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英語スラング”dude”の意味3つと使い方|それぞれの代替表現を紹介

 2024/02/14 英会話
この記事は約 9 分で読めます。
dudeの意味
Yui
こんにちは。英語ライターのYuiです。
今回は、dudeの意味と使い方ついて説明します。

学校英語ではdudeを習うことはありません。
標準的な英会話教材でも出てこないと思います。
でも、日常会話ではよく出てくるので、この記事を最後まで読んで使い方を覚えてしまいましょう。

あなたは洋画や海外ドラマを視聴している際に、”dude”という単語を耳にしたことはありますか?

“dude”は英語のスラングの1つで、さまざまな意味を持ちます。

しかし、使用する相手や場面を選ぶ語であるため、使い方には注意が必要です。

自分では使わないかもしれませんが、他の人が使ったときに理解できるように、最後まで読んでください。

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“dude”の由来

アメリカで”dude”が誕生したのは、ブルックリン橋が完成した19世紀後半であるとされています。

当時は、流行のファッションに身を包んだイギリス人の話し方や服装を真似した人のことをバカにするときに使われていたようです。

英和辞書で確認してみてください。

“dude”には「気取り屋」や「洒落込んだ男」という意味があります。

これらの意味には、このようなバックグラウンドがあったということです。

時代が進み、1940〜1970年代頃には、ジャズプレーヤーのような「かっこいい男性」を指す言葉に変わりました。

そして1980〜1990年代には、カリフォルニアのサーファー同士で男性の呼称として使われるようになり、現在に至るという経緯があります。

このように、”dude”は時代とともに大きく意味を変えてきたため、複数の意味を持っているのです。

“dude”が持つ3つの意味

“dude”には、「気取り屋」「都会育ちの人」「奴」「お前」などさまざまな意味がありますが、下記の3つの意味で使われることが一般的です。

  • 男の人の呼称
  • 感情表現
  • 挨拶・呼びかけ

“dude”は「デュード」と発音します。

ここでは、それぞれの意味と使い方について例文を用いて解説します。

dudeの意味①:男の人の呼称

“dude”は、「お前」「ヤツ」のように男の人の呼称を表します。

若者から大人まで男性同士で使うことが一般的で、非常にフランクでくだけた表現です。

単数の場合は”dude”、複数の場合は”dudes”にしてください。

複数形の場合は、「デューズ」と読みます。

非常に仲が良い男性を指すときに、”my dude”と呼ぶことがあります。

男性が”my dude”と呼ぶときには「親友」、女性が呼ぶときには「彼氏」という意味です。

A: That dude was so rude!
A: あの野郎、超失礼だった!
B: What happened?
B: どうしたんだ?

A: Hey, dudes. Let’s have a drink tonight!
A: おい、野郎ども。今夜は飲みに行こうぜ!

dudeの意味②:感情表現

次に、下記のようにさまざまな感情を表す際にも”dude”を使うことができます。

  • 驚き
  • 怒り
  • 感動

ここでは、それぞれの感情の使い方について解説します。

驚き

日本語では「おぉ!」「わあ!」に当たる語として使うことができます。

例文で確認しましょう。

A: What are you doing?
A: 何してるの?
B: Dude! You scared me! I didn’t know that you were here.
B: わぁ!驚かせるなよ!お前がそこにいたなんて知らなかったよ。

怒り

次に「怒り」です。

日本語にすると「おいっ!」「こらっ!」にあたります。

A: I got a LINE message from my girlfriend. I’ll check it out.
A: 彼女からLINEが来た。ちょっとチェックするね。

B: Dude! Don’t do that! You're driving a car now.
B: おいっ、そんなことすんなよ。今、車の運転してんだろ。

感動

最後に「感動」です。

これは、比較的「驚き」に似ており、「わぁっ!」「おぉっ!」といった意味になります。

Dude! You look super beautiful in a red dress!
おぉ!赤いワンピース着るとめっちゃ綺麗じゃん!

