really good.”のようにセンテンスにしたり、”very”や”really”を付け加えると良いでしょう。
“be動詞+ proud of 〜”で「〜を誇りに思う」という意味の英語表現です。
この日本語訳を見ると少し大袈裟に感じられるかもしれませんが、ネイティブは日常生活でこのフレーズをよく使うので覚えておきましょう。
強く褒めるときに使える褒め言葉
次に、相手を強く褒めるときに使える褒め言葉は下記の通りです。
- Great.「素晴らしい」
- Awesome.「よくやった」
- Smart.「賢い」
- Good job!「よくやった!」
- Well done.「よくやった!」
- Way to go.「よくやった!」「いいね!」
- Attaboy! / Attagirl! 「いいぞ!」
“Great.”は、日常会話などカジュアルなシーンから、ビジネスなどフォーマルなシーンまで活用できる汎用性の高い表現です。
“Awesome.”は「畏敬の念を抱かせる」や「荘厳な」などかしこまった意味を持つ形容詞ではありますが、褒め言葉として日常生活でよく使われます。
前項の「軽く褒めるときに使う褒め言葉」のときと同様に、”Great.”や”Awesome.”など一語で褒めるときに物足りないと感じる際には、センテンスにしたり、これらの褒め言葉の前に”really”や”absolutely”といった語句を付け加えたりすることで、褒める気持ちを強めることができます。
“Way to go”は、昔はスポーツで好プレーをした選手に対して使われる褒め言葉でしたが、現在はスポーツに限定せず努力をして目標を達成することができた人を褒めるときに使う表現に変わりつつあります。
“Way to go”は下記のようにさまざまな意味を持つ熟語です。
- 「よくやった!」
- 「途中の」
- 「〜するのがベスト」
- 「やってくれたな」「やっちまったな」
“way to go”の意味や使い方についてさらに詳しく知りたい人は、『way to goの4つの意味と関連イディオムを5つ紹介!』も併せて読んでください。
“Attaboy!”または”Attagirl!”はアメリカで主に使われているスラングです。
子どもを褒めるときに使います。
男の子を褒める際には”Attaboy!”、女の子を褒める際には”Attagirl!”といった具合です。
心の底から相手を褒めるときに使える褒め言葉
最後に、「最高に素晴らしい!」と心の底から相手を褒めるときに使える褒め言葉を紹介します。
下記の通りです。
- Amazing! 「素晴らしい!」
- Perfect!「完璧!」
- Fantastic!「とても素晴らしい!」
- Excellent!「でかした!」
- Beautiful!「お見事!」
- Incredible!「信じられない!」
- Impressive!「印象的だ!」
- You’re badass. 「最高」
上記の“Amazing.”から”Impressive.”までの褒め言葉については、これだけでも十分相手を強く褒めることができますが、もう少し丁寧さが欲しい場合は、センテンスにしたり、”really”や”very”などの強調を表す語とセットで使うことがおすすめです。
“Beauttiful.”は「美しい」という意味を持つ形容詞ですが、相手の行動や発言に対して「素晴らしい」と褒めるときにも使えます。
“You’re badass.”はスラング的な表現です。
“badass”で「最高」や「とても良い」という意味になります。
本来は「攻撃的な」や「不親切な」という意味を持ち、褒め言葉からかけ離れていますが、スラングとして使う場合は相手を最高に褒め称える表現になるため注意してください。
外見やモノだけでなく、人の行動や状況などあらゆるものを褒めるときに使える表現です。
しかし、非常にカジュアルで砕けているため、親しい人に限定して使うことをおすすめします。
【番外編】褒められたときの返答に使える英語フレーズ
最後に番外編として、相手に褒められときの返答に使える英語フレーズを紹介します。
日常会話では、会話のきっかけ作りや、相手の気分を良くするために相手を褒めることはよくあることです。
そのため、その返答がスムーズにできると円滑なコミュニケーションができるようになるでしょう。
相手に褒められたときには、下記のフレーズがパッと言えるように覚えておいてください。
- Thank you. 「ありがとう。」
- That’s very nice of you. 「そんなことを言ってもらえて嬉しい。」
- I’m glad to hear that. 「それを聞いて嬉しい。」
- I still have lots to learn. 「まだ学ぶべきところがたくさんあります。」
- I like your ○○, too. 「私もあなたの○○はステキだと思います。」
- I worked very hard. 「一生懸命やりました。」
- I really appreciate your kind words. 「お褒めの言葉に感謝いたします。」
- Your praise humbles me. 「お褒めに預かり恐縮しております。」
- I’m honored to receive such a compliment from you. 「あなたからそのようなお褒めの言葉をいただけて光栄です。」
- Your compliment means a great deal to me. 「お褒めの言葉をいただいて大変嬉しく思います。」
相手を褒める英語フレーズはたくさん!程度によって使い分けよう!
この記事では、「褒める」を意味する英語表現を4つ紹介しました。
下記の通りです。
- praise
- compliment
- recognize
- commend
これらはそれぞれ、日常会話やビジネスなど場面によって使用する単語が異なると共に、相手の何を褒めるかによって使い分けることも必要です。
正しく使えるように、単語や意味だけでなくニュアンスまでしっかりと押さえましょう。
また、相手を褒める際に使える英語フレーズも19個紹介しました。
いずれのフレーズも日常会話やビジネスシーンなど多様な場面で使える表現です。
できる限り多くの表現を身につけて、使いこなせるようにしてください。
なお、お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 “ある練習” が必要です。
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今回は、「褒める」は英語でどう表現すればいいか紹介します。
普段の会話でも使うことがありますので、正しく使いこなせるように最後まで読んでマスターしましょう!