Dude! This is so tasty. How did you cook it?
おぉ!これめっちゃうめぇじゃん!どうやって料理したんだ?

dudeの意味③:挨拶・呼びかけ

3つ目の意味が、「やぁ」「よっ!」のように挨拶や相手にフレンドリーに話しかけるときの呼びかけです。

特に意味があるわけではないのですが、相手の名前の代わりに”dude”を使うこともあります。

たとえば、” Hi, John.”ではなく、” Hi, dude.”といった具合です。

しかし、この使い方はアメリカで使われることが多いです。

イギリスやアメリカでは”dude”ではなく、”mate”がよく使われます。

使う際には気をつけましょう。

A: How are you going, dude?
A: よっ! 調子どう?
B: Same as usual.
B: いつも通りだよ。

“dude”の代わりに使える言葉

“dude”はスラングであるため、使用する相手や場面が限られています。

そのため、”dude”の代替表現を覚えておくことで、相手や場面によって臨機応変に使い分けることができるようになるでしょう。

ここでは、下記の”dude”が持つ3つの意味ごとに使える代替表現を紹介します。

  • 男の人の呼称
  • 感情表現
  • 挨拶・呼びかけ

“dude”と併せて覚えましょう。

男の人の呼称

「男の人の呼称」の”dude”の代替表現には、下記のようなものが挙げられます。

  • guy
  • man(複数形の場合は”men”)
  • bro(“brother”の省略形。「ブロ」と読む。)
  • mate (イギリスやオーストラリアで使われる)

“bro”や”mate”も”dude”と同様にスラングであるため、使用する相手や場面に気を付ける必要があります。

そのため、”guy”や”man”を使うのが無難です。

感情表現

感情表現、特に「驚き」を表現する際には、”dude”の代わりに”man”を使うことができます。

挨拶・呼びかけ

親友や恋人など親しい関係にある男性に対する呼びかけや挨拶に使える”dude”の代替表現は、下記の通りです。

  • man(複数形の場合は”men”)
  • bro
  • buddy(「相棒」という意味。「バディ」と読む。)
  • fam(“family”の省略形)
  • pal(「友達」や「仲間」を意味する)
  • bestie(“best friend”の省略形で「ベスティー」と読む)

しかし、上記にもありますが、挨拶や呼びかけとして使う”dude”はアメリカだけです

イギリスやオーストラリア、ニュージーランドでは”dude”ではなく”mate”を使うことが一般的なので気をつけてください。

“dude”を使う際の注意点

“dude”は英語のスラングであるため、使い方に注意しないと相手を不快な気持ちにしてしまいます。

特に下記の3点には注意しましょう。

  • ビジネスや論文などフォーマルな場面では使わない
  • 女性に対しては使わない
  • 使いすぎてはいけない

ここでは、それぞれの注意点について詳しく解説します。

ビジネスや論文などフォーマルな場面では使わない

上記にもありますが、”dude”はスラングです。

つまり、友達や仲間など親しい関係の人同士で使う言葉であるため、ビジネスや論文などフォーマルで丁寧に話すことが求められるシーンで使用するのは謹んでください。

女性に対しては使わない

“dude”には「男性の呼称」という意味がありますが、それ以外の意味であっても男性を相手に使うことが一般的です。

女性に使用すると失礼で、相手を不快にしてしまう可能性があるため気をつけてください。

しかし、女性から親しい男性に対して使う分には問題ありません。

外国人の男友達と親しくなるにつれて、”dude”と呼び方を変えてみると良いでしょう。

使いすぎてはいけない

洋画や海外ドラマを見ていると、”dude”が頻繁に使われている印象を持つかもしれません。

しかし、”dude”を使いすぎると、頭が悪いという印象を相手に与えかねないので注意してください。

このような理由から、ネイティブスピーカーであったとしても、”dude”は多用しません。

相手や場面に注意しながら“dude”を使おう!

この記事では”dude”の意味と使い方について説明しました。

“dude”には、主に下記の3つの意味があります。

  • 男の人の呼称
  • 感情表現
  • 挨拶・呼びかけ

さまざまな意味を持つため便利な表現ではありますが、スラングです。

使用する際には下記の3点に注意しましょう。

  • ビジネスや論文などフォーマルな場面では使わない
  • 女性に対しては使わない
  • 使いすぎてはいけない

“dude”の意味や使い方だけでなく、これらの注意点にも留意しながら正しく使えるようにしてください。

なお、お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 “ある練習” が必要です。

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ライター紹介 ライター一覧

Yui

Yui

高校で英語教員として8年勤めた後、オーストラリアに留学し、モナッシュ大学院観光学部に入学。2021年に卒業した後、現地企業でマーケターとして勤務しました。現在はライターとしてオーストラリアで活動しています。

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